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4 - 第4話 温かい食卓

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2026年02月08日

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とりあえず、お父さんである魔王についていって本当の家に帰ることにした。魔王は上機嫌で家のドアを開けて

「たっだいま〜!」

と大声で言うとリビングらしき部屋のドアが開いて、美しい犬天使の犬耳を持ち、尻尾の先がハートで角を持ち、ドレスを着ているサキュバスらしき女性が出てきた。女性はニッコリと笑っておたま片手に

「おかえりなさい、貴方♪」

と弾むような声で言った。髪の毛はロングで、腰くらいまでの長さがある。大人だと思うけれど、女子高校生みたいに可愛くて若く見える。お父さんは笑顔で

「覚えていないかも知れないが、この人がラフェルのお母さんのメティオだ。さっきも言った通り、犬天使とサキュバスの血筋を引く者だ」

と紹介するとお母さんは私と視線を合わせるためか、中腰になってニッコリと笑い、

「久しぶりね、ラフェル。今日はラフェルが帰ってくるって聞いて、お父さんとラフェルが大好きなかきたまスープを作ってるの!もう少しかかりそうだから、ゆっくりとくつろいでおいて」

と言った。靴を脱いで廊下をまっすぐ進むとリビングがあった。リビングに行くとそこには短めのショート髪で魔王のような角を持ち、先に三角のようなとんがったものがついている尻尾を持つ、身長が低い悪魔がいた。左目に眼帯をしており、シャツとズボンというシンプルな服装をしていた。その隣にはさっきのショート髪の子よりも少し長めのショート髪で、お母さんのような角、犬天使の犬耳、先がハートの尻尾を持ち、パーカーにスカート、可愛らしい顔立ちの悪魔がいた。おそらくサキュバス寄りなんだろう。サキュバス寄りの子と魔王寄りの子では、魔王寄りの子のほうが身長が低く、身長差が10センチ以上あった。魔王寄りの子が私に気づいたようで、パァッと表情が明るくなり、笑顔で

「姉ちゃん、久しぶりだね!覚えてる?」

と尋ねてきた。お父さんがちょっと残念そうな顔をしながら

「あのな、ラフェルは俺らと一緒にいたときの記憶は天使に消された状態なんだ」

と言うとその子は残念そうな顔をしていたが

「そっか・・・。まぁ、ずっと離れ離れじゃなかっただけ嬉しいじゃん!僕はキューベル・ロースネーク!姉ちゃんの弟で、長男だよ!」

前向きな表情に変わって言った。キューベルは苦笑いをしながら

「よく末っ子って間違われるんだよね〜。あ、あとこの眼帯は厨二病じゃないよっ。これもよく間違われるんだ。魔王の戦闘時に使う破壊の目の解除が苦手だからずっと解除できなくって。だから破壊しないように眼帯してるんだ」

と言うと隣にあったレモンソーダを飲んだ。隣に座っていたサキュバス寄りの子はキューベルがソーダを飲んだのに気づくと

「ちょっとお兄ちゃん!僕の分ちゃんと残しておいてよ!そのソーダは僕とお兄ちゃんで飲んでねってお母さんに渡されたやつじゃん!」

と怒った。キューベルは笑いながら

「そんな一気飲みしないよ。まだ一口しか飲んでないから無くならないし」

と言った。そして続けて

「それより、姉ちゃんが記憶消されたまんまだけど自己紹介しなくていいのか?」

と言うとサキュバス寄りの子がハッとしたあとに

「そ、そうだったね!僕は末っ子のラブピット・ロースネーク!女子っぽいけど、男子だよ。かっこいいより、可愛いって言われる方が嬉しいんだ!」

と満面の笑みで言った。私に兄弟がいるなんて思いもしなかった。まぁ、普通に家族として接すればいいのかな・・・と思っているとお母さんが

「晩御飯できたよ〜。ラフェル、中界から魔界まで遠かったでしょう?片道で半日かかるもの。お腹すいただろうし、お腹いっぱいになるまで食べてね!おかわり足りなくなってもまた作るし!」

という嬉しそうな声が聞こえてきた。食卓につくと、かきたまスープと豚の生姜焼き、千切りキャベツのサラダが並べられていた。どれも私が好きなものだった。ラブピットは尻尾を振りながら

「わぁ〜!僕が好きな豚の生姜焼きだ!」

と喜んだ。魔王や悪魔などの魔界に住む者が悪というのは違うのかも知れない___。

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