注意書き
・むいゆう
・無一郎暴力振るう
・現パロ
・歪んでる
・最終的にハピエン
・有一郎視点と無一郎視点
「う”っ…!!お”ぇ…げほっ…、、!」
「…兄さんもう倒れちゃったの
まだまだいけるよね」
「げほっ…はぁっ、ごめっ…」
俺の名前は時透有一郎。
俺には、無一郎という 弟が いる。
俺はその弟の奴隷と言っても過言ではない。
俺は無一郎の言いなりになっている。
夜、いつも腹を殴られたり
蹴られたり叩かれたり首にキスマを
付けられる。
裸になって恥ずかしいことを言わされたり
無一郎と心中する事も沢山あった。
でも、必ず無一郎が俺を叩いたり
殴ったりした後は、俺を抱きしめて
なでなで してくれる。認めたくなかったが
俺はこの瞬間が幸せだった。
いつから俺達はこうなのだろうか。
昔の無一郎はこんなんじゃなかった。
ただ純粋な可愛らしい俺の弟だったのに。
元々俺たちは双子以上の関係だったせいか、
歳を取る事にだんだん無一郎は
おかしくなっていった。
最初はやめろと抵抗したけれど、
今はもう無駄だとわかっている。
もう誰もあいつを止められない。
俺も段々慣れてきたせいか、
抵抗する気力さえ俺には なかった。
でもここ最近、無一郎の様子がおかしい。
いつも俺を叩いたり殴ったりする時は、
いつも無一郎は微笑んでいた。
それなのに最近はずっと笑顔を見せず
俺の事を蹴ったりしてくるのだ。
「……げほっ…あ”…おぇ、…やだぁ…」
そう考えていると、無一郎は俺の事を
蹴ったり殴ったり
跡を付けられたりされて、俺は 涙目になり
顔もぐしゃぐしゃだった
「……はぁっ、いいねその顔、
ぞくぞくする…。ねえ、もっと見せてよ。
可愛い。愛してるよ。
ほら、「いけないことしてごめんなさい」
っていって?」
「いけないことして ごめんなさい…」
「…はぁ、本当に可愛いね。
あ、そうだ兄さん。お勉強しようか」
「…は、?なんだ急に…」
「英語の単語のお勉強。最近兄さん
英語苦戦してるんでしょ?
僕と勉強しようよ!
…間違えたらピンクローラーだけど。
ほら。このローラーおしりの中に入れて」
「…わかった」
俺は何も抵抗しなかった。もう無駄だと
わかっているから。
俺は慎重にローラーをナカに入れていく。
「ふっ…んん、、、」
「準備は出来た?」
俺が頷くと、無一郎はどんどん
英語の問題を出していった。
「着く、到着する」
「…arrive」
「入浴する」
「bathe、」
「発達する」
「develop」
俺はどんどんと答えていく。
このまま行けばきっと全問正解だ。
「同時に」
「……」
こいつ…急に難しい問題を出してきた。
どうしよう、分からない。
「え…と、…」
「ぶぶー。残念。電源入れるね」
「ちょっ、ちょっとま…」
その瞬間、カチカチと音がなり
ローラーの電源を入れられた。
「あ”ッ、…!?んんん…んっ、」
「…兄さんこれまだ弱だよ。まぁいいや。
そのまま問題出すから。」
「実際に」
「あぅ…あっ、…あくしゃっ…んん、りぃ、」
電源が入れっぱな為まともに話すことが
できない。それに加えて頭の中が
英語どころじゃない。
「可愛いね。頑張って答えようとしてるの
興奮する…。じゃあ次ね。 ひどく」
「んぅ……ば、っ…ぁ、」
…まずい。思い出せない。
「兄さんアウト。もう飽きたから一気に
最大にしちゃうね。」
そういうと無一郎はカチカチと音を鳴らし
最大にした。
「あぁっ…!?んひ…んぁ…ぁ…!!!」
「兄さんが悪いんだよ。残念だね」
嫌なはずなのに、 何故か嬉しいと
