透明な君

りんりん。風鈴の音が鳴る

もう夏か~…。

そしてあの子がいなくなって2年目か~…。

ね…。〇〇…。

そうだね…。またあの子に会えたら…。

ふふっ…会えるかもよっ？

会えるの？！

お盆の日にもしかしたら会えるかも？

お盆…明日だね…。

そうだね…。会えることを祈ろっか！

うん。

そのまま私達は眠りについた。

り~んり~ん。風鈴の音が響く

今日…お盆だね。

うん。

△△に会えるかな

隣に居るよ…。△△の声が聞こえる

今△△の声聞こえなかった？

聞こえた気がする…

ずっと隣に居るよ…。△△の声がまた聞こえる

今ずっと隣に居るよって△△の声聞こえなかった？

聞こえたね。

あ…やべ…もう学校行く時間だね…。

行こっか。

うん。

き~んこ~んか~んこ~ん

学校のチャイムだ。

それから1時間目…2時間目と過ぎていき放課後になった

△△のお墓にお参りに行こっか。

そうしよっか。

手を合わせる

ふぅ…帰ろっか。

そうだね…。

待ってぇ…待ってぇ…置いてかないでぇ…

掠れた声が聞こえる

怖い…

キャッ…！

〇〇！？

そこにはお墓の中に引きずり込まれる〇〇が見えた。

でも見ている間に〇〇は墓に消え

自分も墓に消えた…。

そして△△に殺された…。

どうやら1人になりたくなかったらしい

私がお参りに行こって言わなければ…

そのまま私達は行方不明になり10年経って死亡されたと言うことになった。

私達は空を飛んでいる。

そのためテレビを見た時

ばかだよね。行方不明になった時からもう死んでるのに…笑

確かにね。でもそれは普通の人間には分かんないからさ。

そんな話をしていると家のお父さんが

誰だ？！誰がいる！？

どうやらお父さんは強い霊感を持っていて霊がいると鼓動が強くなるらしいが

普通の霊だと鼓動が弱いため無視するが私達はどうやらその鼓動が強かったらしい

ほかのところ行こっか。お父さん可哀想だし

うん。行こっか。

そのままﾋｭｰと空を飛び展開に戻って来た。

ここが一番だね。雲美味しいし

そうだね。

そんな話をしていると私たちの体が雲を通り抜け地面に叩きつけられた。

い”ｯｯ…

私達は何故か生き返ったらしい。

生き返ったとしても落ちた衝撃で私達は死んだ。

意外とこの世界の神は馬鹿だった。

end