「ん…」
あれ?ここどこだっけ。
………そういえばなんか変なセカイに迷い込んだんじゃったんだよね。
でもここほんとにどこ?
『KAITO。貴方は今『文豪ストレイドッグス』というお話のセカイに入ってしまったの。
私達も、なるべく早く迎えに行くよ。』
ミク?なんでここに?
……否、違う
これあれだ「コイツ…脳内に直接?!」だ。
目を開けると天井が目に入った。
医務室のような場所だろうか。
「おや、起きたかイ?」
えと、確か与謝野さん…?
「此処は…?」
目が覚めた時シャットダウンした時と違うんだもん。
聞いちゃうのは仕方ないよね?
「此処は武装探偵社の医務室だよ。
なァに。誰も何もしないから安心するといい。」
心読めるんですか???スゴすぎ
武装探偵社、と書かれた扉を開ける。
「?」
誰もいない?
まさか、何かあったんじゃ
直後。
パァーン!
クラッカーの音が響いた。
「「KAITOさん!仮入社おめでとうございます!」」
…仮入社?
「仮入社?」
疑問を口にする。
「あぁ。言っていませんでしたか。
仮入社は、ここで少し預かる。ということですよ!」
…少し?
「入社したら住居飲食が確保できます。」
ガタッと座っていた席を立ってしまった。
「……あら?そういえば今日は昨日と服が違うのですね。」
ナオミさん…だよね
「うん。今日は少し変えたんだ。」
昨日はV3の衣装だったからねぇ
今日はジーニアスかホワイトブレザーかで迷ったけどジーニアスにした。
「少し外出してきてもいいですか?」
敦くんたち固まっちゃった。
「大丈夫なんですか?!」
なんで?
「うん。全然どこも悪くないけど…」
許可が降りた!!
いやぁヨコハマって初めて来たなぁ!
兄さんウッキウキ!
やっっっぱ見られてるよなぁ…
1回戻r「なあアンタ、一寸着いてきてくれねェか」
?えぇーっと…この方は?
「分かり、ました?」
わー最悪!ついて行っちゃった!!!!!!
ミク達に怒られる〜!!
帽子くんが扉をノックした。
あ、帽子くんっていうのは着いてきてくれねェかって言った人の事だよ☆
(わんだほーい……)
こういう気分。威圧がすごいな〜
「中也くん。
これが?」
なるほど。帽子くんは中也というのか、
え?
中原中也?もしかして?
「はい。首領。これが時空の迷い人です。」
え〜!!!ぼくそんなかっこいい名前ついてたの~~~?!
うれしい〜☆
でも、帰らなきゃ
「あの、ボク帰ってもいいですか?」
探偵社の皆さんに怒られちゃうからね!
「待ち給え。」
この人は…さっき帽子くんが言ってた首領って人かな?
「歌を歌ってくれないかね?」
え、と硬直する。
「其れは、何故ですか?」
首領さんが笑みを浮かべ、
「そこまで警戒しなくても平気だ。
安心し給え。」
いい、のか?まァ、こんなボクの歌を聴いてくれるなら。
「歌います
『時忘人』」
「華やいだ街に独り『時忘人』は紅色に彩られた壁背にして」
人の前で歌うのは久しぶりだ。緊張する!
「行き交いし人など目をくれず誰を待つ。古びた剣、右手に小さく祈り捧ぐ…」
「長きに渡る戦も終わりを告げたというのに『彼等』は何処にいる?」
今、首領さんが反応した、?
「今も緑一つ生えぬ彼の地で戦い続けているのだろうか?
ボクは、彼等を待つ!」
「動いていた時が止まった。
ボクたちは確かにそこにいた。
風がないだ
もう届かない?祈りは泡沫に消える雲」
(歌詞合ってるかな?)
その次の瞬間。
パチパチパチ。
首領さんが拍手をしていたのだ。
「素晴らしい!是非ともうちに入る気はないかね?」
「_____嬉しいお誘いですが、お断りします。」
今思い返すとすんごい怖かったな…
「つれないなァ。残念だ。」
ほっと安堵したよぉ。
「では帰らせて頂きます。」
ここからは怒涛だったよ…
結構時間が経っていたようで探偵社総出で探していたらしい。
江戸川さんに協力して貰えば?とも思ったが
ラ ム ネ が な い と ダ メ ら し い
そんなこんなあって無事(?)に1日を終わらせられました!
それでは読者の皆様またお会いしましょう!
コメント
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文ストを知らないワイ、KAITOさんが可愛すぎていいのかなと思ってまう。(でも金もない)