思っている自分がいる。
「んんん…!あぁっ、…やだっ…」
俺は頂点に達して潮を吹いた。
「うわっ…兄さんたくさんでたね。
そんなにきもちいいの?」
「あぁっ、…きもち…ぃ、…けどっ…
もう止め…ろ!!あっ…んん、」
「…しょうがないなぁ。止めてあげる」
無一郎はやっと止めてくれて、
ローラーをぬぽっと外してくれた。
「…ぁ、はーっ、はーっ…」
「沢山いじめてごめんね兄さん。 」
そういうと俺の首に勢いよく吸い付いて
抱きしめてくれた。
「い”ッ、…うぅ…」
俺は痛いと同時に幸福感に満たされた。
あぁ…温かい…無一郎の匂いがする。
俺はそのまま眠りについた。
俺はふと目を覚めた。今の時刻は6時。
今日は学校だと言うのに
無一郎に昨日はめちゃくちゃにされた。
俺は渋々起き上がると腰や昨日殴られた
ところに激痛を感じた。
全身が痛い…でも起きなければならない。
俺は頑張って起きて、
昨日付けられた首の跡がどのぐらい
着いているのか 気になり洗面所に行った。
鏡を見ると予想通り跡がはっきりと
残っていた。
俺はだろうなと思いながら首に
絆創膏を貼った。
寝室に戻ると無一郎がまだぐっすりと
寝ていた。昔と変わらない寝顔に俺は
安心した。
…このまま寝かせてやりたいが
学校の準備をしなくてはならない。
俺は無一郎を起こした。
「…おい無一郎。起きろ。学校」
「…んん、あと五分だけ…」
無一郎はそう言うと寝返りを
打ってしまった。
無一郎が朝に弱いのは知っている。
俺は仕方ないなと溜息をつきその場を
離れた。
無一郎が起きるまで俺は朝食を作る。
今日のメニューは納豆ご飯、しゃけ、
サラダ、コーンスープ、ふろふき大根だ。
最近無一郎が笑顔を見せない。
俺は心配で、少しでもあいつの笑顔を
見たいと思い俺はあいつの大好物の
ふろふき大根を朝から作った。
作り終わると、ちょうどいいタイミングで
無一郎が起きた来た。
「…おはよう、兄さん」
「…あぁ。もう飯できてるから。」
「…うん、…って、あれ、?これ、僕の
大好きなふろふき大根じゃん。
どうしたの?珍しいね」
「…別に。たまにはいいだろ」
「…うん、うん。そっか、そうだね。
ありがとう」
無一郎は申し訳なさそうに久しぶりの
ほほ笑みを浮かべた。
俺は少し安心し、そのまま朝食を
食べ進めた。
全て食べ終わり、俺達は歯磨きしたり
制服に着替えたり準備して、 一緒に登校
した。
「…そういえばお前、今日家庭科で
料理作るだろ。お前大丈夫か?
米も炊けないのに」
「…大丈夫だよ。他のみんなに任せるから」
「任せるってお前…成績落ちるぞ。
ちゃんと参加しろ。周り見れば
自分が今何をすべきか分かるだろ 」
「そうだけど…。僕苦手だし」
「教えて貰え」
「でも、僕の班結構ハズレ枠なんだよね。
気まずいし。」
「…文句言うな。しょうがないだろ」
「ん〜、まぁそうだね。しょうがないから
手伝ってもらうよ。」
「…そうしてもらえ」
そうして話している間に、
あっという間に学校に着いた。
俺達は別々のクラスなため、手を振ったあと
俺らは自分のクラスへと別れた。
────────────無一郎視点
僕は兄さんが大好きだ。1番大好き。
僕は兄さんの為なら死ねる。
僕は兄さんだけしかいないのに、兄さんは
よく友達と喋っている。
嫉妬したらダメなのにしてしまう。
他の人と話したい気持ちは分かる。
分かるのに、僕の心が 助けを求めてある。
苦しいよ。
僕は兄さんしか見てないのに。
兄さんは凄く仲のいい双子としてしか
見てないの?
