続き
半年ほどたって、俺も社会人。会社に勤めてはや3ヶ月。仕事に慣れてきたと思いつつ、まだ居なくなった恋人が忘れられない。
とある日、ぼーっとして歩いていたせいか、大人のお店のある通りにいた。ぼーっと歩いてここに来てしまったのか混乱しつつも何故か足を進める。すると見覚えのある顔があった。
「ゆうま!」
思わず叫んだ。びっくりした顔でこちらを見ている。
勇「なんでこんなとこにいるの」
拓「勇馬こそ」
彼、俺の前から姿を消した恋人の勇馬は風俗店で客引きしていた。服装の色んなところを露出しているとこを見る限り黒服とかそういう感じじゃなくて売り物として客引きしているのだろう。
拓「ねえ、なんでこんなとこで働いてるの?」
勇「だって、俺会社やめて、お前も捨てちゃったから寂しくて」
ああ、やっぱりまだ俺はこの人の事好きなんだって思った。
next→入店
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