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《私(セーラ)がオーバーブロットして、しばらく経った。女性だとバレて退学されそうだったが、皆の説得により退学は免れた。私は男装しながら、幼馴染と友達と平和で楽しく過ごしている。これは、私の因縁の物語…》〜教室〜
エース「や〜っと、落ち着いた」
デュース「流石に色々と疲れた」
セーラ「皆、ごめんね。迷惑をかけてしまって」
ユウ「大丈夫だよ」
グリム「だったら、セーラ。次の日、俺様にツナ缶を10個出すんだゾ」
エース「いや、なんでだよ」
セーラ「あはは!」
アズール「こんにちは」
デュース「わっ!びっくりした…。アーシェングロット先輩」
グリム「そっくり兄弟もいるんだゾ」
ジェイド「セーラをお迎えに来ました」
フロイド「セーラ〜、迎えに来たよ」
セーラ「ありがとうございます」
エース「先輩達、過保護すぎない?」
アズール「いえ、そんな事ありませんよ」
ジェイド「これぐらい当然です」
フロイド「そうそう」
ユウ(先輩達からただならぬ気配感じる…)
セーラ「では、行きましょ、ッ!」(窓を急に見た)
グリム「どうしたんだゾ?」
セーラ「皆!窓から離れて!!」
皆(窓から離れた)
バリーン(窓が割れた音)
皆「⁈」
カローンみたいなロボが中に入って来た
エース「あれって、寮長達を連れ去ったロボじゃね⁈」
アズール「いえ。似ていますが、少し違います」
セーラ「こいつらの狙いは私です」
皆「⁈」
ロボA「ご同行願おう、アクアマリン・セレナーデ姫」
ジェイド「⁈何故セーラの皇族の名を」
フロイド「な〜んで、知ってるわけ?」
セーラ「察しは付きます。だからこそ、貴方達に同行しません!」
ロボB「対象抵抗の確認。魔導エネルギー使用を受諾します」
セーラ「皆下がって!」
ーバトル開始ー
セーラ「氷の支配者!(ジュエリング・ヴァルテン)」
パキーン(ロボ達を凍らせた音)
ジェイド「動きが止まりましたね」
セーラ「でも、しばらくしたら氷から脱出するでしょう」
アズール「では、その間にセーラは逃げてください」
セーラ「え⁈」
フロイド「セーラは捕まっちゃいけないでしょ?だから、カニちゃん達。セーラをよろしくね」
エース「了解!」
デュース「分かりました!」
ユウ「承知しました」
セーラ「…御三方、気をつけて」
ジェイド「ええ」
アズール「さぁ、早く!」
フロイド「ここは俺らに任せて〜」
〜廊下〜
???「お久しぶりですね、姫様」
グリム「ふなっ⁈誰なんだゾ!」
セーラ「…スファレ」
スファレ「おやおや。覚えていてくれましたか」
セーラ「お前の事は嫌でも覚えてる。この人殺しめ…!」
皆「⁈」
スファレ「ふふっ、そうですか。では、来てもらいましょう」
セーラ「誰がはいそうですかって言って行くか!💢私は抵抗する!行くぞ!」
ーバトル開始ー
スファレ「さぁ、やれ」
ロボ達がビームを出したら弾かれた
エース「え、何今の⁈」
デュース「弾かれたのか⁈」
セーラ「!この魔力、もしかして…」
マレウス「間に合ったか」(ビームを跳ね返した本人)
ユウ「ツノ太郎!」
リリア「騒がしいと思ったら、こんな騒ぎが起こっておったか」
シルバー「遅れてすまない」
セベク「勘違いするな!若様の命令だから来てやったんだ!」
セーラ「うん、ありがとう」
スファレ「くっ、邪魔が入ったか」
マレウス「セーラ、今のうちだ」
セーラ「ありがとうございます、マレウスさん、皆さん」
