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からぴち人狼ゲーム

じゃぱぱ視点(基本はね)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

俺じゃぱぱ一応カラフルピーチのリーダーをさせてもらっている。

たまに頼りないとかよく言われるけれどすごく今は楽しいんだ。

「みんなー撮影始めるよー!」

いつもの一言。これが日常だった。ー。はずなのにー。

……ピンポーン。インターホンが静かにシェアハウスに響いた。その音に気づいた俺はパソコンから手を離し、ドアの方へ走って行った。

「はい?どちら様、ッ?…」

宅配便かと思っていた矢先、黒いパーカーを着た謎の男が入ってきて俺たちを襲ったんだ。…気づけば。意識はなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーー

誰かの声がする。気のせいか。

誰かが叫んでいる気がする。

「ーー。ぱぱさんっ!」

「じゃぱぱさんっ!!」

俺の名前が呼ばれた。俺はすぐさま起き上がった。目を開ければここは知らないところだった。

隣にはのあさんとたっつんが俺を心配そうな顔で見つめていた。

「のあさんー、たっつん…」

「やっと起きたかじゃぱぱ」

たっつんの声が響いて元気が出る気がした。でも、何か顔色が悪い気がするのはきのせいだろうか。

「…ねぇここどこ?」

「……私たちもわからないんです」

どうやらみんな突然ここに連れてこられたらしい。俺と同じ状況だ。

「みんなは?」

「あそこのロビーで集まってます」

のあさんが俺の手を引いて、連れてってくれた。ちょっと心臓がドクっと跳ねた。

「あーじゃぱぱさんっ!」

なおきりさんが笑顔でこっちを見て笑っている。他のみんなも和気あいあいとした雰囲気が俺から見て感じた。やっぱりカラフルピーチはいい。でも、その雰囲気は低い声によってかき消された。

「……おはよ」

「あ、おはようございます……」

何となくのノリで返事をしてしまった。誰なんだろ…男か女かわからない声をしていて、よくわからない。

「……突然だけどみんなには

人狼ゲームをしてもらう」

「………プハッ!何だよそれ笑」

うりが思わず吹き出して笑っていた。なんだ。ただの遊びに誘われただけか。そう思っていた。

「笑ってられるのも今のうちだけどね」

その子が指パッチンをすると上から何かが落ちてきた。…血まみれの

何かが。

「っ!?きゃぁぁぁ!!!?」

女子軍がびっくりして叫んでいる。さっき笑っていたうりも今や青い顔をしている。

「これ、人間だったんだよ

でも、このゲームのせいでこうなっちゃったわけ」

もう顔がぐちゃぐちゃになっていて全身が血で包まれていた。

「つまり、これはリアル人狼ゲームというわけ」

「だから、ぼーっとしてたら」

「死ぬよ?」

その子の言う事には迫力があってみんな黙りこくっていた。この子…身長的に小学生ぐらいだよな…?

よくわからない。

「じゃあ、役職カード配るねー」

一枚一枚渡されていく。みんな青い顔をしてそのカードを裏返し、役職を確認していた。俺も確認した。すると、カードが灰になって消えて行った。

じゃぱぱ役職ー???

ーーーーーーーーーーーーーーー

「んま役職について説明するわ」

「詳しくはこの紙を見て」

この紙って…どの紙…????

紙なんてないし、もらってすらいないんだけど…????

「今から落ちてくるから」

俺の脳内を当てたのかこの子は俺に笑ってみせた。その笑顔は愛くるしくてとってもよかった。

天井から死体と引き換えに紙が落ちてきた。ごつんっとでかい音がしてー。

「い”ッたぁぁぁ!?」

たっつんの頭に直撃していた。

みんなさっきまで黙っていたのが急に笑顔になって笑い出した。

「ごめん、場所間違えた笑」

この子だって笑っているしただこの時間があればいいと思った。でも、それはもうないんだと錯覚する。だってこれは本当に人がしんでしまうから。みんなの死体を見てしまうかもしれないから。

「まぁ、紙見といて以上」

紙をみるとこんな事が書いてあった。

「あ、役職何人にでも教えてOKだからねー」

すると、その子は突然姿を消して

どっかに行ってしまった。その紙には役職以外にもたくさんの事が書いてあった。

ー役職についてー

村人陣営

村人…4人…何も役職を持たない。

騎士1人…夜の射撃の時に誰か一人を選び、守ることができる。

(自分は選択不可能)

