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R18 無
藐 × 黈 有
左右非固定
純粋様、地雷様 🔙
手に持っている液晶画面を見ながら、少し眉を寄せる。
「いるませんせーDM見てください!♡」
「ほんとかっこいいです付き合ってください!!」
通知欄を埋めるたくさんのメッセージ。
いるまは小さくため息をつき、そのままスマホを伏せた。
隣では、みことがジュースを飲みながら笑っている。
黈 / いるまくんモテモテやぁ 、 笑
藐 / …… だるいだけ
黈 / ぇえ 〜 ?
黈 / こんなかっこええのにぃ !
藐 / うるさ
けらけら笑うみこと。
そのまま、自然な動きでいるまの肩にもたれかかる。
いるまは一瞬だけ視線を向けたあと、なんでもないようにテレビへ視線を移した。
机の上、二つ並んだグラス。
みことの指が、いるまの手に少し触れる。
黈 / あ 、 ごめぇん 、 笑
藐 / …… 別に
そう言いながらも、いるまは手を引かなかった。
窓の外、少し暗くなった空。
部屋には、みことの笑い声ばかり響いている。
黈 / ねぇねぇいるまくん
藐 / ん
黈 / 俺のこと好きぃ ?
藐 / …… は?
黈 / ぅえへへ 、 冗談やってぇ 、 笑
いるまはそっぽを向き、なんでもないように見せかけた。
その耳だけが、少し赤かった。
みことはそれを見て、怪しい笑顔を浮かべた。
スマホの画面。
「なっちゃん」
固定されたトーク欄。
その名前を一瞬だけ見つめて、みことは静かに画面を閉じた。
藐 / …… なに笑ってんの
黈 / ん 〜 ?
黈 / べつにぃ 、 笑
そう言い、みことはまた、何も知らないような顔でいるまに寄りかかった。