〜メインストリート〜
エース「ふぅ、なんとか撒けたか」
ロボ達が現れた
グリム「ふなっ!また来たんだゾ!」
セーラ「ッ!」
矢みたいな魔法がロボに的中した
セーラ「!この魔法は…!」
ルーク「ボンジュール!」
デュース「ハント先輩⁈それにシェーンハイト先輩にエペルまで」
エペル「今はそんな事よりこいつらを!」
ヴィル「力を貸してちょうだい」
セーラ「はい!」
ーバトル開始ー
ヴィル「ひとまずはいいわね」
エペル「さぁ、今のうちに!」
セーラ「ありがとうございます、皆さん」
ルーク「ウィ」
〜購買部〜
デュース「ここならどうだ?」
セーラ「!いや、いる!」
草むらからロボ達が現れた
ユウ「いつのまに⁈」
???「皆、伏せろ!」
皆「!」(伏せた)
空から魔法が飛んでロボ達を攻撃
セーラ「今の声は…」
空を見上げたら、魔法の絨毯に乗ってるカリムとジャミルがいた
エース「カリム先輩とジャミル先輩!」
カリム「大丈夫だったか?」
セーラ「はい。ありがとうございます」
ジャミル「油断するな、来るぞ!」
皆「はい!」
ーバトル開始ー
ロボ達を一掃した
ジャミル「一旦は終わったな」
カリム「さぁ、今のうちに行け!」
グリム「おう!」
セーラ「ありがとうございます」
〜植物園 外観〜
グリム「あのロボ、しつこいんだゾ…」
セーラ「何としてでも私を捕まえたいみたいね」
エース「!監督生!」
デュース「危ない!」
監督生の後ろにロボ
ユウ(や、やられる…!)
???「王者の咆哮!(キングス・ロア)」(ロボが砂になった)
グリム「子分!大丈夫か?」
ユウ「う、うん…」
セーラ「この魔力…。レオナさん!」
デュース「ジャックにブッチ先輩も!」
ラギー「感動の再会みたいなのは後回しっス!」
ジャック「来るぞ!」
ーバトル開始ー
セーラ「助かりました。レオナさん、ラギーさん、ジャックくん」
レオナ「はっ。借りを返したまでだ」
ラギー「まぁ、後は任せるっス」
ジャック「気をつけろよ」
セーラ「うん」
〜オンボロ寮 外観〜
ロボ達が後ろから追いかけて来た
エース「なんで追いかけてくんだよ!」
デュース「さっきまで撒いたはずなのに!」
グリム「ふなっ⁈」(転んだ)
ユウ「グリム!」
セーラ「グリムくん!」(グリムに駆け寄り、庇おうとした)
エース、デュース「セーラ!!」
エース達の後ろからビームが出てロボ達に的中
セーラ「ッ!…この魔導ビームは…オルトくん!」
オルト「大丈夫⁈セーラ・アクウェリアスさん!」
イデア「ヒヒッ、ヒーロー遅れて登場。なんちゃって」
セーラ「イデアさん!ありがとうございます」
エース「おい、セーラ!」
デュース「また来るぞ!」
セーラ「ッ!お二人とも、お力添えお願いします」
イデア、オルト「了解/了解!」
ーバトル開始ー
イデア「と、とりあえず終わりましたな」
セーラ「でも、まだアイツは私を狙っている。一時的に終わってもまた湧いて来ます」
オルト「そうなんだ。でも、ここは兄さんと僕に任せて!」
イデア「ま、まぁ拙者達がいればロボ相手なんて最強なんでw」
セーラ「ふふっ、頼もしいです。よろしくお願いします」
オルト「うん!さぁ、行って!」
〜校舎裏の森〜
リドル「エース、デュース!こっちだ!」
グリム「お!リドル!」
ユウ「先輩達も」
ケイト「ここはとりあえず安全だよ」
トレイ「お前達が無事で良かった」
セーラ「ッ!皆、構えて!ロボ達が近くにいる!」
皆「!」(構えた)
ーバトル開始ー
