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いきなり本編どーぞ!
「はい、オッケーです! 10分休憩ねー!」
スタッフの声と同時に、ハルは小さくため息をついた。
視線の先では、カイとシューヤが楽しそうに爆笑している。
11「いや本当だってカイくん! さっきの飯の時さぁ」
2「あはは! シューヤそれマジ? ウケるんだけど」
シューヤの肩をポンポン叩いて笑うカイ。
ハルは冷たいお茶を一口飲んで、わざと目を逸らした。
3「おーいハル! 次の立ち位置、お前カイの隣な!」
14「あ、はい! 今行きます!」
リョウガに言われて位置につくと、すぐにカイが隣にやってきた。
2「ハル、水分補給ちゃんとしてる? 今日暑いから気をつけてね」
14「……ちゃんとしてます。
カイくんこそ、シューヤくんと楽しそうでしたね」
2「……え?」
思わずトゲのある声が出てしまい、
ハルは慌ててぷいっと横を向く。
「本番いきまーす! 3、2、1……」
3「さあ! 後半戦も盛り上がっていきましょう!」
リョウガの仕切りでトークが始まる。
ハルも必死に笑顔を作ってガヤを入れる。
その時カメラの死角で、カイの長い指先が
ハルの服の裾をキュッと引っ張った。
14(え……っ!?)
さらにカイの手が滑り込んできて、
ハルの指をぎゅっと力強く握りしめる。
顔はカメラに向けて満面の笑みなのに、
手の力は「逃がさない」と言わんばかりに強い。
14(つよ、い……カイくん……っ)
誰も気づいていない。
ハルはカメラに映らないよう、繋がれた手にそっと力を振り返した。
「――以上、超特急でした! お疲れ様でしたー!」
収録が終わり、メンバーたちが楽屋へ引き上げていく。
ハルがほっと息をついた瞬間、すれ違いざまにカイが耳元で囁いた。
2「ハル。ロケバス戻ったら、一番後ろの席ね」
14「っ……!」
2「シューヤと話してたの、そんなに気に入らなかった?」
14「……ちがっ……」
2「ふふ、可愛いね。車内でも、
俺の家に着いてからも、たっぷり言い訳させてあげる」
意地悪く微笑んで先に歩いていくカイ。
ハルは赤くなる顔を隠しながら、慌ててその後を追いかけた。
短すぎましたかね、?
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わらか
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コメント
1件
わらかさん、第5話読ませていただきました! カイくん、カメラの死角でハルの指をぎゅっと握るところがもう……たまらなかったです。あの「逃がさない」みたいな強い力に、ハルくんが戸惑いながらも応える指の動き、すごくドキドキしました。嫉妬からの独占欲の表現が甘くて、収録後もずっと続く感じが続きを待ちたくなります。短い中にぎゅっと詰まった濃密さ、素敵でした🌷