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どうも皆様、サカナです

リア友とリア後輩に垢バレしてて草生えます

絵と雑談くらいしか見てないみたいなんですけどね、リア友にはついったもバレてて笑う

でもオリの国擬するからおいでって言われたからいいのよ

私はドイツで広まってるらしいです、リアルでのあだ名がドイツなので

まあそしたらドイツ書きますよね、誰だってそーする俺もそーする

前回普墺だったので今回は独墺(帝)です

挿絵とかね…落書きついでに…描いちゃった…後でイラスト部屋載せときます


























「だーれだ♪」

急に視界が覆われ、高く愛らしい声が耳に届く。

私はその手を撫でて、

「オーハン」

可愛いイタズラをした犯人の名を言った。

「流石はドイツ帝国、即答ですね!そーです!答えは私でした〜♪」

「こんなことをするのは、 お前くらいだからな」

「んもう、私が子供っぽいってことですか?」

「違う、こんな可愛いことをするのはお前くらいという意味だ」

「まあ!ドイツ帝国ってばまたそんなこと言って!えへへ、嬉しいです///」

私の前に移動したオーハンの頬は朱に染まり、照れ臭そうにはにかんでいる。

「…」

「わ、えへへ、どうしました?」

思わず頭を撫でれば、また嬉しそうに笑った。

やはりオーハンは、 私の幼馴染は世界で1番愛らしい。

「…いや、何でもない」

そんな可愛いオーハンの秘密を知れるのは、一体いつになるのやら。

二つの眼帯で隠された目は、きっと綺麗なはずなのに。

幼い時からずっと見てみたいと思っていたが、ただの一度として見たことがなく、それとなく話を振ってもはぐらかされる。

彼の親であるオーストリア帝国殿は綺麗な青い目をしていたから、オーハンも同じような空色をしているのだろうか。

それとも国旗に赤色が含まれているから、私と揃いの赤色なのだろうか。

(…今夜、少し確かめさせてもらおう)

長年の疑問を解消したいという思いを優先した私は、夜になるのを待った。






仕事も終わり、あたりを照らすのはランプの小さな光のみ。

この屋敷は中央同盟の皆で暮らしているため、オーハンも部屋で寝る頃だろう。

コンコンコン、と硬い木の扉をノックすると、バタバタ何か音が聞こえてきた。

「オーハン、大丈夫か?」

「だめです!!が、眼帯してないので!!絶対、ぜーったい入っちゃだめですからね!!」

その後も「どこに仕舞ったっけ」「ベッドのそばにあったはず」「早くしなきゃ」

などなど、かなり焦っているようだ。

急に来てしまって申し訳ないと思うが、私の目的はオーハンの瞳を見ることである。

「すまないが、入るぞ」

返事を聞かぬままドアノブに手をかければ、不用心なことに鍵が空いていた。

「きゃーっ!鍵が閉まっていないだなんて聞いてません!!こっち見ちゃダメです!!!」

「閉めていなかったのはお前だぞ…というか、顔を隠さないでくれ」

「嫌です嫌です!準備できるまで外で待っててくださいよ!私、入室の許可してませんよ!不法侵入!!」

顔を隠して座り込み、オーハンは私に背を向ける。

「オーハン」

「足音聞こえてますよ!!近づかないで!!」

「そこまで嫌がることはないだろう、顔を見せてくれ 」

「それが目的ですね!?絶対嫌です!!」

イヤイヤ言ったところで私が止まるわけもなく、可愛らしい抵抗をするオーハンを抱きしめた。

「離れて!!」

「…何故そこまで拒否するんだ?お前は綺麗だ。私は、そろそろお前の全てを見せて欲しいと思っている」

「嘘ですよ…そんなの…私の目を見たら、きっと貴方も私の元を離れてしまう…そんなの、耐えられません…」

「…」

後半の言葉は涙声になり、ぐすぐすと啜り泣きながら言う。

私はその声を、言葉を一つも聞き漏らさず耳に入れ、反芻した。

抱きしめているオーハンは小さく震え、いつもの元気で明るい様子とは全く違う。

「私の目は…すごく、不気味で気味が悪い…貴方に、そんなものをお見せしたくないんです…お願いですから、部屋を出てください…用事は、また明日で良ければ お伺いしますので…」

「…そんなことはない」

抱きしめる力を強め、幼児に言い聞かせるような気持ちで言った。

「もしオーハンの瞳が本当に不気味だったとして、どうして私が離れる?私はお前のことが好きだ。明るく、優しく、いつも私を励ましてくれるお前が好きだ。容姿など関係ない」

