テラーノベル
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教室は、いつも通りだった。
朝のチャイム、窓の光、椅子の音——
全部そろっているのに、何かが足りない。
空いてる席が 一つあった。
誰も口にしない。
けど、視線は一回そこに落ちて すぐ 逸れる。
笑う声がして、ノートが開いて——
普通は進んでいく。
普通って、こんなに 静かだったっけ。
誰かが優しくて、
誰かが冗談を言って、
誰かはトイレに行ったまま戻らない。
触れたら壊れそうな距離で
皆、ちゃんと息してるふりをしていた。
欠席の名前は黒板に書かれない。
でも、
心臓のあたりが一拍だけ遅れる。
その一年は、
誰も大きく間違えないまま
少しずつ すれ違っていった。
「触れたら 消えそうで。」
高等学校 二年B組
出席番号 7番
名前:古西 雛子
読み仮名:こにし ひなこ
出席番号 12番
名前:川崎 稜久
読み仮名:かわさき りく
出席番号 14番
名前:木村 花
読み仮名:きむら はな
出席番号 18番
名前:藤田 芽衣
読み仮名:ふじた めい
出席番号 22番
名前:清水 海利
読み仮名:しみず かいり
出席番号 26番
名前:田仲 修哉
読み仮名:たなか しゅうや
出席番号 29番
名前:伊上 樹
読み仮名:いのうえ いつき
出席番号 31番
名前:舞田 日和
読み仮名:まいだ ひより
出席番号 34番
名前:村上 颯太
読み仮名:むらかみ そうた
コメント
2件

凄く現実味感じで素敵です✨興味が惹かれるお話です👏