テラーノベル
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夜もだいぶ遅くなった頃。
ソファで並んで座りながら、なんとなくテレビを眺めていた。
でも、たっつんさんは今日はやけに静か。
肩はくっついたまま。
たまに指先が触れるたび、心臓が変に跳ねる。
「……眠い?」
聞くと、たっつんさんは小さく首を振った。
「眠くはない」
「じゃあどうしたの?」
すると少しだけ視線を逸らして、
「……近いと落ち着く」
なんて言う。
ずるい。
今日はほんとに甘さがおかしい。
「たっつんさん今日すごい甘いね」
「しゃーないやろ」
そう言って笑うけど、耳が少し赤い。
そのまま沈黙。
静かな時間。
でも嫌じゃない。
むしろ心地いい。
すると不意に。
きゅ。
「え?」
たっつんさんが指を絡めるみたいに手を繋いできた。
「た、たっつんさん?」
「……なんか今日、離したくない」
低くて優しい声。
ドキドキが止まらない。
「なんでそんなこと言うの……」
「ほんまやから」
即答。
しかも真っ直ぐ。
そのあと少し照れたみたいに笑って、
「今日ずっと思っとった」
「?」
「……好きやなぁって」
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「っ……!」
顔が熱くなる。
絶対今真っ赤。
たっつんさんはそんな反応を見て、ふっと笑った。
「かわい」
「もう〜……!」
恥ずかしくて顔を隠そうとすると、
「隠さんで」
優しく手を取られる。
そして。
こつ。
額が軽く触れる距離。
「ちゃんと顔見せて」
近い。
近すぎる。
「今日いっぱい我慢したから」
「何を?」
「……ぎゅーしたいのとか」
その言葉にまた心臓が跳ねる。
たっつんさんは困ったみたいに笑いながら、
「好きな子相手やと余裕なくなるな」
って小さく呟いた。
そのまま、そっと抱き寄せられる。
強引じゃない。
でも離したくないって伝わるくらい、優しい力。
「……安心する」
耳元で落ちる声。
「今日、いっぱい充電できた」
そう言って嬉しそうに笑うたっつんさんは、いつものかっこいい姿より少しだけ幼く見えて。
その特別感に、胸がぎゅっと熱くなった
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