リドル「流石セーラだ。見事な気配察知だったよ」
セーラ「リドルさんも迅速で素晴らしい魔法でしたよ」
ケイト「2人とも、褒め合うのは後で」
トレイ「ここは俺たちが引き受ける」
セーラ「ッ…分かりました」
リドル「エース、デュース!迷子の女の子ではないが、しっかりセーラを守るんだよ」
エース、デュース「はい、寮長!」
〜校舎裏の森 大樹〜
グリム「ふなっ⁈ここ行き止まりなんだゾ!」
ユウ「どうするの?」
セーラ「そうだね…」(隠し部屋なら大丈夫だったけど、突然だったし、今からは戻れない。だとしたら…)
スファレ「ここにいましたか、姫様」
皆「ッ!」(構えた)
セーラ「スファレ…!貴様、何故ここに!皆に足止めされてたはず」
スファレ「ええ。貴女のご友人に足止めされてましたよ。でも、ほら」
たくさんのロボ達が現れた。その手にはやられた皆がいた
セーラ「ッ!皆さん!」
エース、デュース「寮長!」
グリム「ふなっ⁈皆、やられっちまったんだゾ⁈」
ユウ「そんな…」
セーラ「ッ!スファレめ…💢」
エースとデュースが颯爽とセーラの前に立った
スファレ「ん?」
セーラ「エースくん、デュースくん?」
エース「一応寮長命令なんで。セーラを渡せないんだわ」
デュース「僕達はマブを売るような真似は絶対しない!」
セーラ「2人とも…」
スファレ「ふっ、ふはははははは!なんという美しい友情でしょう。では、その美しい友情に答えてお相手しましょう」
エース「ふん!おい、デュース。足引っ張んじゃねぇぞ」
デュース「はっ!誰に向かって言ってんだ、エース。行くぞ!」
エース「おう!」
ーバトル開始ー
2人の惨敗
デュース「ッ…」
エース「…クソッ…」
セーラ「エースくん!デュースくん!」
グリム「ええい!次は俺様が相手なんだゾ!ふな〜!!」(炎を吹いて応戦した)
スファレ「…うるさい猫だ。やれ」
ロボA(グリムを捕まえ、魔導ビームで痺れさせ、気絶させた)
グリム「ふなーーーーっ!」
ユウ「グリム!」(グリムに駆け寄った)
セーラ「監督生さん、ダメ!」
スファレ「捕らえよ」
ロボB(監督生を捕まえた)
ユウ「⁈」(ぬ、抜けれない…)
スファレ「ふふっ。これでようやく2人きりで話せますね、姫様」
セーラ「貴様に姫と呼ばれる筋合いはない!貴様は我がセレナーデ家を裏切り、私の家族を、優しい執事長を殺した!貴様が何を言おうと私は貴様と行かない!」
スファレ「…そうですか。やれ」
ロボ達(魔導ビームを皆に放った)
皆「ぐあーーーーーーーっ!!」
セーラ「皆!やめて!皆に手を出さないで!」
スファレ「なら、取り引きですよ。僕の手を取り、彼らを助けるか。それとも、見殺しにするか」
セーラ「ッ!」(そんな…。手を取ったらこの世界は破滅する。でも、見殺しなんて…)
アズール「セーラ!僕達は気にせず、貴女だけでも逃げてください!」
セーラ「!アズール兄…」
ジェイド「アズールの言う通りです!」
フロイド「こんな奴の言うことなんて聞かなくていいんだよ!」
セーラ「ジェイド兄…フロイド兄…」
スファレ「黙れ!!」
アズール、ジェイド、フロイド「ぐあーーーーーーっ!!」(魔導ビームでやられた)
セーラ「ッ!アズール兄!ジェイド兄!フロイド兄!」
アズール「ッ…セーラ…逃げ、て…」
ジェイド「はや、く…」
フロイド「セー、ラ…」
セーラ「…いや…いや…」(過去と重なり始めてる)
スファレ「…さぁ、どうします?姫様」
