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※警察の方がでてきますが、実際とは話すことなどが異なる可能性があります。ご了承ください
あれからまた数ヶ月。由梨とはすっかり会えなくなってしまった。海に行っても、名前を呼んでみても。
（もうこっちには来れないのかな）
最後に話した内容は禁句だったのかもしれない。でも、なんでそんな急に？由梨に会えないとわかっていても、僅かな期待を胸に海に赴いた。
「すみませーん！」
「？」
「あなたは由紀さんですか？私は…こういう者なんですが。」
「警察の方ですか？」
「そうです。由梨さんが1年前に亡くなられたことはご存知ですよね？」
「はい。」
「その当時、由梨さんの死亡原因は自殺による出血過多ですたが、実は今になって他殺の可能性が出てきたんです。」
「え…？」
「署までご同行願います。」
「…わかりました。」
「親御さんも今いらっしゃいます。」
「あっ、由紀…！」
「お母さん！？」
「由梨ちゃんのことでしょう？」
「うん…」
「何が悪いことが起こってないといいけれど…。」
ガチャッ、バタン ブロロロ…
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