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オタパチョです。
パチョが6歳位になってます。
パチョが自己肯定感激低になってます。
神覚者設定が吹き飛んでます。
捏造しかないです。
それでも良い方どうぞ!!
パチョ視点
自分みたいな失敗作にはこれでいいんだ。
そんなことを思いながらも少し悲しくなる。
真っ暗な空から落ちてくる雫は針のように自分を突き刺し、心と体を冷たさで蝕んでいく。
自分はここで死ぬんだ。そう思うには十分過ぎた。
朦朧とする意識の中、誰かがこっちに走ってくるのが見えた。
パチョ(だれだろぅ…)
オーター視点
オーター「はぁ…」
大雨の中、突然会社から 呼び出されたかと思えば新人の尻拭いをさせられ、上から怒られて最悪な気分だった。
オーター(早く帰りたい…今日は近道を通るか…)
そう思い、いつもは入らない裏路地に入った。そこには、雨に打たれながら倒れている赤髪の子供がいた。
オーター「?!」(なぜこんな所に子供が?!)
近づいて手を取ると氷のように冷たく、このままでは死んでしまうだろう。そう思いとりあえず家に連れて帰る事にした。
いつもより急ぎ足で帰宅し、子供を毛布で包み暖炉をつけて1時間ほど経つと、子供は目を覚ました。
パチョ視点
あたたかい…?さっきまでは寒かったのに…そう違和感を覚えて目を開ける。
パチョ「んぅ…パチ」(眩しい)
目を開けるとさっきとは真反対の明るい天井があった。
パチョ「?黒くなぃ…?」
??「!目を覚ましたのか…!」
そこには意識が無くなる前に見た男の人がいた。
パチョ「えっ?…」
??「体調はどうだ?寒くないか?」
パチョ「ぁ…ぅ」
オーター「!!自己紹介がまだだったな…私はオーター・マドルだ。お前は?」
自分を拾ったこの人はオーター・マドルと言うらしい
パチョ「カルパッチョ・ローヤン…です…」
オーター「そうか……カルパッチョ体調はどうだ…?」
パチョ「ぇ?あっだいじょうぶ、 です…」
オーターさんは自分の体調の心配をしてくれた。
いつもは「お前みたいな失敗作なんて心配する価値もない。」と突き放されるので少し戸惑ってしまった。
ここで、自分は毛布を掛けられている事に気づいた。
パチョ「?!あっ!あのもう大丈夫なので…これ返しますっ」
そう言って毛布を返そうとした。
するとオーターさんが手を出してきた。
殴られる!そう思い体を丸めた。
すると、頭を撫でられた。
パチョ「…?」
オーター「…寒いだろう、まだ掛けていた方がいい」
パチョ(殴られなかった…?)
パチョ「あの、殴らないんですか…?」
オーター「…どうして?」
パチョ「だって…ぼく、失敗作だから…」
オーター「…」
オーター視点
パチョ「だって…ぼくは失敗作だから…」
そう言われて時が止まった気がした。
こんな小さな子供が言うにはあまりにも酷い、無惨な言葉だったからだ。
オーター「なんで、失敗作なんだ?」
話を聞くと、4歳の頃に両親を病で亡くし、そこでカルパッチョを引き取った親戚の家で虐待を受けていたそうだ。
パチョ「あの人たちはわるくないんです…ぼくが失敗作だからぜんぶ、ぜんぶぼくがわるいんです。」
子供には親しかいない。だからどれだけ酷いことをされようと、突き放されようと、全て親が正しい。と、そう思ってしまうのだ。 この子もそうなのだろう。
なんて残酷なのだろうか。親を無くし、引き取ってもらったところでは虐待を受ける…
6歳の子供が経験するにはあまりにも酷すぎる。
オーター「お前は何も悪くない。」
そう言ってカルパッチョを抱きしめた。
パチョ「…え?」
オーター「辛かっただろう。両親を失って、酷いことをされて…よく、 ”頑張ったな”」
パチョ「がんばった…?」
オーター「あぁ、お前はよく頑張った。」
パチョ「ぼく…がんばったの…?」
オーター「…あぁ」
パチョ「ぼく…こわかった……ママもパパもいなくなっちゃって、みんなぼくはいらなぃっていって…」
カルパッチョは顔を歪ませながらそう言った。
オーター「ここにお前を傷つけるやつはいない…だから、泣いていいんだ…我慢しなくていい。」
パチョ「ヒクッぅ、ぁあ゙あ!ポロポロえぅヒクッゔッあ゙っぁグスッ(泣 」
泣いていいんだ、そう言うと今まで張り詰めていた糸が切れたのか声を上げて泣いた。
その姿は先程と打って変わって年相応の男の子の姿だった。
その姿を見て、抱きしめる力を強くした。胸が痛かった。この子はこんな小さな体で泣くのをずっと我慢してきたのだ。
大人だって大切な人が亡くなったら哀しみ、泣くのに、年幅のいかない小さな子供がずっと、泣かなかった…いや泣けなかったのだ。
数時間後カルパッチョが落ち着いてきた。
パチョ「ズビッ、あの…さっきはすみません」
オーター「いいんだ、自分が言ったのだから。」
パチョ「ありがとうございます…」
オーター「…お前に話したいことがあるんだ」
パチョ「なんですか…?」
オーター「良ければ…私の所に来ないか?」パチョ「え?」
オーター「無理にとは言わない…でm」
パチョ「きます!」
オーター「いいのか…?」
パチョ「はい…」
オーター「そうか……この家ではもう何も我慢しなくていい。カルパッチョ」
そう言って微笑んだ。
パチョ「!!ありがとぅございます…グスッ」
終わりです!
3週間もお休みを頂いて本当にすみません…
そのおかげでゆっくり休めました✨
本当に感謝しかないです…
これからは投稿頻度上げて投稿出来るように頑張ります💪🔥