セーラ「…いや…いや…いや!いやーーーーーーーーー!!」(凄い魔力オーラと黒いインクがセーラから溢れた。同時にセーラが付けていたネックレスが壊れた)
スファレ「なっ⁈」
リリア「ッ…一体、何が起こったんじゃ…?」
マレウス「ッ…恐らくオーバーブロット。しかし、前のとは違う」
アズール「どういう、事です?」
マレウス「先程、セーラに昔あげた魔法石のネックレスが壊れた。あいつはもう僕より強い。だから、前のオーバーブロットとは訳が違う」
皆の体から白い糸が現れ、一斉にセーラの元へ
セーラ「…アクウェリアス」
アクウェリアス「はい」(耳飾りから出て来た)
セーラ「…魔女」
魔女「ああ」(セーラの影から出て来た)
フロイド「!あれって…」
ジェイド「海の女神 アクウェリアスと海荒らしの魔女」
皆「⁈」
セーラ「…私に力を貸せ!」
アクウェリアス「はーい」
魔女「はぁ、全く」
アクウェリアスと海荒らしの魔女は同時にセーラの中に入った
イデア「え、嘘でしょ?」
ヴィル「セーラの中に入った⁈」
セーラ(糸を集めるのと同時に周りの黒いインクが集まってセーラを囲い、黒い繭になった。その後、爆発したかのように中から姿を変えて出て来た)「…オーバーブロット 蒼海の覇者」
カリム「オーバーブロット…」
レオナ「蒼海の覇者…」
アズール「セーラ…」
スファレ「お、おー!なんと美しい!やはり僕には貴女が、」
セーラ「…はぁーー!」(スファレにアッパーを喰らわせた)
スファレ「こ、これは」
セーラ「はぁーーー!!」(空から殴り、運動場へ突き落とした)
エース「つ、強すぎでしょ」
ロボ達「魔導エネルギー、充電」
デュース「や、やばい!」
セーラ「美しき華の毒(フェアレスト・ワン・オブ・オール)」(ロボ達全員に触れ、溶かした)
フロイド「すげ〜✨」
ジェイド「ええ、まさに圧倒的」
セーラ「…プルメリアの旋律(グレース・アリア)〜♪」(歌を歌い、皆の体力と魔力を癒した)
セベク「こ、これは…」
シルバー「体力が戻っていく…」
エペル「凄い。魔力も戻ってる!」
ルーク「こんな美しい癒しをくれるとは」
ジャミル「しかし、大丈夫なのか?セーラはオーバーブロットしてる。自我が失われている可能性が…」
アズール「…セーラ…」(セーラに近づいた)
セーラ「…(アズールの左頬に添えるようにエアで手を添えた)…待っ、てて…」
アズール「え…?」
セーラ(もの凄い勢いで飛んで行った)
アズール「ッ!…」(今、待っててと…)
ジェイド、フロイド「アズール!」(アズールに駆け寄った)
アズール「…お前たち、行きますよ」
ラギー「え、どこに行くんスか⁈」
アズール「もちろんセーラのところです」
ジャック「でも、どこにいるかなんて、」
ジェイド「恐らく運動場です」
フロイド「そこなら広いし、セーラが思う存分やれそうだもん」
ケイト「でも、危険なんじゃない?」
トレイ「ああ。行かない方が、」
アズール「あれはセーラのケジメです。僕達にはセーラのケジメを見届ける義務があります」
ジェイド「それにセーラは今オーバーブロット状態」
フロイド「もし暴れたらまた止めないと」
皆「…」
マレウス「僕は行くぞ。僕の友人を助けないとな」
デュース「僕も行きます!マブを放っておけないです!」
グリム「俺様も行くんだゾ!」
ユウ「先輩達について行きます」
エース「え〜?まぁ、セーラはダチだし、助けてやりますか」
全員セーラを助けに行くと言った
アズール「ありがとうございます、皆さん。では、行きましょう!」
皆「おう!」
〜運動場〜
