テラーノベル
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若井滉斗 × 大森元貴
恋人同士
🔞
夜の2時をまわったころ、スマホの画面が静かに震えた。
画面に「元貴」の名前を見つけた瞬間、眠気なんて一瞬で吹き飛んだ。
「…元貴?」
「滉斗…ごめん、起こしちゃった?」
いつもより少し甘えてくる声に、胸が熱くなる。
息遣いが微かに震えているのが、すぐにわかった。
「大丈夫だよ。どうした?」
「…ちょっと、寂しくなっちゃって…」
そんな言葉を吐けるのは、俺にだけだ。
思わず声を低くして聞き返す。
「…今どこ?」
「…ベッド。電気、消してる」
吐息混じりの声が、鼓膜を撫でる。夜の暗さの中で、あいつはどんな顔をしてるんだろう。
「なにしてる?」
少しの沈黙のあと、「…触ってる」と、元貴は恥ずかしそうに打ち明けた。
「滉斗も……触って」
誘う声が甘すぎて、理性が簡単に溶けていく。
ベッドの上でスマホを握ったまま、片手でゆっくりと自身に触れた。
「あ…っ、熱い…っ」
電話越しに、元貴の小さく切ない声が響く。
想像するだけで、吐息が荒くなった。
「どこ触ってる?」
「…先っぽ…ちょっと濡れてる」
「もっと触って。俺のこと想いながら」
「…滉斗の声、聞きながら触ってる。…あっ、ん…」
元貴の吐息と喘ぎ声が交じり合って、頭の奥を痺れさせる。
画面越しじゃなくて、本当は直接触れてやりたい。
熱くて柔らかい部分を、掌で確かめたい。
「元貴…指で擦ってみて。先っぽ…ゆっくり」
「…やだ、そんな…声で…言わないで…っ」
「どうして?」
「…声だけで、もう出そうになる…」
「出していいよ。一緒に…俺もだから」
言いながら、自分の先端をゆっくり擦った。
電気を落とした部屋の中で、スマホの向こうの元貴の息がますます荒くなるのがわかる。
「滉斗…好き、大好き」
「俺も…っ、元貴、大好きだよ」
濡れた音が電話越しに小さく聞こえて、元貴の手がどんなふうに自分を慰めてるのか、頭の中に生々しく浮かんでくる。
「あっ…滉斗…もっと言って……俺のこと、欲しいって言って…」
「元貴…欲しい。今すぐ触れたい、抱きたい……お前の声で、もう…っ」
「ん……ぁあ、滉斗……滉斗の声、聞きながら…イきたい…」
「いいよ…イって?」
互いの吐息が重なって、擦れる音と息遣いだけのが夜の静寂に響く。
胸の奥がきつく締め付けられて、視界に熱が滲んだ。
「滉斗……っ、もう、出る……!」
「俺も…っ、元貴……!」
同じ瞬間に息を詰め、声を漏らしながら果てた。
手の中に広がる熱と脈動。電話越しの元貴の短く荒い息が、耳の奥で荒く絡む。
しばらく2人とも何も言えなくて、ただ荒い呼吸を聞き合っていた。
「……滉斗」
「ん?」
「…ばかだね、俺ら」
「…いいんだよ。元貴が欲しかったんだから」
小さく笑う声がした。照れているのか、少し震えている。
「滉斗の声、夜中に聞けて…すごく、嬉しかった」
「俺もだよ。…直接触れてやりたかったけど」
「…それはまた今度、ね」
夜はまだ静かなままで、でも耳の奥に残るお互いの声と熱で、孤独は少しだけ溶けていった。
「…元貴、寝るまで繋いでていい?」
「うん…ずっと繋いでて」
電話越しに伝わる微かな寝息を感じながら、俺もゆっくりと目を閉じた。
夜中に交わした熱い声と想いが、まだ指先に残っていた。
昼からえっちぃな、おい
コメント
2件
yuuちゃんありがと〜 本日も最高(*^^*ゞ💕︎ 私の雑談部屋に質問あったら、書いてねん……/////