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弱い僕の事。

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弱い僕の事。

3 - 第二話

♥

43

2024年01月30日

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なんだかんだ授業を受け終え、放課後。


『悠馬ー‼︎』

昼休みにも聞いた声が、

廊下側から聞こえてくる。

『一緒帰ろうぜー!』

(そうか、、今日は勉強を教えるんだった。)

俺はカバンを持って体を起こし、理玖にちょうど聞こえるぐらいの声で、

「今行くよ。」

と、返事をした。


一歩踏み出す。


ガクリ。


体が重い_


これは


授業の疲労からだろうか。



それとも_

ーーーーーーーーーーーーーーーー

その後、重い体を動かして、なんとか理玖の家まで来た。


「お邪魔します。」

『ささ、あがってあがってー!』


汚いんだろう、と思っていた。


が、意外にもそうではないようで、

白で統一された、綺麗な家だった。


(以前来た時は、ゴミ屋敷かってぐらい汚かったのに。)


「お前、前のゴミはどうしたんだ?」

『ゴミ?あぁ、全て捨てたよ。』


掃除が苦手なこいつが、

家を綺麗にしようとゴミを全て捨てる?

(ありえないだろ、、)

まぁ、そんな事はいいか。


「じゃあとっとと教えるから、ノートと参考書開け。」

『お願いします‼︎』

「まずは数学からだな。」

「まず一問解いてみろ。」

『え、あー、、?うーん、、』

「違う。」

『ひ、ひぇぇ、、』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一時間程経っただろうか。


ズキン


頭に鋭い痛みがはしった。


(なんだ、、?)

『よし!終わったぞー!』

「お。やるじゃん。お疲れ様。」

『悠馬のお陰だよー‼︎』

『いつもよりちょっと時間あるし、良かったらゲームで遊んでいかない?』

「あぁ。やるy、、」


ズキン_


ズキン

ズキン

ズキン


『わ、悠馬うますぎぃ~w!!』

『勉強終わりのゲームは至福っしょ♪』

『僕w?ゲームは下手だからやんなくていーやw』


「、、」



『悠馬ー?』


「すまん。今日はもう帰る。」

『おっけ!』

『また教えてくれよなー!』

「あぁ_。」


俺は、全速力で走って家に帰った。


理由なんて分からない。


だけど


何かから逃げたかった。


君が消えてから、俺はどんどん弱ってく_

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