こちらはirxsのnmmn作品になります
ご本人様には全く関係ございません
全て筆者の妄想です
キャラ崩壊、体調不良表現有り
水赤要素有り(今回青赤強め)
地雷の方はブラウザバック推奨
予告し忘れたのですが今回で全メンバーがようやく揃います
ここまで大丈夫な方のみどうぞ
「…けほっ…」
薄々リウラは気付いていた
「(これ熱出てんな…)」
妙に熱い体と奇妙な怠さ、そして咳
確定演出と言っても良いだろう
元々リウラは体が弱い
1か月に一回位は体調を崩す
その大体が微熱であったり若干喉の調子が悪いとかそういう物であるのだが
「…ヤバイな」
信じられないくらい体が重い
あと何か息苦しい
稀に高熱が出たり、歩けないくらい気分が悪くなる事がある
よりによって一人で仕事してる時に
ずるずると床に座り込みながらリウラは机の携帯を手に取る
「(今仕事中だよな…申し訳ないけど)」
ぽちりとボタンを押し、幼い頃から自分を気にかけてくれている青い彼に電話した
いつものように書類整理のため、ホトケはボスの部屋へと向かう
「りうちゃーーん!開けてーー!」
しかし今日は様子がおかしい
いつもなら扉をノックするか外から呼ぶかしたらリウラが扉を開けてくれる
それなのに
「りうちゃーーん!?大丈夫ーーー!?」
一向にリウラが出てこない
この声量で呼んでいるのにも関わらず
「(今日りうちゃん不在なの…?)」
いや、でもそんな事一言も言われていない
伝え忘れ?緊急の何かが?
それとも…
「(中で倒れてたり…?)」
流石にそんな事があったら不味い
ボス室の鍵がかかった厳重な扉
中から開けて貰えなければ入れない
「(どうしよう…いふくんに鍵借りてなんとかするか…?)」
そんな事をホトケが悶々と考えていた時
「おいほとけ、そこ邪魔やねん」
「…いふくん!?」
「うるせぇ。お前声デカイわ」
呆れたような目でこちらを見るイフが後ろにいた
普段ならここでホトケもイフに言い返していただろう
しかし今は
「ねぇ、今日ってりうちゃん居ない…?ノックしても呼んでも返事無いんだけど…」
「…は?お前何かリウラに用有るん?」
「用有るって言うかいつもの書類整理だよ…それより今りうちゃん居ないの?いふくん何か知ってる?」
「あぁ…書類整理かよ…」
面倒臭そうにそう返すイフにホトケは訝しげな視線を送る
「何?仕事しに来ただけなんですけど!?」
「来んなとは言ってへんわ…ったく」
イフはどうすっかなーと呟きながら腕を組んだ
そんなイフの様子を可笑しく思い、ホトケは益々イフを問い詰める
「どうすっかなーってどう言う事!?ねぇ、りうちゃんに何かあったの!?教えてよ!!!」
「ちょ、お前あんまり叫ぶなや…!」
「なら教えて!!!」
「ホンマ面倒やなお前…分かった教えるから離れろ。暑苦しいわ 」
「…風邪…???」
「今さっきリウラから電話が有ったんよ。風邪引いちゃったから看病頼むって」
イフから告げられた言葉に目をぱちくりさせるホトケ
取り敢えず先程の様子は収まったが
「風邪…なのは分かったけどおかしくない?ノックもしたのに開けてくれなかったって事は結構重症なの!?」
「変なとこ鋭いなお前」
「まぁ僕はりうっこですから…じゃなくてりうちゃんヤバイじゃん!!!早く看病してあげなよ!!!」
「だからどけって言ったんやん…そういう事やから」
そう言って鍵を扉に差し込むイフ
それを側で見ているホトケ
「…何やっとんお前」
「え?扉が開くの待ってる」
「今日は書類整理ええから宿舎戻れ」
