ハジメテはあなたに＿

#　捨てないで

会いたい

北斗に俺の事を満たして欲しい

そんな気持ちから駅前を練り歩いていた

きょうもと）　はぁ…、北斗っ、

呟きながら歩いていると背後から声をかけられた

？？）　こんにちは

きょうもと）　っわ、…こ、こんにちは、？

？？）　俺、田中樹、よろしく笑

きょうもと）　田中…、樹って…、

北斗と同じサイトの人気NO.1の人だ

確かにかっこいい

たなか）　俺の事知ってくれてる感じ？笑

きょうもと）　ぁ、ぇ…いや、

たなか）　まぁ知ってて当然か笑

たなか）　北斗指名してる子だよね？（肩手回）

急に距離が近い

きょうもと）　ぁ…、まぁ…はい、

たなか）　最近さ~北斗忙しいからさ？

たなか）　予約できないんだよ~。

きょうもと）　え？

たなか）　だから君の相手するのも精一杯って言ってたよ~？

たなか）　あいつには前から指名してもらってる女の子がいるからね~。

こいつは

何を言っているんだ

きょうもと）　どういうっ、…

たなか）　だから、君は北斗にとって負担になってるんだよ？

きょうもと）　は…、？

たなか）　北斗にとって君は、京本大我は

たなか）　邪魔な存在なんだよ。

ショックだった

初対面で突然こんなこと言われて

信じる方が馬鹿だけど

実際俺は男だし

北斗も絶対女の子の方が嬉しい

確かに俺は北斗にとって負担でしかないのかもしれない

きょうもと）　はっ…、ぁ…（崩）

たなか）　ぉっと~…笑（抱）

きょうもと）　北斗っ、…

たなか）　俺が話聞こうか？

俺はこの誘いを断れなかった

inカフェ

たなか）　落ち着いた？

きょうもと）　…はぃ、

たなか）　そぉ？なんか頼む？

きょうもと）　ぃや…、大丈夫…です、

今は何も喉を通らない

たなか）　そっか。

たなか）　んでさ、急なんだけど~

たなか）　北斗から俺に乗り換えない？（手握）

きょうもと）　え、？乗り換える…？

頭が追いつかない

たなか）　俺さ~暇だからどぉ？

きょうもと）　ぇ、いや…でもNO.1だし…

たなか）　あれてきとーなランキングだから笑

きょうもと）　…でも、北斗に申し訳ないし…

たなか）　北斗に大我貰っていいか聞いたらいいよって言ってたしさ？笑

きょうもと）　…北斗がっ、？

たなか）　もう北斗に大我は必要ないんだって~

きょうもと）　嘘っ…、嘘つかないでよっ…（下向）

たなか）　ねぇ、ほんとだってば。

たなか）　いい加減北斗のこと諦めなよ、どうせ振り向いてくんないから、ね？

信じられない

信じたくない

あの北斗が

優しい北斗が俺を捨てるだなんて

たなか）　手、震えてるじゃん。

たなか）　そんな辛い思いするのに北斗といるの？

たなか）　俺なら、そんな思いさせないのにな~

きょうもと）　俺は…、俺は…（目泳）

たなか）　北斗は、振り向いてくれないよ？（顔覗）

涙が止まらなかった

きょうもと）　…、樹っ…（泣）

たなか）　ん？

きょうもと）　俺は…どうしたらいい、？

たなか）　ん~…俺を指名して、俺に抱かれる

たなか）　そうしたら幸せになれるよ？

きょうもと）　ほんとにっ…、？

たなか）　うん、俺は嘘言わないからね、？

たなか）　北斗とは違って。

きょうもと）　俺をっ、捨てない、？

たなか）　うん、大丈夫

俺は

樹を指名した

きょうもと）　ぅっ、ぁっ、//

たなか）　っは~、最高っ、

きょうもと）　もっと、奥っ、/

たなか）　っん、

きょうもと）　ぁ“っ、んっ、//

たなか）　あははっ、こんなにいい奴あいつには勿体ねぇ、笑

きょうもと）　ん“~っ、ん…//

たなか）　おつかれ、はい、水

きょうもと）　ありがと…、

たなか）　俺で満足できた？

きょうもと）　…うん、

たなか）　…そっか、

果たして俺は満足できていたのだろうか

北斗が恋しい