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ぷりside
Ak「俺の1番はずっとずっと、ぷりちゃんだよ!」
Pr「…ほんとうに?」
Ak「うん!絶対!」
そんな幼い頃の約束。
いつまでもその言葉にすがって、あきに飽きられないように努力して、自分を磨いて。
ずっと1番で居たかった。
それなのに…
Ak「付き合うことになった」
Pr「…え、?」
頭が真っ白になった。
あきが…付き合う?
他の人と?
ポロポロと、自分の目から大粒の涙が出る。
頑張って抑えようとはしていたけど、感情ってものは止められない。
Ak「ど、どうしたの、ぷりちゃん」
やっぱり、幼い頃のあの約束は、あきにとってはなんでもなかったんだ。
Pr「…嘘つき」ボソッ
Ak「…ぇ?」
どんなに小さく言ったつもりでも、長年一緒にいるからか、聞き取れたらしい。
Pr「ずっと俺が1番って言ったやん」
止めようとしても、どんどん言葉が出てきてしまう。
Pr「あきはそんな小さい時のくだらない約束なんて、覚えてないよな」
あきを責めるみたいに言葉を発してしまう。
もうどうでも良い。
後悔が無くなるように、これだけは言っておこう。
Pr「あきのこと、ずっと、大好き”だった”よ」
告白くらい、とびきりの笑顔で言わないかんな。
俺は、あきに近づき、1cmあるかないかぐらいの距離に行く。
あきにだけ許してた距離感。
あきにだけ見せてた課題。
あと何個、あきだけに許してたものがあるんだろう。
Ak「俺は…」
Pr「ッ、ばいばい」
その先を聞くのが怖くて、逃げて。
もっと早く告白してれば、まだチャンスはあった?
もう戻れないのに、後悔ばかりしてしまう。
それに…大好き”だった”なんて嘘だ。
今も大好きだよ、あき。
あれから学校には行かず、部屋にこもって、あきとの思い出に浸るばかり。
ピロンッ
スマホから通知がなる。
あきじゃないのかもしれないのに、勝手に期待して、勝手に残念がって。
Pr「まぜからか」
数少ない俺の友達。
文章の内容は、今日あとと一緒に俺の家に来るということ。
いつも急すぎるんだよと思いながら、わかったの文を打つ。
正直、自分でもわかるくらい心が壊れかけているから、話ぐらい聞いて欲しいな、なんて思いながら、2人が来るのを待つ。
あきside
ずっと君の一番になりたかった。
ずっと俺だけを見ていて欲しかった。
バカみたいだ。
幼い頃から元々顔が整っていたし、かわいかったから、彼はいつも人気者だった。
歳が上がるにつれ、彼はより綺麗になっていった。
彼に告白する人が沢山いた。
それをずっと間近で見てきた。
…勘違い、してたんだ。
俺を見つけると、嬉しそうに近寄ってくれるから。
44
ゆーざー ㄘゃん
俺が離れようとすると、犬みたいにショボンとするから。
もしかしたら、俺の事好きなのかなって。
勝手な妄想で嬉しくなって、勝手に舞い上がって。
でも、この前聞いてしまった。
彼がまた告白されていて、また振って…。
そこまではいつも通りだった。
彼は、なんでいつも告白を振るのか聞かれた。
そしたら、「好きな人がいるから」と答えた。
俺は馬鹿だったんだ。
彼の好きな人が俺だと信じていたんだから。
好きな人の特徴を聞かれ、うーんと悩んだようにした後、「かっこよくて、たまにドジして、友達思いで、…隣にいて、安心する人」って、いいでしょって、自慢するみたいに言っていた。
俺はかっこよくないし、たまになんて言えないほどドジをするし。
俺みたいなうるさいやつが、隣にいて安心するわけがない。
気づいたんだ。彼の好きな人は、俺じゃないって。
それでいて、告白する勇気も出せなかった。
でも、好きでいることを辞められなくて、どうしたら諦められるか考えた。
恋人を作ってしまえばいいんだって。
だから付き合って、彼に言った。
これで諦められると、思ったのに。
彼がボソッと呟いた。
小さくて、普通なら、なんて言ったのかなんて分からないだろう。
でも、わかってしまった。
彼が好きだから。ずっと見てきたから。
それからの記憶はあまりない。
急に君が近づいてきて、俺に言った。
「あきのこと、ずっと、大好き”だった”よ」って。
酷く後悔した。
