テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
第6話、読み終えたよ……。 4人だけになった闘技場の空気、すごく重かった。 さくらの奇襲、なみの直線的な猛攻、はるるの毒舌と観察眼、さぶらくの冷静な判断力。 それぞれの「本気」がちゃんと違ってて、キャラが立ってた。 特に「安全エリアの中心を取る」ってさぶらくの戦略、かっこよかった。 最後の同時に走り出すシーン、鳥肌立ったよ。 次、どうなるんだろう……本当に気になる。
第6話「四人の本気」
ひよこが運ばれていった扉が閉まる。
闘技場に残ったのは――
さくら。
なみ。
さぶらく。
はるる。
4人だけ。
さくら「……本当に4人になったね。」
はるる「さっきまで5人だったのに。」
なみ「……次は誰?」
さぶらく「全員、疲れてる。」
さくら「じゃあ、今がチャンスってこと?」
さぶらく「そういうことだ。」
4人の駆け引き
安全エリアがさらに縮小する。
ゴゴゴゴゴ……
さくら「また狭くなる!」
はるる「このままだと、全員まともに動けなくなるね。」
なみ「なら――」
なみが一歩前へ出る。
「ここで決める。」
さくら「いいよ。」
はるる「私も。」
さぶらく「……仕方ないな。」
4人が構える。
さくらの奇襲
最初に動いたのはさくら。
ダッ!!
しかし、狙いはなみではない。
さぶらく「……!」
さくらが一気にさぶらくへ迫る。
さくら「まずは一番冷静な人から!」
さぶらく「そう来ると思った。」
ギリギリで横へかわす。
さくら「逃げた?」
さぶらく「違う。」
さぶらくはさくらの背後へ回る。
ドン!
さくら「っ!」
さくらが前へ飛ぶ。
はるる「さぶらく、意外とやるじゃん。」
さぶらく「まだ終わってない。」
なみの猛攻
その瞬間、なみが突っ込む。
ドドドドッ!!
さぶらく「!」
さぶらくが連続攻撃をかわす。
しかし――
最後の一撃が肩をかすめる。
ドン!
さぶらく「……っ!」
数メートル吹き飛ばされる。
さくら「今のまともに食らったら終わってたね。」
なみ「次は外さない。」
はるるの毒舌
はるるが静かに笑う。
「なみ。」
なみ「?」
はるる「今の攻撃、力はすごいけど――」
一歩近づく。
「動きが単純。」
なみ「……。」
はるる「怒った?」
なみ「別に。」
はるる「じゃあ――」
はるるが一気に踏み込む。
「試してみる?」
ドン!!
なみが防御する。
はるる「ほら。」
なみ「……!」
はるる「やっぱり同じ。」
なみの動きを読んで、次々とかわしていく。
さぶらくの反撃
さぶらくは3人を見ていた。
さくらは攻撃後に隙がある。
なみは直線的。
はるるは相手の動きを読む。
さぶらく「……なら。」
全員が一瞬離れた瞬間――
ダッ!!
さぶらくが中央へ突っ込む。
さくら「!」
なみ「!」
はるる「!」
3人が同時に反応する。
さぶらく「――ここだ!」
床を蹴り、3人の間を一気に抜ける。
さくら「何する気!?」
さぶらく「安全エリアの中心を取る。」
はるる「……なるほど。」
なみ「逃げるんじゃなくて、場所を取る。」
さぶらく「そう。」
「最後まで残るなら、戦う場所も選ばないとな。」
モニターに表示される。
残り4人
さくら
なみ
さぶらく
はるる
そして――
安全エリア縮小まで 05:00
瀬名「4人とも、ようやく本気になってきたね。」
闘技場に再び警報が響く。
ピ――――ッ!!
さくら「次は逃がさない。」
なみ「私も。」
はるる「じゃあ、誰から消えるかな。」
さぶらくは拳を握る。
「……まだ終われない。」
4人の視線がぶつかる。
次の瞬間――
全員が同時に走り出した。
――第6話・終
江藤ルミエール
1,083