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和泉Side
あたしは今日あまりにも寝付けなかった、目を瞑って何度も寝返りをうってももなかなか眠気が来なかった。
和泉「….外の空気でも吸いに行くか」
寝付けなかったあたしは外の空気でも吸いに行こうかと思いベッドから出た。
和泉「いつもの場所まで行くか」
外に出たあたしはいつも座っているベンチの方へと歩いていった、
和泉「今日は珍しく寝付けいないだよな」
あたしは独り言をブツブツと言いながら歩いていた、するとあることにふっと思い出した。
和泉「そういえば月歌の姿が無かったな」
茅森月歌31Aの部隊長、天才ギターリストであり、能天気で破天荒あり寝るときは一番早いが起きるのが苦手
和泉(まぁ、あいつも寝付けなくてどっかでほっつき歩いているだろ)
そう考えたのもつかの間
クチャ…クチャ…クチャ…
どこからか咀嚼音が聞こえた
和泉(…なんの音だ?まさかキャンサーじゃないだろうな?)
ユキは電子軍人手帳を取り出した、基地内ではセラフは呼び出せないが用心のため
和泉(とりあえず行ってみよう…)
ユキは緊張しながら音がするほうへと向かった、そして音がしていた場所は茂みの中だった
和泉(この茂みの中か….)
和泉(とりあえず行ってみるか….)
ユキは茂みの中に入り歩み進めた、そして
クチャクチャクチャクチャ…
音は段々と近づいていく
和泉(だいぶ近づいて来たな、とりあえず正体を見つけてから司令部に報告するか)
そして音がした場所を見つけすぐにしゃがみそーと顔を出した、そして音の正体を見つけた
和泉(あの後ろ姿は….)
ユキはあの後ろ姿を知っていた、それは先程話した31Aの部隊長茅森月歌だった。
和泉(月歌、なにしてんだあいつ….)
和泉(まぁ、とりあえず声掛けとくか)
ユキは気にせず月歌に声を掛けた、声を聞いた月歌はユキの方へと顔を向けた、そしてユキは絶句した。
和泉「月…歌….」
茅森「ユッキー?」
ユキは見てしまった、月歌が雀を貪り食っていたこと、だけでは無かった。
和泉「お前….その目….」
そう月歌の右目の赤い目が隻眼になっていたこと、そしてユキは思った。
和泉「月歌….お前….」
喰種なのか….
月歌「あ〜….バレちゃったか….」
月歌のその言葉を聞いたユキは走って来た道を戻り寮へと向かった。
寮につきすぐに自室に入り布団に潜り込んだ
和泉(殺される!死にたく死にたく!)
ユキは震えだした、それもそのはず喰種は人間を襲い人間を喰らうそして通常の人間より力がある。
和泉(月歌と同室なら確実に死ぬ!)
和泉(あぁ…あたしの人生…喰種の餌になるのか…)
ユキはそう思いながら静かに眠りに入った
茅森Side
月歌はまだ茂の中にいた
茅森「ユッキーにバレちゃった….」
月歌はある決意をしていた、それは
茅森「もうここには居られないや….」
セラフ部隊を辞隊することだった。