大好き”だった”って。
当たり前だ。
恋人がいる人に好意を抱いてはいけないもん。
じゃあ…俺が告白してれば、付き合ってくれたのかな。
勇気を出せていたら、付き合えたのかな。
自分の弱さが不甲斐ない。
俺は今でも君を…ぷりちゃんを愛しているよ。
もう自分じゃどうしたらいいのか分からなくなって、まぜちとあとに相談した。
2人のアドバイスのお陰で、自分がどうしたいのかを見つけることができたし、悪いけど、付き合っている子には自分の想いを打ち明けて、別れてもらった。
2人が今日、ぷりちゃんの家に行くらしいから、俺もこっそり行って、ちゃんとぷりちゃんの気持ちを聞きたい。
ぷりside
まぜとあとが家に来て、リビングで3人で座る。
Mz「ぷりはさ、あきのこと、どう思ってるの?」
Pr「大好きだよ。ずっと、今までも、これからだって。」
Pr「ずっと、あきの1番で居たかった」
At「…辛かったな」
Mz「俺らの前では、泣いてもいいんだぞ?」
その瞬間、張り詰めていたものがプツンと切れた気がした。
Pr「ッ、」ポロポロポロポロ
それからしばらく、2人の腕の中で泣いた。
ようやく泣きやみ、2人を見る。
決心が決まったから。
Pr「俺、あきのことは、ずっと好きでいたい」
Pr「どんなに苦しくても」
2人は否定をしないで、頷いてくれた。
Mz「…もう、いいんじゃないか?」
At「ぷりがここまで気持ちをぶちまけたんだ。」
At「今度は…お前が言うべきなんじゃないか?」
2人がなんのことを言っているのか分からず、頭にはハテナが浮かぶ。
Ak「…ぷりちゃん」
Pr「ぁ、き」
どこから聞いていた?
どう思った?
こんなに怖いことはないだろう。
Ak「ぷりちゃん、俺ね、ずっと、君の1番になりたかったの」
あきが、俺の1番に?
Ak「俺、臆病だから、告白する勇気も、振られる勇気も持てなくて」
Ak「こんなに苦しいなら、いっそ、恋人でも作ったら諦められるかなって」
Pr「…そんな勇気、持たなくてええやん」
馬鹿やな、お互い。
こんなに簡単なことなのに、難しく考えすぎちゃって、ひとりで苦しんで。
Pr「俺があきの告白を振るなんてこと、あるわけないやん」
Pr「だって、俺がずっと大好きなのは…あきなんやから」
あきの袖を少しつまみ、真っ直ぐにあきを見つめる。
Pr「わがまま、言ってもええ?」
Ak「…いいよ」
Pr「俺に告白して?」
わがままで、贅沢すぎるお願い。
あきは少し戸惑った後、覚悟が決まったのか、こっちを真っ直ぐ見つめる。
Ak「…ぷりちゃんのことを、愛しています」
Ak「どうか…俺を君の一番にしてくれませんか?」
不器用なあきが、精一杯考えて、気持ちを込めて考えた告白。
そんなの、答えは決まってる。
Pr「…はい!」
あきだけに告白させる訳にはいかないので、俺も愛を囁く。
Pr「ずっと、俺をあきの1番で居させてな?」
やっぱり、俺も不器用だ。
Ak「もちろん」
そう言って、あきは俺を抱きしめる。
俺もそれにこたえるように、あきの背中に手を回す。
もう、すれ違わないように。
お互いが1番でいられるように。
幸せに浸かっていると、あきが急に抱きしめるのをやめる。
もう終わりか、なんて少ししょんぼりしていたら、あきが俺の頬に手を添える。
Ak「…いい?」
恥ずかしいが、コクコクと頷き、目を閉じる。
Ak「顔真っ赤」
Pr「う、うるさい///」
チュッ
綺麗なリップ音が、部屋に響き渡る。
Ak「ぷりちゃんはずっと、俺の1番だよ」
Pr「…俺の1番だって、ずっとあきやで」
今までも、これからも、ずっとお互いが1番。
コメント
2件
初コメ&フォロー失礼しますっ!!✨うわぁあぁもう全てが天才すぎます🥲✨書き方が個人的に大好きすぎて…!!!
もう〜〜〜!!良すぎて叫んだわ!!😭💕💕 両片思いですれ違ってたのが切なすぎて、特に「大好き''だった''よ」のところ、涙腺崩壊したよ…。でもまぜちとあとが背中押してくれて、最後の「俺に告白して?」からのあきの告白、マジで神回すぎる!!✨✨ 幼い頃の約束からお互い1番でい続けるハピエン、最高にエモかった…!続きが気になるけど、この1話だけで既に尊さ爆発してる🌸💕 ゆもさんの作品、これからもめっちゃ楽しみにしてるよ!!📖💫