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#極道
鷹槻れん

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わー、修太郎さんの若干のストーカーっぽさにソワソワしてたらまさかのピュア照れにキャップ萌え!(笑)
美月ゆめかだよ〜🌸 第32話、読み終えたよっ!! 修太郎さんの「僕を甘やかすとつけ上がってしまいます」からの一連の流れがエモすぎて胸がギュッてなった😭💕 特に「実は……僕も緊張しています」の告白、あのクールな修太郎さんが赤くなってるシーン想像しただけで尊死するわ…!! 最後の「大好きです」からの身体寄せる日織ちゃん、めっちゃ可愛いしもう二人の世界ができててこっちまで幸せな気持ちになるよ〜✨ 次回が待ちきれない!!
するとその表情に気づかれた修太郎さんが、
「ほら、日織さん、僕と同じキャリアにするとおっしゃってらしたから。――庁舎に一番近いdoconoの店舗はそこのショップでしたので、もしかしたらお会いできるかな?と思って来てしまいました」
これではまるでストーカーですね、と小さく付け足して苦笑なさる彼に「修太郎さんなので問題ないです。というより予定外にお会いできて、とっても嬉しいです」と微笑んだら、途端片腕でギュッと抱き寄せられた。
それにドギマギしてしまった私は、結局荷物のことを言いそびれてしまう。
***
「日織さん、いけません。そんなに僕を甘やかすと、つけ上がってしまいます」
とても困ったような声音で、修太郎さんがしぼり出すような声音で吐息まじりにそうおっしゃった。
私は彼のその声だけで、心音が修太郎さんに聞こえてしまうのではないかと思うくらいドキドキしてしまう。
修太郎さんは一度私を抱きしめる腕の力をギュッと強めたあと、気持ちを断ち切るみたいに腕を伸ばして距離をとられた。そうして、恐る恐る私のほっぺに唇をお寄せになると、肌をほんの少し掠める程度の軽いキスをくださる。
スマートフォンを握り締めたまま、照れくさくて思わず固まってしまっていた私を、修太郎さんがじっと見つめていらっしゃいながら
「日織さん、スマホ、iPhoneになさったんですね。赤、貴女にぴったりで可愛らしいです。ですがそんなふうに持ったままだとまた落としてしまうかもしれませんし、鞄に仕舞われることをお勧めします」
そうおっしゃってから、もう一度いたわるように優しくそっと抱きしめていらした。
そうして、付け加えるように「僕も日織さんと一緒だと自分を抑えられる自信がありませんのでお願いします……」と、耳元で切ない声をお出しになるから。
私は魔法にかけられたみたいに、修太郎さんのその言葉に素直に従ってしまう。
それを見届けてから、
「日織さん、せっかくですし、今日はこのままご自宅までお送りさせてください」
修太郎さんはそうおっしゃって、抱きしめていた私の身体をお放しになられると、代わりに手を取っていらした。
それは修太郎さんがdoconoの袋を持ってくださって、私の片手が空いたのはこのためだったのかな?と思ってしまうくらい自然な流れで。
そのまま歩き出す修太郎さんに手を引かれて歩きながら、ごく自然に繋がれた手を見つめて、私は何故か抱きしめられたときよりもドキドキしてしまった。
少しゴツゴツとして固い、男らしさを感じさせる大きな手。私の手を握る修太郎さんの手の甲に太い血管が浮いて見えるのが、女性である自分の手とは違うんだ、と感じさせられた。それに気づいた途端、彼のなかの男に魅了されてしまう。
私の小さな手なんて、彼の大きな手で包まれたら、すっぽりと隠れて見えなくなってしまう。私の手はなんて頼りなくて……逆に修太郎さんの手は、何て頼もしいんだろう。
意識すればするほど気持ちが高揚して、緊張で指先が冷えてくる。
(手汗とかかいてしまったら申し訳ないのですっ)
汗自体、滅多にかかないくせに、何故かそんなことが気になって、握り返すことを躊躇ってしまう。でも、それを補うように修太郎さんが私の手を握る力をほんの少し強めていらして……。
「日織さん、もしかして照れておられますか?」
まるで私の心のうちなんてお見通しみたいに修太郎さんがそうおっしゃるから、小さな声で「はい……」と応えると、「――実は……僕も緊張しています」と返ってきた。
聞き間違いかと思って、少し手前を歩かれる修太郎さんのほうを思わず見つめたら、ちょうど通りかかった車のライトで、ほんの一瞬彼の横顔が照らされる。
「え?」
見間違いでないとしたら……修太郎さん、お顔が赤くなっていらっしゃるかも?
緊張しているのも、一緒にいて照れ臭いようなくすぐったいような気持ちがするのも、自分一人の感情ではないと知ることができて、私はとても幸せな気持ちになる。
「修太郎さん」
修太郎さんの名前を呼んで、彼の手をちょん、と軽く引いてから、振り返られた修太郎さんに向かって小さな声で「大好きです……」とつぶやく。
言ってから、うつむいたまま彼の隣に並ぶと、私は思い切って、ほんの少しだけ修太郎さんのほうへ身体を寄せてみた――。