その時俺はどんな顔をしていたか
は分からないが
酷い顔をしていたのはなんとなく分かる
国見) すみません。及川さん。今は、今だけは 俺に整理する時間を ください。
及川) そうだよね、……
国見) はい。八つ当たりみたいになってしまっ てごめんなさい………
駄目だって自分でも分かってたのに
この気持ちの行き先を及川さんに
ぶつけてしまった。
あの墓参りから数日たった日
俺はある人物から呼び出された
?) カフェで待ち合わせでもいいか?
国見) うん
?) わかった。それまで心落ち着かせとけよ
それは
中学からの友達であり
今でも交流が続いている
?) おー。久しぶりだなって言っても 数日 ぶりだな。 国見……
国見) 久しぶり。金田一
金田一) 大丈夫か?
国見) まぁ。大丈夫じゃない
金田一) そうだろうな。やっぱり
引きずるよな……俺も若干だけど、笑
国見) ………その前に何で呼び出したの?
金田一) あー、渡したいものがあってな
その本当は早めに渡したかったんだが
あー。うん、何て言えばいいんだろ
国見) ちょっと待って渡したいもの、?
金田一) その、杉綾の家の遺品調査をしてた時
たまたま親御さんが見つけてくれた物
なんだけど。
国見) 回りくどく言わなくていいから
直結して言って。
金田一) あー!分かったよ
手紙だよ。手紙。
国見) 手紙?
金田一) おう。当時の城西のバレー部全員への
手紙だ。
国見) 全員のを、 ?
金田一) なんでそんなもの早く見せてくれ
なかったんだって顔してるな。
国見) そんな顔してねぇーよ。
つーか金田一のほうが家が隣で
仲良かっただから色々あるだろ。
金田一) そうか。ごめんな‥笑
話戻すけどとりあえず国見への
手紙を渡すな。
国見) うん、……
金田一がバックの中に手を突っ込む
中からは大きめの封筒が出てくる
金田一がその封筒をそっと開き
中から出す
そこには国見 英へ
とフルネームで名前が書かれた
一通の手紙が出てきた
金田 一曰く ここで読むのもあれだし
家に帰って読んで欲しいとのことで
一旦家に帰ることになった
帰宅してから直ぐに俺は
手紙をあける
開けると中には
長い長い文章が書かれた手紙と
一つの集合写真が あった
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