復帰のため、リハビリを続けるテイオー段々と怪我も治ってきてはいた。
テイオーは2400までしか走ったことがないため、距離適性が問題だった。そのため、3000mに慣れるよう、タイムを測り、どんどん縮めていった。
「ボク、どんどんタイムを縮めていくね!」テイオーは言った。だがテイオーは前より2400のタイムが落ちていた。1番心配なのは、怪我をして走れなくなることだ。そのことを1番分かっているテイオーはいつもより不安そうな顔をしていた。
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ある日、テイオーはシンボリルドルフと帰っていた。何を話しているかは分からないが、とても楽しそうだ。テイオーは元気を貰ったのかもしれない。
次の日
テイオーが「昨日カイチョーと帰ったらボクが頑張ってるのをいつも見てるよって言ってくれたんだ〜!!」ととても嬉しそうだった。
テイオーの頑張りっぷりにはいつも驚いてしまう。
いつもは3000mを2回走る、プールでは50mを往復するくらいだったが、今日はその3倍もやっていた。
このまま怪我をせずレースに出れるといいが、、
菊花賞まで残り1ヶ月を切った。テイオーが菊花賞に出ると公表した時は大騒ぎだったが今は他の話題で大騒ぎだ。
もうテイオーは心も身体もすっかり治っている。