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Jinto side
ベッドにゆっくりと倒されて
顔だけでなく全身に降ってくる唇に
ああ雨みたいだな…
なんて思いながら、勇斗に体を委ねた
「はや、と…もう、大丈夫…」
ゆっくりと指で慣らされて濡れた音が響いている
「…ん」
勇斗が小さく返事をすると入ってきた時と同じようにゆっくりと指が引き抜かれ、違うものがあてがわれる
「痛かったら、ちゃんと言って」
頬を撫でられて体の力が抜けた
俺を気遣う手も、声も、瞳も、俺の中に入ってくるものすらとんでもなく優しい
「う…んっ……は、や…と…」
「きつくない?」
「…だい、じょうぶ…嬉しい…」
今思えば、体を気遣われていたんだろう
体を重ねる事自体、久しぶりだった
「全部…入れても、へいきだから…」
遠慮がちな勇斗に伝えると、じわじわと熱を感じて思わず身をよじった
ゆっくりと入ってくるそれに、ゾクゾク、ゾワゾワする感覚を逃がす術を知らない
「は…あ、あ…」
声にならない声が無意識にあがる
最奥に熱を感じ、抱き締められると、大袈裟に体が揺れた
もう勇斗のこと以外なにも考えられなかった
「はやと、は…やとぉ」
勇斗を求める声が押さえられない
「はや…とぉ、ねぇ、気持ちい…」
この行為が、こんなにも
優しくて、切なくて、愛しいが溢れるなんて思っていなかった
「うん…気持ちいいね」
気持ちは伝わったようで勇斗は微笑んで言った
「俺、幸せだ」
優しく愛しい瞳に見つめられ、
「俺も…」
心が重なった気がしてとても心地がよかった