ももゆり
私の『友達』はいつでも、だれにでも、やさしかった。
まひな「最悪牛乳こぼした!!」
ももか「あ、汗拭き用に持ってきてたタオルいる?まだ使ってないから安心して笑」
まひな「ありがとーー😭」
こはる「用意周到だね!」
ゆりは、正直になれなくて。
女の子同士って、おかしいかな?
ももか「ゆりなにその服!?!?かっこよすぎない!?」
ちか「ちかもその迷彩ほしーい!!」
じす「センスいいよね」
そんなこと言わないでよ、そっちは気にしてないかもだけど、期待しちゃうじゃん。
NON STOPの振り入れの時、もういい時間でみんな帰っていったけど、ゆりはまだ納得いかなくて、残ってた。
スタジオには力強い足音と、少し力むゆりの小さい声だけが響く。
そんな時。
ガチャッ
ももか「あれ、まだゆり練習してたんだ。」
ゆり「ももかじゃん。どしたの?」
ももか「忘れ物しちゃってさぁ笑笑しかもシューズを」
ゆり「なにやってんの、笑」
ももか「まあ、あとはゆりが心配だったからかなー」
ゆり「え?」
ももか「ゆりは完璧主義でしょ?ノノガの時も1人で考えすぎなとこもあったからさ、」
なんて優しいんだろう。そういうとこだよまったく。惚れ直しちゃうじゃん。
ゆり「なんか、変に心配かけちゃったみたいでごめん」
ももか「そういうこと言わせたくて言ったんじゃないの笑こっちが勝手に心配してただけだし。まあそういうとこも好きだけど、」
ゆり「え?」
ももか「あっ」
あまりにも流れが自然すぎて、遅れて気づいた。
今目の前には顔を真っ赤にして服で顔を隠すももかがいる。
何分だっただろう。無言で無音で。
私が練習に戻ろうとした時、彼女は重い口を開いた。
ももか「ご、ごめん!!女の子同士で好きって変だよね!」
女の子同士、好き、この言葉がゆりの頭の中を巡った。
ゆり「まって、好きってそういう意味?」
ももか「そ、そう。その、恋愛的な、、変だよね!ごめんね!」
心臓が跳ねた。左胸から飛び出していきそうなほどに。この言葉、私にはどれほど嬉しかっただろうか。心が躍った。ゆりの口角、いまどうなってんのかわかんない。
ゆり「ゆりも、好きだよ」
ずっと言いたかった。ずっと。電子機器じゃなくて、ひとずてに言うんじゃなくて。2人きりで、直接。
ももか「ほんと、?」
ゆり「ほんと以外なにがあんの笑」
ももか「やったー!!」
ギュッ
ゆり「ちょ、汗だくだし、汚いよ,!!!!」
ももか「汚くない!」
私の『彼女』は、かわいい。