僕は恋愛対象として大好きなのに。
気持ち悪い弟かもしれない。
でも僕の心が言うことを聞かないんだ。
白い肌、お揃いの長い髪の毛、
キラキラしてる瞳、逆ハの字の眉、
厳しい口調、時々見せる照れ顔、
優しい声、えっちな体、
僕は全部全部大好きだ。
兄さんを見てるといじめたくなるの。
だから今日も僕は兄さんをいじめる。
殴って蹴ってキスマ付けて心中して。
僕は兄さんの弱っている顔が大好きだ。
そそられる。ぞくぞくする。
弱々しい顔、身体中の 跡や傷や痣。
興奮して止まらない。
僕だけ見れる特別な顔。
他の人にそんな顔見せないでね。
…分かってるんだ。ダメな事だって。
兄さんは辛くて痛くて苦しいってこと
死ぬほどわかるのに。
僕の体が言うことを聞かなくて。
どうしても兄さんをいじめたくなる。
そんな自分が大嫌いだ。
最初兄さんをいじめた時は、罪悪感
なんてなかった。ずっと微笑んでた。
だけど最近はずっと真顔で兄さんのことを
いじめてしまう。
そもそも、弱々しい兄をみて興奮する
弟は普通に気持ち悪い。僕だって思う。
だけど、止められない。
苦しそうな顔を見て興奮してしまう。
本当に僕は最低だ。
ぞくぞくして止まらないのに、心の奥に
黒い渦が巻いている。
ごめんなさい。こんな弟で。
もう 戻れないんだ。やめられない。
そんな僕を、兄さんはいつも許してくれる。
いつも酷く扱っているのに、
兄さんはいつものように優しく
接してくれる。
なんて優しい人なんだろう。
僕はこんな兄さんに惚れてしまったんだ。
僕の気持ちを受け止めてくれる。
決して逃げることなんて兄さんは
しなかった。
ある日兄さんは、学校がある朝の日、
僕の好きなふろふき大根を作ってくれた。
僕は戸惑った。急にどうしたんだろう。
「…もう飯できてるから。」
「…うん、…って、あれ、?これ、僕の
大好きなふろふき大根じゃん。
どうしたの?珍しいね」
「…別に。たまにはいいだろ」
僕はその言葉を聞いた瞬間、
僕は直ぐに察することが出来た。
きっと最近僕が笑顔を見せていないから
少しでも笑顔になって欲しくて
朝からふろふき大根を作ってくれたのだろう
兄さんは優しい人だから、
きっとそうに違いない。
僕は無理やり笑顔を作って
兄さんを安心させようとした。
「…うん、うん。そっか、そうだね。
ありがとう」
やっぱり兄さんは優しい。
こんな僕のために毎日朝起こしてくれて
ご飯も作ってくれて笑顔にさせようと
してくれている。
…僕は何をやっているのだろう。
僕はただ兄さんをいじめてるだけだ。
兄さんの嫌なことばっかりしてる自分が
情けない。兄さん、心の中では僕の
愚痴言ってるのかな。
学校に着いて兄さんと僕は
別々のクラスに入った時、
何やら随分と僕の方をクラスメイトが
ちらちら見てくる。
「…ねぇ、皆なんで僕の方見てくるの?」
「…お前、有一郎にDVしてるんだってな」
僕はその言葉を聞いた瞬間背中が
凍った。
「…なんで、そう思ったの」
「だって明らかにおかしいじゃないか。
首元に不自然な絆創膏、たまにちらちら
見える傷や痣も。全部お前がやったんだろ」
…まずい。僕たちの関係がバレた。
何とか言い訳しないと。
「…何言ってるの?僕はそんなこと…」
「はぁ…。お前ほんとに最低だな。
有一郎が可哀想だわ」
「っ…、」
僕は慌てて逃げるようにトイレへ
駆け込んだ。
