さぁ、やっともっくん復帰。もちろんキスマークでトラブル発生しますが、さてどんな流れになるでしょう。
実はこれ、今日はいっぱい投稿したから明日に回そうかなぁなんて思ってたんだけど、さっきあげたばっかりの第9話がすでにいいね100超えたのが嬉しかったので調子に乗って投稿しちゃいます😆
「えっ?今涼ちゃん若井の家にいるの?」
「いや、ちょっと何日かお世話になってただけだよ」
「ふーん。なんかいつの間にか若井、涼ちゃんにベッタリ張り付いてるしさ。何かあった?」
「いや、別になんにもないよ。元貴の考えすぎだって」
疑いの視線を向けてくる元貴に俺と若井は焦りながらもバレないようにごまかす。
あの後、若井が抗議した次の日には大慌てでテレビ局の偉い人が来て平謝りしてくれた。例のプロデューサーはどこか地方に飛ばされたらしい。
とりあえず元貴が忙しくしている間に決着がついてホッと胸を撫で下ろしていると、思ったより仕事の進みが早かったのかすぐに俺たちへのデモと資料を持って元貴が俺たちのところに戻ってきた。
そんな元貴が俺と若井の異変に敏感に反応したのだ。
「でも今回の新曲も気合い入ってるね〜。俺泣いちゃいそうだよ」
俺は苦笑しながら話をそらす。だが本気でこれはヤバい。
「2人には今回も馬車馬みたいにがんばってもらうからね」
その元貴の言葉に俺と若井は顔を見合わせる。
「うん。これで俺たちもやっと参加できるんだもんな」
「そうだよね。今回もがんばらなくっちゃ」
俺たちは3人でお互いに頷きあった。
「そうだ。涼ちゃん今日も若井のトコに泊まるの?」
元貴がたずねてくる。
「いや、今日からはもう自分の家に帰るつもりだよ」
「じゃあさ、今日は涼ちゃん家に行ってもいい?」
さっそくのおねだりに苦笑が漏れる。元貴は相変わらずだった。
「いいよ。一緒に帰る?それとも一回帰ってからくる?」
「ん〜一緒に帰る」
数日家を空けていたので、先にスーパーで色々買い物をしてから家に帰る。数日振りに帰ってきた我が家はやっぱり落ち着くものだった。
「お弁当レンジで温めるからちょっと待っててね」
買ってきた食材を冷蔵庫に詰め込みながら、すでにソファーでくつろいでいる元貴に声をかける。
「涼ちゃん。そんな事よりこっちこっち」
呼ばれて元貴の隣に腰掛けると寝転がったままギュウッと抱きついてくる。
「ああ…。癒される。仕事忙しすぎて全然会えないしさぁ。もう疲れた…」
「何言ってるの。そんなのいつもの事でしょ。とにかくお疲れ様」
そう言いながらよしよしと頭を撫でてあげる。
「今回はちゃんと寝れてたみたいだね」
疲れてはいそうだが顔色も悪くないしメンタルもやられてはなさそうだ。
「うん。途中ちょっとヤバい時もあったけど、今回はなんとか乗り切れた」
「元貴もずいぶん落ち着いてきたよねぇ」
「まぁ、そりゃ涼ちゃんや若井もついてくれてるしね」
そっか…と嬉しくて顔がゆるむ。
「それより涼ちゃん、なんで若井の家に泊まってたの?なんか2人の雰囲気もおかしいしさ」
「いや、ちょっと色々あってさ」
「色々って何?」
「ん〜、また今度話すよ」
なんだよそれ、と元貴は唇を尖らせるが俺は笑ってごまかした。
「まぁいいや。それより涼ちゃん、俺仕事がんばったからさ、ご褒美ちょうだい」
そう言って元貴は口づけながら押し倒してきた。いつも通りの流れ。
しかし、元貴が胸元を触った瞬間ビクッと身体が固まる。あの時の気持ち悪さが思い出された。
「涼ちゃん?」
元貴が不審そうにたずねてくるのに、ハッとして何でもないと首を振る。あれからずっとあの男に触られた胸元や首筋が気持ち悪かった。
気になってあまり行為に集中できない。 その気持ちをなんとか振り払おうと俺の方から積極的に求めてしまいそして先に気を失った…。
朝目が覚めると隣に寝ているはずの元貴の姿がなく不思議に思って部屋を見回すとなぜかベッドの縁に力無く腰掛けている元貴がいた。
「元貴。どうしたの?元貴ってば」
声をかけながら肩に手をかけると、ビクッと肩を揺らしながら慌てて振り返った元貴の目を見て驚く。
その瞳は久しぶりに見る不安に揺れたものだったからだ。
「あっ、涼ちゃん…」
「どうしたの?元貴」
「えっ?いや…なんでもないよ」
そう言いながらも元貴の視線はフラフラと落ち着きなくさまよっている。
俺は一つため息をついた。
どうしたんだろ?昨日までは普通だったのに…。
「俺、ちょっと仕事やり忘れた事あったから、今日はもう帰るよ」
俺とは目を合わせず早口で言う。
「あっ、うん。今度集まるの明後日だっけ?」
「そうだね」
「じゃあまた明後日ね」
そう言う俺に元貴は返事もせずにそそくさと帰っていった。
何かあっただろうか?昨日は普通に仲良くやっていたはずだ。
なんだか腑に落ちないが、まぁいいかと気にしないようにして、俺はしばらく空けていた部屋の空気の入れ替えなどの作業に気持ちを切り替えた。
もっくんどうやらキスマークに気づいてしまったようです。でもバレた事に気づいていない涼ちゃん。… 嵐の予感。
話どこで切っていいかわからずに書いてたらいつもの倍くらいになっちゃいました😭
コメント
7件
あらしのよかんだー!!!!
遂に気づいてしまったか… 乗り越えてー(՞ . ̫ .՞)"
ドキドキし過ぎて心臓飛び出そう…