TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

オリキャラのストーリー

一覧ページ

「オリキャラのストーリー」のメインビジュアル

オリキャラのストーリー

12 - 第12話 衣月 過去編

♥

30

2025年04月07日

シェアするシェアする
報告する

ー登場人物ー


衣月(えつ)→「」


萎学→{}


折生→〈〉

ーーーーーーーーーーーーーー

⚠️注意⚠️


・辛い表現あります

ーーーーーーーーーーーーーー


「………もっと………モット。」



俺の家はごく普通の家で、親からもちゃんとした愛情を貰い、ちゃんと……育った筈なんだ。

なのに……


いつから俺の性格は歪んでしまったのだろう…


俺が小学生の頃、俺は誰からも虐められる事もなく、普通に過ごしていた、だが、俺が四年生になった頃、折生が転校してきた。折生は転校生という事と、気弱な性格もあって、クラスの皆から虐められていた。


俺はその時真っ先にいじめを止めるように主犯格に行った。だが、当然やめてくれる事など無く、俺は折生の味方をする事しかできなかった。


だが、俺が話しかけた時には笑顔で


〈衣月君、!ありがとう、!〉


と言ってくれた。俺はその笑顔を守りたかった。


そこから一ヶ月経ち、折生が切ない表情をしながら俺に全てを話してくれた。

親からも勝手に決めつけられて居る事、皆から虐められて居るため学校に行きづらくなってしまった事、家に帰る気力も無くなってしまった事。俺は聞いて居るだけで辛かった。あの笑顔は無理して出していたのかと思い、、、。


俺は立ち上がり、折生の顔を見て言った。


「折生………うちに来ない?」


当然の事だった為、折生は最初、驚いていたが、すぐに、、


〈衣月君がいいなら……行き…たい!!〉


と言ってくれた。


その後、俺は家に帰り、両親に全てを話した。

両親は快くOKしてくれ、折生の親に許可を取ってくれた。

折生の両親は、ぜひよろしくお願いしますと言った後笑いながら元気でねと言い折生を見放した。

相当最悪な環境だったのだろう。


夜ご飯の時間、折生と一緒に食事をした。その時折生は泣きながら食べていた。


その日の夜、俺は1つの事を決意した。

それは…小学校教師になる事。そして、同じことを繰り返さないようにする事。


そうして、俺は夢に向かって勉強を頑張った。


月日が経ち、俺はついに教員採用試験に受かった。そして、小学校教師になる事が出来た。


折生はとても喜んでくれて、とても嬉しかった。


だが。そんな喜びは一瞬で崩れた。

小学生の教師になって少し経ち、俺は四年生の担任になった。

これからどうなるのかと期待を込めて用意をしていたのに……………………。


次の日、とある1人の生徒に相談された……。

相談内容は、「何をするにも全部自分に決めつけられ、虐められて居る。」だった。

あの時の折生と同じだった。同じ事が、起こってしまった。

その時はどうしていいか分からず、家に帰りシェアハウス仲間の萎学に相談した。

萎学とは高校で出会い、卒業後から皆で一緒にシェアハウスを始めた仲間だ。

萎学は


{うーん、、俺も良く、、わからない、、すまないな、、}


と言っていた。それは当然だ。小学校教師の俺でもわからない事なのだから………。


俺は部屋の中で対処法を模索していたが、結局考えがまとまらず、自暴自棄になってしまった。


「………………、、もう……どうすれば……」


その時から俺の性格は歪み始めた。

いままで心からの笑顔だったのが作り笑顔になり、話し方だって適当に受け流すような話し方になってしまった。


それは今でも続いて居る。いや、悪化して来たのかもな。











「折生をいじめた奴は……説教だけじゃ絶対に済まさない……………もっと………モット………ヤッテヤラナキャ。」











ープロフィールー


名前 衣月(えつ)


年齢 23


性別 男


職業 小学校教師






オリキャラのストーリー

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

30

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