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ーー武道「千冬、あのさ、、」
俺はそそくさと武道との距離を置き隅の方に移動した。
そんな俺を武道は見つめながら話を進めた。
ーー武道「あのさ、千冬、」
「さっき、東卍グループからLINE来てさ、」
「千冬を見つけてくれって言われたんだ。」
「それも場地くんから。」
「それに、なんでグループ抜けてんだよ。」
「幹部だろ?」
うるさい、
ーー千冬「………。」
ーー武道「千冬、言わないとわかんないよ、」
「何を抱え込んでるの?」
「俺にも相談してよ。」
「解決方法ならあるはずだろ?」
「お前も言ってくれたじゃん。」
「1人で抱え込むなって」
「楽しくいこうぜって」
うるさい。うるせぇ、、
ーー武道「とりあえずみんなのとこ行こ?」
「お母さんにも会ってないんだろ?」
「見た目ただ事ではなさそうだし」
うるさい。黙れ。黙れ!!
ーー千冬「……。」
ーー武道「ほら行くよ。」
武道は俺に近づき手を差し伸べた
ーー武道「ひとりじゃないよ。」
「みんないるから。ね?」
そう微笑んだ。
うるさい。綺麗事ばっかりいって、、
ほっといてくれよ、俺みたいなゴミを、、
ーー武道「千冬。行こ((」
ーー千冬「ぃ、やだ、、」
ーー武道「どうして?」
ーー千冬「……。」
ーー武道「…今日は暑いね。」
「アイスでも買いに行く?」
「千冬が好きな蒲焼さん太郎でも買いに行こ?」
ーー千冬「蒲焼さん…、?」
ーー武道「うんうん。」
「買いに行こーよ。」
「あ!そうだ!!蒲焼さんってね冷蔵庫で凍らすとめっちゃ美味いらしいんだよ!」
「やらない?」
ーー千冬「……、、」
気になる、、蒲焼さん…、食べたい、、
ーー武道「ほら〜いらないの〜??」
ーー千冬「…………ぃ、、いく、、」
欲望には叶わなかった。
ーー武道「よしっ!決まりっ♪」
そして武道は俺の手を掴み走り出した。
ーー千冬「わっ、!」
ーー武道「遅れるなよ〜!」
ーー千冬「…ぅ、うん、」
しばらく走ってコンビニにつき、蒲焼さんを買った。
ーー武道「早速実験しよ!」
「千冬ん家いってもいい?」
ーー千冬「…ぅ、うん、」
俺は見逃さなかった。武道の目を。
許可を得たあと武道は目線を戻す前、彼はかすかに俺に睨みつけた。
あぁ、こいつは俺のことが嫌いなんだ。
ならどうしてこんなことを。
懐かせようとでもしているのか。
ーー武道「行こっか!千冬。」
ーー千冬「………ぃ、いや、、ぁの、、」
「きゅ、急用思い出した、から、、」
「か、かぇる、、ま、またなッ、」
俺はその場を立ち去ろうとした時手首を掴まれた。
ーー武道「急用なんてないだろ。」
「何が気に食わないんだよ。」
彼は怒った表情になり俺を睨みつけ握っていた手首の力を強く握った。
ーー千冬「ぇ、ぃやっ、、な、何もない、っ」
「ぃ、行かないと、 」
ーー武道「何の急用だよ?言えよ。」
ーー千冬「ぇ、、ぃや、、その、、」
ーー武道「本当はないんじゃないの?」
ーー千冬「そ、そんな事な、」
ーー武道「何がやなんだよ!!!言えよ!?」
「言えばいいだろ!?」
違う!!こんなの武道じゃない!!なんなんだ!?
こんな武道俺は知らない、!
ーー千冬「だ、誰、!?離してっ、!」
「離せっ、!泣」
ーー武道「俺は花垣武道だけど??」
ーー千冬「違う!!タケミっちはそんなやつじゃねぇ!!泣」
ーー武道「はぁ?」
「俺は千冬に怒ってんだよ!!」
「自分勝手だし、すぐ泣くようになったし、オドオドして、怯えて、相談しないしで、」
「俺らのこと信頼してなかったのかよ!?」
「俺はお前のこと信頼してたのにッッ!!」
「お前が心配で仕方なかったのに!!」
「踏みつけにされてる感じで!!!」
「マイキー君たちもお前のこと探して、」
「必死に探して、何かあったんじゃないかとか、」
「泣いてるやつだって居たんだぞ!?」
「そんなヤツらを踏みつけにしてるお前がイラつくんだよ!!!」
ーー千冬「っ!?泣」
ーー武道「…っ、、ごめん、、言いすぎた、、」
ーー千冬「ぁ、、泣」
ごめん、ごめんな、、、、俺が悪いんだ、、
場地さんを守るために耐えてきたことも全て無駄に感じた。
俺がやること全てみんなに迷惑かかってたんだ、
ーー千冬「ご、めん、なさ、泣」
「ごめんなさッッ、ごめんッなさッ泣」
ボロボロと泣き出す俺に武道は困惑していた。
ーー武道「ごめん、俺もパニクってて、色々大変だったんだよ、」
「みんなピリピリしてて精神的にもみんな大変な状態だったんだ、」
ーー千冬「ッ、ごめ、なさ、ッッ、泣」
ーー武道「もう謝らなくていいよ、」
「ごめん、ほんと、当たってごめん、、」
「でも、本気で心配してたんだ、」
ーー千冬「ぅ、ん、、泣」
ーー武道「みんなに連絡するから、、」
「みんな千冬のこと心配だったんだよ、」
「みんなで集まって、また話そ、」
ーー千冬「…、、、」
俺らは俺の家に、向かった。
コメント
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モー、早く帰ってきてよ〜!何日家の前で待ち伏せしてると思ってんの!?
最高すぎていつでも寝れるわ!