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梅先輩と話して直ぐに俺は引っ越した。
隣町だけど誰も来やしない…、これで良かったんだ。
高校は新しく入るのを辞めてバイトをした。
そこは飲食店で親父さんが切り盛りしてる店だ、俺が雇って下さいって言ったら快く済ませてくれた。
風鈴生と会わなくなるのはキツかったけど今はこれで十分だ…、親父さんも良くしてくれるし…。
数週間後に親父さんから友達って言ってる子が来てるよと言われて俺は不審に思った。
皐月(この街で友達なんて居ねぇけど…、親父さんが言うから取り敢えず相手するか)
そう考えた俺が馬鹿だった…。
桜「よう」
皐月『…、なんでここにいんだよ』
桜「それは俺のセリフだ、何勝手に高校辞めてんだ」
皐月『それは…、俺は邪魔だから…』
桜「誰が言ったんだよそれ」
皐月『…ッうるさい!もう俺の事は忘れてくれよッ、逃げたヤツだって、もう、捨ててくれ…』
そう言うと桜はため息をついて
桜「…、なぁ、俺らお前に対して嫌な事、したか?」
皐月『…、え?』
桜もししたなら、あ、謝る。」
皐月『違う、悪いのは俺なんだ…、2年生の梶さんに言われて…俺は自己完結してた…、桜達と仲良くなれたつもりが…、出来てなくて…。
怖くなった…、捨てられるのが…、嫌われるのが…。だから捨てられる前に俺が離れようと思った…。』
その話を聞いて桜は溜息をしてから
桜「それって、俺らが言ったのか?」
皐月『…、違う』
桜「なら、お前が言う捨てられるとか、話ちげーじゃん」
皐月『……、うん』
桜「勝手に街から逃げるわ、俺らの事忘れたいだとか辞めろよ…、俺はお前の……、皐月と友達だろ!」
桜からそう言われて…
皐月『…ッ本当はまこち街で過ごしたかった…、でも怖くて…、俺が皆の足手まといになるのが怖くて…ッ』
そう言う俺に桜は呆れ顔で
桜「何回も言ってるけど、俺は皐月の見方だし、俺はお前のこと好きだって何回も言ってるだろ…だから……その辺…、い、意識してくれよ…///」
桜はトマトみたいに顔真っ赤で俺はまこち街が恋しくなった……。
皐月『…でも、俺高校辞めたし…』
桜「あー、それなら問題ないぞ、アイツが寸止めしてるハズだから」
今から電話掛けるわ、そう言った桜と梅先輩には感謝しかない…。
桜「…、アイツが何とかしたみたいだ、だから風鈴に居ていいってよ」
皐月『……ッ桜、ありがとう、本当は辞めたくなかった、好きなんだこの街が…桜も風鈴も、みんな大好きだ…ありがとう、助けてくれて』