勢いで告白してしまったが、オーハンには届いただろうか。

「…ほんと、ですか…?ほんとに…ほんとに私の側から、離れませんか…?絶対…?」

抱きしめていた腕をぎゅっと握られ、消え入りそうな声で呟くように言われる。

「当たり前だ。万が一…いや、億が一にでもお前を傷つけたら、自害すると約束しよう」

「そ、そんなこと求めてませんもん……わかりました、ドイツ帝国のこと、信じてますからね…」

「!」

くるり。

ゆっくりと振り向いたオーハンの瞳は、とてもとても綺麗なものだった。

長いまつ毛に縁取られ、レッドダイヤモンドとエメラルドの瞳は輝くように大きい。

不安気に揺れて涙で歪んでいる。

あまりに綺麗で、しばらく見入ってしまった。

「…瞳孔が左右で違うだなんて、気持ち悪いですよね…ごめんなさい…」

私が何も言わないことに不安になったのか、オーハンは俯いてまた涙をこぼす。

慌てて目元を拭ってやり、頬を持ち上げて目を合わせた。

「そうではないんだ…その、あまりに綺麗で、言葉が出なかった」

「嘘つかなくていいですよ、気持ち悪いって思われても仕方ありません…」

オーハンの瞳は、左右で瞳孔の形が違うようだ。

レッドダイヤモンドの方は羊のような瞳孔で、エメラルドの方は十字架のような形だ。

どちらも私には可愛らしいとしか思えない。

何故そんなに自分を卑下してしまうのだろう?

「可愛いじゃないか。今までその綺麗な瞳を隠していただなんて、とても勿体無いことだと思うが…そこらの宝石より、余程美しいのに」

しっかりと目を合わせ、思っていることをそのまま伝えた。

オーハンの顔はみるみる赤くなり、また大粒の涙をこぼして私に抱きつく。

「ドイツさッ…わた、わらしッ、はじめてそんなこと、いわれましたッ!ほんとに、きもちわるくないですか?わたしのこと、うけいれてくれるのですかッ?」

「勿論だ。私にはお前に何があったのかわからないが、気持ち悪いだなんて思うわけないじゃないか」

「ぐすっ、えへ、嬉しいのに、涙が止まらないです///ドイツさん、ありがとうございます///」

「よしよし…今まで辛かったんだな。気がついてやれなくてすまなかった」

その日、オーハンは泣いて私に甘えながら、瞳がコンプレックスになってしまった理由を話してくれた。





幼い頃、オーハンは目を隠すこともなく普通に暮らしていたらしい。

屋敷で父親のオーストリア帝国殿や使用人たちと、とても幸せだったと言っていた。

だがある時から、使用人たちはヒソヒソと噂話を始めたのだとか。

その噂話こそ、オーハンは呪いがかけられているというものだ。

オーストリア帝国殿は透き通るような青い色の瞳が特徴的で、ピシッと着こなされた軍服と、小柄でありながら威厳のある姿に屋敷の誰もが尊敬の眼差しを向けていた。

しかし、その息子であるオーハンの瞳は透き通るような青どころか、血のような赤と不吉な濃い緑で、瞳孔は左右で形が違う。

オーストリア帝国殿は気にしていなかったらしいが、使用人たちは悪魔憑きだと不気味がり、オーストリア帝国殿がプロイセンに惨敗した日から、酷い言葉の刃物で傷つけられたらしい。

元々よく思われていなかったようだが、態度があからさまに変わったのだそうだ。

掃除中に付近を通れば水をかけられ、食事は生焼けであったり、魚の骨が増やされていたり。

暴力はなくとも、子供だったオーハンに聞こえるように声を大にし、悪魔憑きの呪われた子息だと言われ続ける。

そのうち、オーハンは眼帯をして目を隠すようになった。

私と出会った頃にはもうしていたから、7、8歳より前の話だろう。

ずっとずっと癒えない傷を背負っていたのだ。

私は慰めて撫でることしかできなかったが、オーハンはそれで十分だと頬を濡らしながら笑う。

もう二度とそんな顔はさせないと決め、甘えてくれるオーハンをたくさん褒めた。







無論、告白の返事も貰った。

答えは是だ。

明日から、オーハンは幼馴染兼盟友兼

恋人

になった。

旧国カップルつめつめ

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コメント

7

ユーザー

オッドアイですらかわよすぎるのに瞳孔の形も違うとかオーハンワイは死んじまう(*´Д`*)オーハン万歳使用人は死なないように優しく拷問してあげるね乁( ._)⊃____●´

ユーザー

オッドアイだけじゃなく左右で瞳孔の形も違うだと、、、?スゥッ 好き過ぎます。めっっっさ人外感あって大好きです。それが理由で虐められてたのもまあ可愛いし独帝の言葉で泣きじゃくってたの最高でした☆ もう、結婚しろ☆←投げやり

ユーザー

オーハンの目オッドアイとか最高じゃないですか!!!というか後ろから目を塞ぎに来るいたずら可愛すぎだしやっぱオーハンは天使ですね(結論)

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