スファレ「くっ、こんなに攻撃して無傷だと…」
セーラ「…」
アズール「セーラ!」
セーラ「!なん、で…」
アズール「僕達も手伝います」
フロイド「人が多い方がいいでしょ?」
ジェイド「セーラの力になりたいんです!」
セーラ「…ありが、とう…」
皆「!」
スファレ「ふん!人質を守りながら戦うみたいなものじゃないか!」
セーラ「…」
デュース「違う!俺たちだって戦える!」
エース「確かにセーラみたいに強くはないけどさ、出来る事ぐらいあんだよ!」
グリム「俺様を、セーラを、馬鹿にするんじゃねぇ!!」
スファレ「はっ!所詮小物が!(攻撃したら氷のバリアで守られた)何⁈」
アズール「!セーラ…」
セーラ「…皆…強い…私、達…負けない…!」
皆「!」
ジェイド「ええ、その通りです」
フロイド「やっちゃおうぜ、セーラ」
セーラ「…はい…!」
ーバトル開始ー
スファレ「くっ…、こんな、強い、なんて…」
リドル「僕達を甘く見ていたね」
レオナ「俺達はこれでも優秀なんだよ」
カリム「これで俺達の勝ちだな!」
ヴィル「まぁ、当然の結果よね」
イデア「レベル上げ足りてなかったみたいだねw」
マレウス「…セーラ、どうする?」
セーラ「…」
マレウス「!皆、下がれ」
アズール「え?」
皆(下がった)
セーラ「…」(スファレに近づいた)
スファレ「!ああ、姫様。お慈悲をくれるのですね!」
マレウス「いや、違うぞ」
スファレ「え?」
リリア「どういう事じゃ?」
ジェイド「!まさか…」
フロイド「もしかして…」
エース「え、先輩達は分かるんですか?」
アズール「恐らくですが、セーラはマレウスさんのみにテレパシーを送ってるようです」
皆「え、え〜⁈」
デュース「す、凄いな、セーラ」
グリム「でも、なんでツノ太郎だけなんだゾ?」
ユウ「確かに」
リリア「これはわしの憶測じゃが、マレウスしか魔力の波長を合わせられなかったかもしれんのう。今セーラはオーバーブロット状態。尚更調節が難しいじゃろう」
マレウス「セーラはこう言ってる。お前は永遠に許さない。家族を殺しただけではなく、友達を苦しめた。これはお前の許されない罪だ。だから、ここで処刑をする」
皆「⁈」
スファレ「そ、そんな!処刑だなんて。それに恨みや復讐で罰するのはセレナーデ家での御法度なのでは!」
リドル「そうなのかい?」
アズール「ええ。セレナーデ家はこの世で1番上に立つ者。だからこそ、単なる復讐心などで罰するのは禁止なんです」
セーラ「…」
マレウス「…分かった。確かにそうだと言ってる」
スファレ「ホッ」
マレウス「だが、これは恨みや復讐ではない」
スファレ「え?」
マレウス「これは大切な人を悲しませないように、苦しめないようにする為であり、復讐心で罰するつもりはない」
スファレ「…てことは…」
マレウス「貴様に永遠という罰を与えると言ってる」
スファレ「!ま、まさか…。お、お許しください、姫様!本当に申し訳なかったと思っております!どうかお慈悲を!」
セーラ「…お前に…赦しを…乞う…権利なんて…ない…!」
スファレ「ヒィ!」
セーラ「…さぁ…永遠という罪を…その身で…償え…永遠の絶対零度…(アブソリュート・エテル)」
スファレ「ぎゃあーーーーーーーー!!」(氷漬けにされた)
マレウス「…終わったか」
セーラ「…」(元の姿に戻り、倒れた)
アズール「セーラ!!」(駆け寄った)
マレウス「大丈夫。気絶してるだけだ」(セーラをキャッチした後、優しく寝かせてあげた)
