作品タイトルはついておりません。

彼女の作品は作品の理論付けや詮索を

非常に嫌った。

主に絶望、破損、死などを モチーフに 扱い

不気味さや残酷さと同時に 美しさを

感じさせる そんな作品、 人物を作る人だ。

そして、####年に亡くなった。

私はそんな彼女の一つの作品だ

話すのは苦手だか、話をしないかい？

噂がある、私を見ると死ぬ。

だが安心し給え、 私を見ようと

死にやしない。

こんな噂ばかりが蔓延る昨今こそ

話をしないか？相棒（傍観者）

怒っているのか？否、困惑している。

しょうがないさ愛嬌を振りまく事しか

できないのだから。

酷い言いがかりと揶揄いだ、だが

赦してあげる。

だが、天命だ。さぁ見給えよ

私の惨めな姿を、今は見逃してあげよう

晒っておくれ。

もう相棒（貴方）を永遠に見る事はない。

地獄を旅するのか？

そんな得体の知らぬ童謡のようにか？

解釈は十人十色という物か。そうか。

皆、お怒りなのであろうな、きっとな。

ペシミスティックな妄想であろう。

暗く、先の見えぬその末見送ってあげよう。

事理不明にはなりたくはないのだよ。

さぁ、先天的な愛を私におくれ。

見給え、御霊よ、相棒よ見給え

胡乱なこれを。

かつての矜持なぞ見る影もない。

さぁ、この厭世観をかなぐり捨てよ。

これも天命だ。天命だよな？

呪いに肖り、天命だ。

皆、祈りを果たさず散って行った。

私は何故どうして生まれた。

何故世界は生まれたのか。

私はどう死にゆくのか。

世界は滅び行くのか。

どうやって私は生まれたのか。

どうやって世界は生まれたのか。

どうやって私は死にゆく。

どうやって世界は滅びるの。

彼女は誰なのか？

誰に私は描かれたの？

全て天命というのか？

全て天啓ならば、私はそれに従おう。

天命だって晒っておくれよ。

さぁ、ご覧よ、私の惨めな姿を。

相棒よ貴方を永遠に見る事はないであろう。

嗚呼、勿論これも天命だ

そうさ天命だろ？

音楽は贋造、空気の振動で絵画も同様だ

所詮は光の反証だ。

それらは、異彩を放ち漫然としていたら

賽が投げられた。

それが跡（Art）という物か？

そんなありもしない意味なぞに

意味を求める行動は何？

その行動原理な何処から？

そんな評論家気取りがくどくとと

講釈をたれて、作品を断言して。

収集がつかぬ。

適度に遇って今

これも天命だこれもまた天命だ。

やはり、相棒君もそうか。

否、相棒ではもうなかったか。

さよならも告げずに去っていったな。

話をしないか？ 話すのは苦手だか

話しをしようじゃないか。

なぁ相棒（キミ）に言っているんだ。