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なんだかんだ授業を受け終え、放課後。
『悠馬ー‼︎』
昼休みにも聞いた声が、
廊下側から聞こえてくる。
『一緒帰ろうぜー!』
(そうか、、今日は勉強を教えるんだった。)
俺はカバンを持って体を起こし、理玖にちょうど聞こえるぐらいの声で、
「今行くよ。」
と、返事をした。
一歩踏み出す。
ガクリ。
体が重い_
これは
授業の疲労からだろうか。
それとも_
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その後、重い体を動かして、なんとか理玖の家まで来た。
「お邪魔します。」
『ささ、あがってあがってー!』
汚いんだろう、と思っていた。
が、意外にもそうではないようで、
白で統一された、綺麗な家だった。
(以前来た時は、ゴミ屋敷かってぐらい汚かったのに。)
「お前、前のゴミはどうしたんだ?」
『ゴミ?あぁ、全て捨てたよ。』
掃除が苦手なこいつが、
家を綺麗にしようとゴミを全て捨てる?
(ありえないだろ、、)
まぁ、そんな事はいいか。
「じゃあとっとと教えるから、ノートと参考書開け。」
『お願いします‼︎』
「まずは数学からだな。」
「まず一問解いてみろ。」
『え、あー、、?うーん、、』
「違う。」
『ひ、ひぇぇ、、』
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一時間程経っただろうか。
ズキン
頭に鋭い痛みがはしった。
(なんだ、、?)
『よし!終わったぞー!』
「お。やるじゃん。お疲れ様。」
『悠馬のお陰だよー‼︎』
『いつもよりちょっと時間あるし、良かったらゲームで遊んでいかない?』
「あぁ。やるy、、」
ズキン_
ズキン
ズキン
ズキン
『わ、悠馬うますぎぃ~w!!』
『勉強終わりのゲームは至福っしょ♪』
『僕w?ゲームは下手だからやんなくていーやw』
「、、」
『悠馬ー?』
「すまん。今日はもう帰る。」
『おっけ!』
『また教えてくれよなー!』
「あぁ_。」
俺は、全速力で走って家に帰った。
理由なんて分からない。
だけど
何かから逃げたかった。
君が消えてから、俺はどんどん弱ってく_