アクウェリアス「本当に良かったわ」
魔女「全く、無茶しやがる」
皆「うわっ⁈」(セーラから出て来た事に驚いてる)
フロイド「あ、久しぶりじゃん」
アクウェリアス「こうして会うのは久しぶりね、フロイドくん」
ジェイド「セーラは大丈夫なんですか?」
アクウェリアス「うん、大丈夫。本来なら危なかったんだよね」
魔女「小娘が奇跡を起こしたんだ」
ジャック「奇跡?」
魔女「主に2つだ。1つはアタシ達の存在」
アクウェリアス「私達がセーラの中にいた事でセーラへのダメージは軽減されていたの」
ラギー「へぇ。んじゃ、2つ目はどうなんスか?」
魔女「2つ目は…これは本当に奇跡だ。小娘が奇跡の糸に選ばれるとはなぁ」
ジャミル「奇跡の糸?初めて聞くな」
リリア「そりゃそうじゃ。何百年かに一度しかない伝説的な事。奇跡の糸に選ばれた者はその糸で編み、願いを叶えると言われておる」
アクウェリアス「それもそうなんだけど、実は伝わっていない歴史があるのよ」
ルーク「おう!それは一体どんな歴史なんだい?」
魔女「それは奇跡の糸は選ばれた者とその者の大切な友人との強い絆がなければ、生まれないんだ」
エペル「大切な友人との」
オルト「強い絆…」
アクウェリアス「ええ。セーラの耳飾りから見てたわ。君達の体から白い糸が現れたのを」
魔女「恐らくそれが奇跡の糸。まぁ、またの名を“軌跡の糸”だな。それのおかげもあって小娘は一命を取り留めた」
シルバー「本当に凄い軌跡です」
セベク「…そうだな」
ー2日後ー
セーラ(目が覚め、ベットから起き上がった)「…ん…ここは…」
〜オクタヴィネル寮 セーラの部屋〜
アズール「起きましたか、セーラ」
セーラ「…アズール兄…」
アズール「本当に貴女は無茶しすぎです。2日も寝ていたんですからね」
セーラ「2日…そうだったんだ…」
アズール「でも、(セーラの頭を撫で始めた)無事で良かったです」
ジェイド、フロイド「セーラ!/セーラ〜!」
セーラ「ジェイド兄、フロイド兄!」
アズール「お前たち、扉を思いっきり開けるな。てか、まずはノックしなさい」
フロイド「だって〜、セーラが心配だったんだもん」
ジェイド「ええ。無事に目覚めて良かったです」
フロイド「アズール、ずりぃよ。セーラが目覚めたのに呼びに来ないなんて」
ジェイド「ええ、本当ですよ。セーラにリストバンド付けさせて良かったです。あ、このリストバンドは起きた事が分かる優れ物なんです」
セーラ「へぇ、この見た事なかったリストバンドはジェイド兄が用意したんだ」
アズール「セーラのプライバシー損害だろ!」
ジェイド「アズールが悪いんです!」
フロイド「そうだ、そうだ!」
アズール「僕はセーラと話してから伝えようと」
フロイド「それが狡いじゃん!」
ジェイド「ええ」
アズール「お前たちは…💢」
セーラ「…ぷっ、あははははは!!」
アズール「え?」
ジェイド「セーラ?」
フロイド「どうしたの?」
セーラ「いや、なんか面白くて。…なんか昔に戻った感じもしたんです」
アズール、ジェイド、フロイド「!」
アズール「…そうですか」
セーラ「話が変わっちゃうんですが、スファレはどうなったんですか?」
ジェイド「実は…(スファレはセーラの永遠の氷魔法で閉じ込めた事、その後にセーラの父がそれを回収した事を話した)とこのような感じです」
セーラ「そうでしたか…」
フロイド「あいつと戦ったの覚えてないの?」
セーラ「はい…。ある意味無我夢中だったので。…あの時、アズール兄達が昔のあの瞬間と重なり、私が暴走した。そこまでは覚えているんです。あとは…」
