ー登場人物ー
折生(おりせ)→「」
萎学(いまな)→{}
衣月(えつ)→〈〉
モブ→( )
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⚠️注意⚠️
辛い表現あり
い◯め表現あり
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「この世って…何で勝手に決めつける人が居るんだろ。」
俺は小さい頃から、他人に決め付けられ続けた。
それで、今も過去も辛い思いをした。
小学生の頃。俺は気弱な性格で、あまり友達が居なく、虐められるようになった。
教室内では、俺は皆から冷たい視線を浴び、暴言なんかも日常茶飯事だった。
ある時は、俺がいじめられていたのに罪を被せられた事だってあった。
「………………またか。」
(ねぇ〜皆んな〜!聞いてよ〜!実は折生が〜!)
まただ。皆が冷たい目で見て来た。
何でこんなこの人はかわいこぶってるんだろう…。
俺の気持ちも知らずに。
そんなこんなで俺のメンタルと体はとうにズタボロになっていた。
「何でこんな所に転校して来ちゃったんだろ…。」
四年生で初めて転校して来て、不安だらけだったのに、さらに不安に襲われる事になってしまった。
だが、1人だけ、ずっと俺の味方をしてくれて居る子が居た。それが衣月君だった。
衣月君が味方をしてくれて居たおかげで、何とか学校には行けた。
ある日、衣月君と休み時間にいつも通り話していた時、俺は突然、本当のことを衣月君に話し始めた。
衣月君はその後立ち上がり、俺に向かって一言言い放った。
〈折生…………うちに来ない?〉
俺は一瞬びっくりしたが、その言葉が嬉しくて、
「衣月君がいいなら……行き……たい!!」
と言った。
その日、衣月君の両親が、俺の親に話を付けてくれた。
俺の親は、最後の最後まで笑いながら俺に”元気でね”と言った。
冷たい態度だな。まぁ…そんなの日常茶飯事だったけど。それも今日でお別れだ。
衣月君の両親はとても優しくて、俺の分の食事も作ってくれて、俺は突然涙を零してしまった。
それから、数年が経ち、俺は衣月君と一緒の高校に入ることができた。
そこでは虐められる事もなく、衣月君と同じクラスになる事もでき、平和な学校生活を過ごしていたある日、衣月君と一緒にお昼ご飯を食べていた時に1人のクラスメイトが話しかけて来た。
{君…………その傷……大丈夫か、?}
これが萎学君達との出会い。
虐められ無くなったとはいえ、傷は深かったため残っていた。
でも、萎学君達なら、衣月君と同じく理解してくれるような気がした。
俺はその場で今まであった事全てを話した。
俺が話をした後萎学君は
{大変だったな……。今は大丈夫、?}
と心配をしてくれた。
その日から、萎学君達とも仲良くなり、学校生活はさらに充実したものとなった。
さらに数年後、俺は大手の保険会社に入る事が出来た。
だが、そこで過去は繰り返された。
会社に入って一ヶ月、俺はすぐに虐めの対象になった。
虐めと激務が重なったせいで、俺の精神は参ってしまい、一時は何も出来ない状態となってしまった。
シェアハウス仲間となった萎学君達に相談をしたかったが、迷惑をかける言は出来ないと思い相談はできなかった。
その後、一旦会社を休んだ事によって、順調に回復していき今に至る。
今、自分は大丈夫だが、最近様子がおかしい事がある。
それは衣月君の様子。夜中にブツブツと何か言っていて、目は光が入っていない真っ黒な目。
一体何があったのだろう。
ープロフィールー
名前 折生(おりせ)
職業 大手保険会社勤めの会社員
性別 男
コメント
2件
衣月くん、、、心配だね