「っはぁ…はぁっ…」
息が苦しい。まともに呼吸ができない。
いずれバレるとは思っていたが、
いざバレてしまうととんでもなかった。
わかってる。分かってるよ…
僕はずっと今まで兄さんに迷惑をかけてきた。 痛い思いをさせてきた。
でも、やめろと言われても辞めれないんだ。
それならもう、僕はいなくなるしかない。
この恋もこれで終わり。
僕がいなくなれば兄さんは
この地獄から解放 される。一石二鳥 だろう。
僕はしばらくそんなことを考えながら
トイレに籠ったあと、
授業が始まるチャイムがなったので
急いでクラスへ戻った。
─────────昼休み
そうだね…死ぬなら、屋上で死のうか。
僕は屋上に行った。
周りには誰も居ない。僕一人のみ。
これでもう全部終わる。
兄さんとの思い出も、あの辛いことも、
全て忘れてしまおう。
僕はフェイスをまたいだ。
あとは飛ぶだけ…
僕はゆっくりと目を閉じた。
その瞬間、ドアがバンッと大きな音を
立てて開いた。
びっくりして後ろを振り返ると、
そこには兄が立っていた。
「無一郎!!!!」
兄さんは大量の涙を零していた。
どうして?どうして泣いてるの?
嬉しくて泣いているの?
「…兄さん。大丈夫だよ、もうこれで
兄さんは辛い想いをしなくなるから。
嬉しいでしょ?」
僕は微笑んだ。
「……けるな」
「…ごめん、なんて?」
「…ふざっ…けんな…!!!
俺が どれだけ心配したか…!!
昼休みお前を探してもいなくて…
お前のクラスの奴に聞いたんだ。
そしたら…もうあんな奴ほっとけって
言われたから、俺はまさかと思って
屋上に行ったんだ。」
「そっか。何?何しに来たの? 」
「なにしにって…いいから早くこっち
来い、! 」
「…無理だね。僕は兄さんを沢山
いじめてきた。最低な人間が生きる訳には
行かないんだよ。
これ以上生きると、僕また兄さんを
いじめちゃう。やめれないから僕はもう
死ぬしかないんだ。
兄さん、今まで痛くて苦しかったでしょ。
分かってるの。 なのに、やめれないの。
最低な人間だから。無能だから。
もうほっといて」
「…確かにお前は無能だよ。でも、
最低な人間だなんて俺は1度も
思ってない。確かにお前は俺を
よく殴ったりしている。
痛くて苦しいけど、…俺、おかしいんだ。
痛いはずなのに…何故か安心するんだ。
気持ちいいんだ…。お前にすごく
愛されてるってわかって、凄く安心するんだ
…変なのかもな。俺もお前も。」
「…兄さん、、」
「だから頼む。もうこんなこと辞めてくれ。
俺を沢山いじめもらっても構わない。
俺が全部受け止めてやるから、
こっち来い。」
「っ…にいさん…!」
僕はフェンスをまた跨いで
兄さんを抱きしめた。
「兄さん…!ごめんなさい、
僕ずっと酷いことして、もう、僕
どうすればいいのかわならなくて」
「…俺はな、 周りから何を言われようと
お前が大好きだ。だから、これからも
もっといじめて欲しいし、沢山笑顔に
なって欲しい。」
「…うん、うん…!ありがとう、にいさん、 大好きだよ、兄さん」
兄さんは僕の歪んだ愛を受け止めてくれた。
兄さんも僕に虐められるのが
嬉しかったんだね。僕はこの事が
わかっただけでもう幸せだ。
父さん母さんごめんなさい。
僕達は今 歪んだ愛に溺れているよ。
コメント
2件
もう我は主さんの小説にハマってしまいました、、、良き良き
歪んだ愛も良き····