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最近、不幸な事が続いている
何もかもが上手くいかなくなって
生きている事が嫌になってきた
どうして俺がこんなめに、なんて
生きていれば勝手に気分が下がり、何もしたくなくなる
いわゆる鬱というものなのだろうか?
ゲームも料理も食べる事も、
好きな事が好きじゃなくなってる
急に涙が出てきたり、情緒が不安定で
人と関わることを避けている
もう、生きてる意味ないんじゃないかなって
「 死にたい、泣きたくない…天国に………なんて存在するんかなァ……笑 」
ホームセンターへ向かう
ロープを、買う
俺がぶら下がっても耐えれるぐらいに
頑丈なものを選んだ
ホームセンターから帰る道は
妙に色鮮やかで幻想のようだった
「 最期にきれーな景色……ええなァ~笑 」
そう、もう、さいごだ
息をすることも、辛い思いをするのも、さいご。
うれしくて、涙が出てきそう
でも、ほんとにうれし涙なのかは分からない
主:syp
はやくこっち、こーへんかな
1年前からずっと、待ってる
でも、先輩はこっちに来ない
いつまで経っても、ね。
だから俺が連れてく事にした
というか、来てくれるようにした…みたいな
先輩の笑顔はいつもキラキラしてて
まるで太陽みたいだった
誰からも人気で好奇心旺盛で盛り上げ上手
ゲームも料理だって上手い
勉強は頭一つ抜けてたり…したわけじゃないが
そんなところも含めて人望の厚い人間だった
俺は先輩が好きだ
先輩としての尊敬、憧れ
友達としての友情
そして、恋心。
いわゆる同性愛と呼ばれるものだろう。
だがその言い方は少し、突っかかる事があった
同性愛ではなく普通の、一般常識的な恋愛感情を
抱いているだけである
好きになったのがたまたま同性だっただけ、なんや。
先輩は沢山の人に告白されて、正直
憎かった
妬み、憎しみ、独占欲
そんな感情で埋もれてしまいそうな程、俺は先輩を愛していた
先輩、もうすぐ来てくれるんすね
今まで何もできなくて、ごめん
ロープを握る彼は不自然なほど愉快に歩いている
真夏でも長袖長ズボン
目の下の泣いた跡と、黒く濃いくま
風でちらりと見える腕には無数の傷跡が
横向きに刻まれている
髪の毛は整えられておらず、風に美しく靡いている
先輩……いや、zmさん、やっと来てくれるんよね
天井につながる柱にロープを掛けて
随分と汚れた椅子に立って
ロープの輪に首を入れる
「 怖い、 」
zmは椅子を蹴った。
床にぽたぽたと水が落ちる
目元から頬を伝い、水が木製の床に染み込んでいる
俺は1年前の夏の日、交通事故で命を落とした
そこから1年もzmさんを待ち続けていた。
「 ぁ、遅いっすよ、zmさん。 」