にゃぽ)にぃ様…どうしましょう…
日本)うーん…
海のように青々しい空とは裏腹に、日本たちは、一番恐れていたことに直面してしまう。
にゃぽ)道に迷いました…
日本)完全に迷ったなー…
迷子の二人だけの道は、絶対に通学路だとは思えないほど汚く、整備などされていないようだ。
だが、そんなことが分かっても、道がわからなかったら意味がない。
人に道を聞くため、こんな人が明らかに通らないであるところから早く抜け出そうとするが、この状況で更に歩いていくと、更に迷ってしまう可能性もあるため、簡単に抜け出せない状態だ。
引き返そうとしても、その引き返すためのちさ道もわからない。 頭を抱えていると、日本の足元に、大きな人影が写った。
〇〇)ん?なんでここに人居んの?
それは、自分たちより大柄な、同じ制服のようなものを着ている男の人だった。
制服はめちゃくちゃにリメイクされており、日本たちの制服についているマークがなかったら、同じ学校だなんてわからないほどだ。
〇〇)お、可愛い奴もいんじゃ〜ん♡
にゃぽ)きゃッ!
そう言って、大柄の男に掴まれたのは、目の前にいるのはにゃぽんだった。
自分が転生者なのにとも思いつつ、流石にこのままにしておけない日本は、大男に話しかける。
日本)ぁの…にゃぽんは男の子ですし…離してあげてッ
〇〇)は?チビな奴がなに言ってんdッ
なんの音だと上を見上げると、にゃポンがあの大男の顎に、ダイレクトパンチを決めていた。
にゃぽ)僕に何してもいいけど、にぃ様の悪口は許しませんッ!
そんな可愛らしいセリフとは裏腹に、後ろには倒れている男の人、口からは血がにじみ出てきている。
流石にやばいので、証拠隠滅の方法を考えていると、その大男のポケットに入っている携帯が見えた。
とりあえず、地図のアプリで学校を検索し、この大男を保健室へ連れて行くことにした。絶対に保健室では治らないような見た目をしてはいるが、大丈夫だろうと、ズリズリと大男を引きっって歩いてった。
〇〇)んぅ…
日本)あ、起きました?
日本たちは、無事に学校にたどり着くことができたが、後ろには連れているのは倒れている男性、大騒ぎになるのも当然で、すぐさま先生が駆け寄ってきた。
そして保健室に大男を運び終わり、診察をしてもらうと、 大男の口から出てきていた血は、下を噛んだために出てきたものだとわかった。
だが、起きたばかりの大男は口を抑え、痛そうにしている。
流石にあのダイレクトパンチは、見てるこっちも痛くなってしまうほどだったので、可愛そうになり、棚にある痛み止めを取ろうとする。
日本)んグッ…
だが、案の定自分より高い位置にある棚には、自分の手は届かなかった。
一生懸命背伸びをしても、取れる気配はなく、諦めて何か乗れるものを取りに行こうとすると、
〇〇)ッ…痛み止めぐらい取ってくれよ…気が利かないチビだなぁ
日本)は?
余計な一言をいい、あの大男がとってくれた。
いや、「取った」と言ったほうがいいのかもしれない。
取った痛み止めの薬は、日本に渡すこともなく、自分で2粒ぐらいを取り出し口に入れる。
そして、水も飲まずに無理やり飲み込んだ。
日本は、さっきの発言をずっと今も引きずっており、一人ご立腹でいると、日本を怒らせた張本人が話しかけてくる。
〇〇)おい、あのクソ怪力ゴリラにゃんこどこ行った?
「クソ怪力ゴリラにゃんこ」と言うものはにゃぽんだろうか、だがそれがにゃぽんだとしても、にゃぽんの代わりに日本が保健室の先生がいない間、大男の様子を伺うといったため、 今は教室で、転校生の挨拶をしているところだろう、もうここにはにゃぽんはいない、だが、これを言ったらこの大男は教室に行きそうなため、日本は、「さぁね」と答えるだけだ。
〇〇)はぁ…可愛い女だと思ったら男だし…ゴリラだし…いいことねーなー
それはこっちのセリフだと言いたいところ、転生したと思ったらこんな事件に巻き込まれる、 とんだ災難だ。
バレないように恨みを埋め込んだ視線を向ける。だが、視線には敏感のようで、あっさり気づかれてしまった。
〇〇)何?てかお前誰?
日本)えッあ、…えと…日本ですよ。貴方は…
恐る恐る聞くと、大きい舌打ちをし、面倒くさそうに答える。
アメリカ)アメリカだよ。見ない顔だな…転校生?
頭は見るからに悪そうなのに、感だけは良いようで自分の立場を命中されてしまう。
けれども、転校生なんてバレたら舐められそうで、怖じ気黙っていると、バッンっと隣の壁を叩かれてしまった。
アメ)あ”ぁ”もう早く喋れよッめんどくせー、
声も荒らげられてしまって、日本は恐ろしすぎて言葉を発することができなくなってしまっている。 目もウルウルしていて、今にも泣き出しそうだ。
そんな重たい時間が数秒続くと、アメリカは「俺はもう帰る」と言い出し、保健室から出ていこうとする。だが、保健室の先生に怒られたくない日本は、震えている口を精一杯開いて、震えた声でい喋った。
日本)でも、保健室の先生はまだ安静にしていてと…
アメ)うっせー!帰るったら帰る!
子供みたいなセリフを吐いたあと、アメリカは、バンッと引き戸を締め、教室に戻っていった。
保健室に取り残された日本は、深いため息をつくのであった。
みんなごめん…こんなに書いたのにBL要素が一つもない…お負けにアメにゃぽも付けてしまった…
でもな、もうアメにゃぽは実らない!何故かって?みんなはもうわかっているだろう?
はい、
アメ君を分からせましょうということです。はい
そして前のシリーズのコメ欄を見てほしい!めっちゃコメントきてる!
本当に嬉しすぎます!ハートもすごいのよ!
え?そんな事より早く他のシリーズだせ?…、うん、でもまだこのシリーズの書きたいところがあって…もう少し待ってほしーな〜って…
でもこのシリーズ凄い手がはかどる。
by自分
コメント
5件
ッ可愛いすぎる、、、
別にちびだって良いだろ 日本は背がちっちゃい方が可愛いんだぞ
最後です😭 にゃぽんのダイレクトキックが 面白すぎましたꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)