「やだよ!!!りうちゃんが今も熱で苦しんでるのかもしれないのに!!!」
「看病は俺一人でも充分やから!」
「一人だとマトモに自炊も出来ない人が何言ってんのさ!!ダンボールハンバーグ生成した癖に!!!」
「おまっ…なんで知ってんねんそれ!!」
「りうちゃんから聞いた。まぁ普通に考えて?ハンバーグも作れないような人が?誰かを看病するとか無理だと思うんですが?」
「後でリウラしばくわ」
ホトケからの煽りに青筋を立てながらも、なんとか冷静にイフはそう言い放った
「認めたないけど、確かに俺生活力はゴミ程度しかないからな」
「でしょ?だから僕が手伝って」
「でもお前の助けは必要無い」
「はぁ!?」
扉の取っ手を握りそう言うイフ
そんな彼をホトケは睨み付けた
「何言ってんのさ!!そんなに僕が信用出来ないの!?」
我慢出来ないとでも言うように言葉を継ぐホトケ
「風邪で弱ったりうちゃんを殺そうとしてるとでも思ってんの!?そりゃ幹部様は怖いだろうね!!こんな信用出来ない奴なんて!!」
「そういう訳ちゃうわ。まぁそうとも言えるかもしらんけど」
曖昧に答えるイフにホトケは苛立ちが募る
「っ…ならなんでっ…!」
「ハイハイ一旦落ち着いてーな~」
突然後ろから現れた男に腕を掴まれ、ホトケは動きを止めた
「…え?」
「ショウ。お前もう来たんか」
「いやぁ、丁度お仕事が終わったとこやったからなぁ」
ふわふわと話し始める白髪の男
親しげにイフと話し始めている…ダイスの人間なのだろうか
「なんか大丈夫そ?殴り合い始まりそうで止めちゃったねんけど…」
「心配せんでええよ。あと、」
イフがホトケを指差す
「コイツが例の奴な」
「…あぁ!りうちゃんに初対面で告白したっていう元敵幹部の子か!」
紫の目を瞬かせ人なつっこそうに話し掛けてくる男
「いふくん、この人誰…?」
「コイツはショウな。ダイスの幹部の一人なんやけど医師でもあるから」
「…お医者さん?」
「そ、医者来たからリウラの看病の心配は無いっちゅー事や」
「どーもどーも初めましてぇ!!君は…ホトケ君やっけ?俺がショウ、よろしくなぁ」
ニコニコと笑って握手を求めるショウに、ホトケは一種の感動を覚えていた
「なんか感動なんだけど…ダイスにこんなマトモそうな人居たんだね…」
「お前が言うんそれ…あとこう見えてショウもかなりヤバ」
「今は取り敢えずりうちゃんの看病せんといけんやんか!!」
イフの言葉を遮るショウ
そんな彼にホトケは質問する
「あのショウさん!僕もりうちゃんの看病手伝って良いですか…?」
「…あーー…」
考え込むような素振りを見せるショウ
「ええよ」
「…良いの!?」
「は」
上から
平然と許可を出すショウ
喜ぶホトケ
唖然とするイフ
「やっっっったぁぁぁ!!!ありがとうございますショウさん!!!」
「ええよええよ~そりゃぁ好きな子が風邪引いとったら心配よなぁ」
「ショウさんマジ天使!!!この気持ち分かりますよね!?」
「待て待て待て待てお前ら」
和気あいあいと話し始める二人をイフが止めようとする
「なぁショウ!!この変態にあの状態のリウラ見せて良いと思っとるん!?」
「…確かに」
「万が一の事があったら…」
「でもさぁ」
必死に説得するイフにグーサインをし、ショウはこう言った
「おもろそうやん?」
「そういやお前もアホやったな」
「流れるような罵倒さすがやね」
ガチャ…
そんな会話をしていると
ボス室の扉が開いた
「…あ」
はぁはぁと荒い息を漏らすリウラが
「っ…お前らうるっせぇ…っ」
扉に寄り掛かりながら絞り出すようにそう言った事で
