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「………エッ、、千空……ちゃん?」
「ッ………」
完全に詰んだ千空。まさかの今日ハンカチの件で顔見知りになってしまったゲンにメイド服を着てる状態を見られてしまった…!
そうなってしまった時の方法それは、、、
「…………、、すみませ〜ん、どなたでしょうかぁ♡」
全力で白を切る。これに限る。絶対に無理があるが雑魚演技でもこれで押し切るしかないのだ。
それを聞いたゲンは、
ニコッ
「……フッ、//、、そっか、そうだよね〜♪俺の知り合いにそっくりな子が居て…”千空ちゃん”っていう名前なんですよ〜笑」
「だ、誰でしょうかぁ?…そんな方は存じませんねぇ…」
…焦る千空。千空の嘘をゲンは信じているのか信じていないのか微妙に分からない。
ガチャッ
そんな時、店の裏口の扉が開き、奇跡的に 羽京がやってきた。
羽京が話す前に、千空が羽京に目で合図した。
何かを察した羽京は、
「えっと、、せ、じゃなかった…。りんちゃん、そろそろ帰ろーよー(?)」と言って、千空を店の中へと自然に連れて行った。
バタンッ
「千空っ、!、適当にそれっぽくして逃げたけど、あの人誰だったの?」
と羽京は気が抜けた瞬間あわあわし始めた。
「あぁ”、マジでテメェーのおかげで助かったわ、羽京。さっきの奴はそのちょっと、知り合いみたいなものというか同じ学校の芸能人でな、あさぎりゲンっていう…」 と千空が答える。
「えぇ!、さっきの人、マジシャンのあさぎりゲンなの?!千空ってバイトの事誰にも言ってないんだよね?大丈夫なの?」と羽京は聞き返した。
「…明日、学校で俺の噂が広がっていたらそれはもう終わりって感じだ……、、、ヤベェぞ、これは。」
とぐったりした顔で言う千空。
「うわぁ、黙ってくれてるといいね…」と羽京が千空を慰めたのであった。
次の日。
千空は恐る恐る学校に登校した。
教室に着き、席に座って周りのクラスメイトの話しをこっそりと聞くため、耳を傾けると…
………噂は、広がっていない…。
あさぎりゲンは芸能人で影響力がある。もし噂をゲンが流したのなら速攻でこの噂は広がるはず。
つまり、あさぎりゲンは本当に千空の雑魚演技を信じたのか、黙ってくれているのか、そもそも千空に興味がないだけか。
どれでもいい。噂はとりあえず広がっていないのだから。
一応2・3年の教室にもこっそり行ってみたが噂は広がっていなかった。
完全に勝った千空。芸能人だからゲンはモテる。つまり俺のことなんてなんとも思ってもいないから別に噂を広げる必要もないのだろうと自己完結した千空なのであった。
「お帰りなさいませ〜、ご主人様♡」
「その様子的に噂は広がってなかったんだね!千空!」とバイト中の羽京が言う。
「あぁ、真面目に詰みだと思ったが、芸能人だからか俺になんざ興味はないということだ。マジでセーフだわぁ(´-ω-`)」
と千空は噂が広がらなかった事に喜びを噛み締めている。
「よかったね笑、あ、またお客さん来た。お帰りなさいま…」
と言い終える前に羽京は固まってしまった。
その様子に千空は正面をなんとなく見ると…
「………………ぁ”?」
「……フッ、//、ご主人様に挨拶はないの?千空ちゃん…♪……ニヤッ」
……ッ、あさぎりゲン……!! 嘘だろ……
そう、ゲンがメイド喫茶にやってきてしまったのだ。
「…んー?、ほらほら、俺、”ご主人様♡”だよ♪」と言いながら千空に近づくゲン。
「……ッ………////この……/////!!」
正直、このメイド喫茶で働いているのは千空本人の意思(給料目当て)があってだ。だから何も言い返せない千空。
ついでに羽京も今だに固まっている。
…クッソッ!…全ては給料のため、、…ッ//
「お、…お帰りなさい…ませ、…ご、ご主人様……//」ボソッ
「……//、よくできました♡ニコッ」
「……ッ、」
……うわ、ッ、しかも、もう一人、後から客来たじゃねーか。ゲンの目の前でガチバージョンの 「お帰りなさいませ、ご主人様♡」を披露しねーといけねぇし……終わりだ…
「ハッハー!!また来たぞ羽京!!」
「ッ あ、お帰りなさい、ご主人様…♡」とやっと羽京が反応した。
羽京の固定客(太客)の龍水じゃねーかぁあああ!!
フロントには店員の俺と羽京の二人と客のゲンと龍水 。
席の案内、 龍水は羽京を絶対選ぶ。そうなったらゲンの案内役俺しかいねぇ。
まだ続くのかよ、この羞恥プレイ……////。。
と絶望する千空であった。