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「ねぇ〜あのアイドル見たー?すごくない?」
「うん!もちろん!めっちゃイケメンだよねー!」
「いや、それなぁ!」
授業が終わり、昼休憩となった今…
クラスの女子達が雑誌を開けて話し始める。
次第に教室は騒がしくなり、一人の男が俺に向かって話し始める。
「あの女子カワイー!そう思うよな?如月」
と。
しかし、女の良さがわからない俺は、、どこがだよ。と、俺は内心思いながら、その男にむかって半笑いした。
俺は、如月 芭琉(きさらぎ はる)
高校2年生だ。
俺には、女子の魅力なんて分からない。可愛ければ良いってのもよく分からない。
だって、性格が悪ければ良くないだろ。男子も女子も性格いいやつは一人もいない。
まぁ、そして、多分皆が気になっているだろう、その男とは、、俺のたった1人の友達の大嶋祐(おおしま ゆう)だ。
「如月ー?飯食おうぜ」
こいつだけは、俺にいつも、満面の笑みで、誘ってくれる。
「あー、、いや、今日も屋上で食うわ。悪いな。」
まぁ、嬉しいんけど、断る。俺は、ひとり飯の方が好きだし。
祐は俺が少し躊躇って返事をしてしまったからか…いつもより、少し口を尖らせているように見えた。
しかし、俺はそれを無視して、屋上に向かって歩き出した。屋上は、広いし、色んなところを見渡すことができるから好きなのだ。
そんなことを考えながら、階段をとぼとぼ歩いていたその時だった…。
「好きです。俺と付き合ってください。」
という声が聞こえた。
は?なんでこんなとこでやるんだよ。最悪のタイミングかよ。
「ごめんなさい。」
いや、断るんかい!しかも、女逃げたし。あっ、男と…目が合った…。気まず…。
「あっ、あっ…。」
「いやすみません。こんな公共の場で…ぐすんっ。」
こいつ、泣いてるのか?
「あ、いや、これ良かったらどうぞ。」
俺は、さすがに可哀想だと思ったから、そいつにハンカチを渡した。
「ありがとうございます。洗って返します。」
「あっ、はい。では。」
はぁ。俺、今日ここで食えねぇじゃん。残念だけど、教室戻ろ。
「まっ、待ってください!」
ガシッ…。手を掴まれた。
「いや、痛いんですけど。」
「あっ、すみません。」
なんだ、こいつ陰キャかよ。(俺もだけど)ガタガタ震えやがって。どうせ口止めかなんかだろ…もういいって…俺別にネタにとかしないし。言うとしても、祐にだけだしな。
「名前…名前教えてください。」
名前?口止めじゃなく?
「如月 芭琉。今、高二。君は?」
「すっ杉野 光輝。今、高一です!」
「俺の一個下ね。タメでいい?」
「はい!もちろんです!」
「じゃあ。また、どこかで。」
「ちょっと、ちょっと待ってください!」
え?まだ何かあるのか?名前聞いておしまいでいいじゃないか。
「一緒にお昼食べませんか?」