「「「…すみません」」」
3人は慌ててリウラの看病にシフトチェンジしたそう
「…マジですまんリウラ」
「いや…仕事中に呼んじゃった俺も悪いんだけど…一応病人が居る部屋の前だからね…?」
「ごめんりうちゃぁぁぁん!!」
「しょうちゃんうるさい…でも来てくれてありがと…」
「大丈夫かリウラ?大分キツそうやけど」
「ん…一旦寝てても良い…?」
「寝てろ寝てろ。あと多分着替えた方がええよ」
「着替える…あれパジャマどこだっけ…」
「僕が探すわ」
「ありがとしょうちゃん…」
苦しそうに息を吐くリウラをせかせかと看病するイフとショウ
それを呆然と見てるホトケ
「…お前もしかしなくても『風邪引いたりうちゃん可愛いいい』とか思ってんだろ」
「そんな事無い事は無いんだけどさ…」
「思っとるんやんキッショ」
イフの罵倒は聞こえない振りをし、ホトケは先刻から思っていた事を口にする
「…なんかりうちゃんキャラ違くない??」
「リウラ風邪引くとああなるんよ」
「ポヤポヤしてるりうちゃんかわ」
「ほとけっちうるさい…」
思わず変態発言をしそうになったホトケを小声でリウラが遮る
「ごっごめんりうちゃん…」
慌てて謝るホトケ
「…看病しに来てくれたの?」
「…えっ?あ、うん」
思わずホトケは手で鼻を押さえる
(鼻血防止)
「…余計なことしないでね」
「あ、はい…」
拍子抜けしたようにそう返すホトケ
「リウラお前にはいつも通りやな」
「いや、逆にいつも通りで良かったよ…」
「ちょっと鼻血出てんぞお前」
「りうちゃーん、パジャマ着れそーか?」
数分後、赤いパジャマを手に持ったショウが戻ってきた
「ん、着れる…」
コートを脱ぎながらリウラはそう返す
「パジャマ着たらもう寝ろ。布団は敷いといてやったから大人しくしとけ」
「分かった…んぅ…」
大分眠いのだろう
うとうとしながらパジャマに着替え、布団に入るリウラ
「水飲むか?腹減ったらショウに言え」
「だいじょぶ…ねる…」
布団にすっぽりとくるまったリウラに優しく話し掛けるイフ
それはまるで
「兄弟…?」
「こういう時のいふりうって兄弟感強めなんよなぁ」
「…」
「…あらら、嫉妬してもうた」
「じゃあおやすみ。俺仕事戻らんといけんから」
一回ぽんっとリウラの頭を撫で、イフが出て行こうとした時
「…もうちょっと居てくれない…?」
伸ばされたリウラの手がイフのコートを弱々しく掴んだ
「…しゃーないなぁ」
もう一度椅子に座り直し、イフはリウラの頭を優しく撫でる
「っ…えへへっ…」
何とも嬉しそうに笑ったリウラの顔は
裏社会のボスには見えなかった
「(声にならない悲鳴)」
「ホトケ君うるさいよー」
「く゛ぅっ…笑ってるりうちゃん尊いっ…いふくんが憎いぃぃっ…」
「まぁ許したってやぁ。多分まろちゃん直ぐ仕事に戻らんといけんやろし、この後は僕達で看病するでぇ~!」
「ってか悔しいけどいふくんの方が全然りうちゃんの兄感有るじゃん。ないちゃん自称兄なのに」
「あの人は常軌を逸した変態やから」
終わり方がとても雑、しかも長い
すみません
次回:リウラの看病の為いむしょー頑張る
そのままですね
コメント
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只今一気見させていただきました♪ 赤君がマフィアのボスって所や水君がガチ恋ドM 勢などの設定からすでに最高です! しかも桃青要素も後々出てきそうだし赤水も…? 次回の話も楽しみにまっています! 初コメ&フォロー失礼しました♪
フォロー失礼します!