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「はぁ、」
結局気分がモヤモヤと霧がかっている。
そんな気分を少しでも和らげようと外に散歩に来た。
空き缶を蹴ったり空眺めたり、そんなことをしながら歩いていると、河川敷についた。
「んーっ、!はぁ、っ」
草原に大の字で寝転がる。
太陽がチラチラと視界に入る
「もう忘れたいのに、」
記憶が僕を呪縛して放してくれない。この事実に腹を立つ僕もいれば、まだあの頃を諦めきれてない僕もいる。
そんな相反する自分を持つのは辛い。
「 ひろと
もとき 」
思考が投げやりになって、ふとひろと。と発すると、もとき。と言う誰かの声と重なった。
「ん?」
この事実にはてなが浮かぶ。
寝転がった体を起こし、声の聞こえた方は振り返る。
「やっぱり!もときだ!」
そういってどたどたと僕の方へ向かってくる。
だれだ。だれなんだ。と頭の中で声がする。
「いま俺の名前呼んでたよね ばれてたっ?」
顔の距離が近い。なんだこいつは。なんでこんなにニコニコして、る…
僕はこの笑顔に見覚えがある。
「ひろと、ひろとなの … ?」
「そう!俺ひろと!」
指を自分の方に向けて、そう告げる
「え、なんでどういう ….」
「だってひろとは、え?は?」
「混乱してる?」
先ほどとは打って変わって冷ややかな目線。
太陽みたいなさっきの笑顔はなんだったのかと言わんばかりの変わりよう。
「そりゃ、もちろん ,…」
「まぁそうだよね。俺死んだんだもんね
逆にもときが今も俺のこと覚えてるのすごいよね」
「え、?」としか発することができなかった。
なんで、どうして、死んだ?、意味がわからない
「ひろと、?とりあえず僕は意味がわからないから家に行こう。すぐ近くだから」
「わかったもときの家どんなだろーなぁ」
太陽のような笑顔、冷め切った目線、子供のようなあどけなさの残る、ひろと。
こんな短時間で情報量が多すぎる。
混乱するどころの話ではない。
「はぁ、」
またつかれた。
こんにちは。
私も意味がわからなくなってきました。
なので実質もとき((?
新作出すから見てね