占い師…1人…1日に1回誰か1人を占い、その役職が白か黒か見破ることができる。

霊媒師…1人…その日に死んだ人を占い、その人の役職が白か黒かを見破ることができる。

ワルキューレ…1人…このゲーム中に1回、自分を選択し、人狼を返り討ちにさせる。

人狼陣営

人狼…2人…村人陣営を喰らう。

ただし、ワルキューレにやられた場合、返り討ちにされる。

裏切り者…1人…人狼陣営の仲間で人狼を装い、ゲームを狂わす。

第三陣営

妖狐…1人…人狼の襲撃や投票の処刑などでは死ぬことはない。しかし、占い師に占われた時点で処刑される。生き残れば勝ち。

村人陣営が勝てばその時点で生き残っている村人が解放される。

人狼陣営が勝てば村人は生き残っていても全員処刑される。その時点で生き残っている狼が解放される。

第三陣営が勝てば村人と狼全員が処刑され、一人勝ちが決定する。

ーーーーーーーーーーーーーーー

とまぁこんな感じである。ルールは各自で確認しておくこと。

「あっあの……!げっゲームマスターッ!」

「……何?忙しいんだけど」

あ、この子ゲームマスターなのか。やっと理解した。俺は一つだけ聞きたいことがあった。

「会議っていつやるの?」

「……9時…あと1時間」

「あ、ありがとう」

俺が礼を言うとゲームマスターはふっと笑って消えて行った。

不思議な奴だ。ずっとふわふわしていて掴めない感じ。

「じゃぱぱ!」

「あ、たっつん」

黄色い髪の毛をなびかせて走ってきたのはたっつん。猛スピードで走ってきたのか髪の毛が乱れていて、息も切れていた。

「どしたん?そんな急いで」

「あ、いや、じゃぱぱがおったから

走ってきただけ」

ぷっと俺は吹き出した。それから大声をあげて笑い出した。

「え、そんなに?」

「だって笑」

あー”ッ、こんなに笑ったのは久々だ。たっつんだけは信用できるようになっていった。いっそ役職を教えようか。

「たっつん…あの役職教えない?」

「あうん別にええで」

俺がたっつんの耳元で役職を囁いた。

「ッ、くすぐったいなぁ笑」

「ちょ、役職聞いてた!?」

「うん聞いてた。」

するとたっつんはにっと笑って親指をあげてグットポーズをした。

「たっつんの役職は?」

「あー俺は〜〜。やで」

「結構重要じゃん俺重要じゃないからさ」

「秘密な」

たっつんが口に指を当てて秘密のポーズをかました。俺もしーっと

して2人で笑い合った。

でも、もうこの時間がやってくる。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「みんな、議論の時間だよ」

みんながロビーに集まり立ち尽くしていた。

ー投票のルールー

・議論時間は最大2時間まで2時間以内に終わっても可能。

・最多投票者が処刑となる。

・自分に投票することも可能。

・投票箱を壊したり、勝手に偽装したことを確認した場合、直ちに処刑となる。

・1人一票まで、以上。

ーーーーーーーーーパァ☆ーーーー

「んじゃスタートね」

ロビーの時計台が急に大きな音を立てて針を回している。

「みんな役職何かな?」

どぬが優しそうにみんなに問いかけた。

「あ、私占い師です!」

そうやって手をあげたのはえとさんだった。

「誰占ったの?」

「じゃっぴかな」

急に名前を呼ばれてビクッとなる。

「おっ俺!?」

「うん、白だったよ」

俺白かよかったぁー白判定だ!

「どんどん役職当てて行って

残りの人たちで吊る人決めよ」

ヒロくんはいつでも冷静で冷徹。

物事をちゃんと見て理解して、今その発言をしたんだと思う。

誰も吊らせたりしたくないけど、生きるため、仲間のために戦う。

「霊媒師居ますかー?」

るなが元気そうに質問している。

「僕です」

なお兄が手を挙げる。

どうやら霊媒師はなお兄で確定のようだ。なおきりー霊媒師確定

「んじゃ騎士誰なの?」

ゆあんくんが言った。誰も手を上げなかった。

「ま、まぁあげないほうがいいよね?人狼に殺されちゃうし」

シヴァさんが言う。確かにそれも納得できる。人狼に殺されれば騎士としての役目は無くなる。

ほぼ確実に毎晩誰かが死ぬことになる。それだけは避けたい。

「あ、ちなみに俺村人」

白だしされた俺は一応俺の役職を言った。じゃぱぱー村人(確定)

「たっつんには話した」

「おう!聞いたでー!」

役職が無いとあまりできることがない。だから俺の背一杯をみんなに伝えて頑張ってもらう。それがいいんだ。俺は死んでもいい。

「後残ってるのは誰だ?」

たっつんがメモを取り出して、

「えっーと?えとさんとじゃぱぱとなおきりさんが確定かな?」

鉛筆で書き付けた跡がある。

「たっつんも確定でいいと思う。

狼はわざわざ自分の役職教えないでしょ」

うりが珍しくまともな事を言った。…って失礼か。

んじゃ、白なのは…俺、なお兄、えとさん、たっつんか…それ以外で吊らないといけないのか。

「……思ったんだけどさ」

たっつんが重そうな口を開いて声のトーンを下げ、話した。

「のあさん喋ってないけど、どうかしたの?」

全身に稲妻が走った気がした。続くー

本当の人狼ゲーム〜仲間の為に命を捨てろ〜

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