アズール「まぁ、全て覚えていないのは仕方ないですよ」
フロイド「そうそう」
セーラ「…はい…」
ジェイド「…そう言えば、マリン皇帝陛下から言伝を預かっているんです」
セーラ「お父様から?」
ジェイド「ええ。…愛する愛娘、アクアマリンよ。お前の顔を見れないのは残念だが、この度の件、誇りに思え。お前は執事長モルガのための復讐に駆られず、大切な友人のため氷の鉄槌を下した。よくやった。だそうですよ」
セーラ「…お父様…」
アズール「良かったですね、セーラ」
セーラ「はい!」
フロイド「…んじゃ」(セーラをお姫様抱っこした)
セーラ「きゃっ⁈フ、フロイド兄⁈」
フロイド「皆、セーラに会いたいって」
ジェイド「皆さん、談話室でお待ちしてますよ」
セーラ「え、え?」
フロイド「じゃあ、出発〜」(そのままセーラを運んだ)
ジェイド「はい」
セーラ「え、え〜⁈」
アズール「お前達!セーラは病み上がりなんですから丁寧に運びなさい!」
〜オクタヴィネル寮 談話室〜
フロイド「はーい。セーラ、ご入場〜」
セーラ「ど、どうも」
皆「…セーラーーー!!」
セーラ「え?」
皆(セーラに集まった)
デュース「セーラ、セーラ!無事で良かった!」
エース「おいおい、泣くなよ。セーラ、無事目覚めたんだな。良かった」
皆(無事目覚めた事をお祝いした)
セーラ「…皆、ありがとう…」
白い光の玉が急に現れ、皆の周りを飛び回り、どこかへ消えた
グリム「ふなっ⁈今のはなんだったんだ?」
ユウ「光の玉?」
セーラ「あれは…」(涙を流した)
マレウス「⁈セーラ、大丈夫か?」
セーラ「あ、大丈夫です。これは嬉し涙なんです」
マレウス「嬉し涙?」
セーラ「はい。(…モルガ、ありがとう)…私が言うのもなんですが、パーティーしませんか?私の奢りでいいので」
ケイト「いいね〜。セーラちゃんのお目覚めパーティーって感じ?」
トレイ「ははっ。でも、確かに良いかもな」
リドル「まぁ、セーラがいいと言うなら構わないよ」
レオナ「肉が食えるならなんでもいい」
ラギー「シシシッ!どんなもの頼もっかな〜?」
ジャック「本当にいいのか?」
セーラ「うん。私が迷惑かけちゃったし、それに私がやりたいの」
ジャック「そうか」
カリム「宴か!いいな!」
ジャミル「カリム、少しは遠慮しろ」
ヴィル「ふふっ、いいわね」
ルーク「おー!マドモアゼル・パールからの素敵な招待。是非参加させてもらうよ」
エペル「凄く楽しそう」
イデア「せ、拙者はこれで…」
オルト「何言ってるの!兄さんも参加するんだよ!」
イデア「嫌でござる、嫌でござる、嫌でござる!」
リリア「くふふ、面白そうじゃ」
シルバー「ええ、本当に」
セベク「招待されたんだ。しっかり参加するのも礼儀だからな」
セーラ「ふふっ、はいはい」
アズール「全く、勝手な事を…」
ジェイド「いいじゃないですか」
フロイド「そうそう。楽しいじゃん!」
アズール「…まぁ、そうですね」
セーラ「…(皆の楽しんでる様子を見た)…このまま、幸せが続くといいな…」
アズール「何か言いました?」
セーラ「なんにも!アズール兄、踊ろう!」(アズールの手を引っ張り、くるくる周り始めた)
アズール「ちょっ、セーラ⁈」
ジェイド「おやおや」
フロイド「アハァ、めっちゃ楽しそうじゃん。俺も〜!」
皆(ダンス踊り始めた)
セーラ(…この幸せが、この笑顔が、いつまでも続きますように…)
〜to be conteneu〜