テラーノベル
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「なの………助けて………俺が美少女すぎて呪われたのかも…」
穹が自分の可愛さに対して独り言を言うのはいつものこと。ウチが自撮りをしているときだって勝手に入ってきて「美少女だから大丈夫」なんて。でも、穹が二人きりのときに縋ってくるのは珍しいんだ。なにせ今は深夜。丹恒に何か言われてウチに助けを求めてくるときはあるけど、わざわざウチの部屋にまで入ってくる理由は何だろう?
「呪われる?アンタならなんとかできそうだけど…」
「原因はよくわかんないけど、取り敢えず触ってみてほしい」
「…触る、って。身体を!?」
「うん、丹恒に頼むのは…なんか恥ずかしいし、ヴェルトと姫子もちょっと違う気がして………」
あの穹が!?!?!?なんて声が出そうになった。丹恒に頼むのが恥ずかしくてウチに頼めることって、一体何のことを言ってるのかな。そもそも身体を触るって、ウチ、穹と性別違うんだけど………。
「…いいよ、触るから」
「その…布越しでもいい?恥ずかしいから…」
「別にウチはいいけど…」
「…じゃあ、お願い」
緊張した様子で穹がウチに近づく、「ちょっと近いかも」と思って口を開こうとしたら穹は少し震えた手でウチの腕を持っていった。そして、ウチの目の前にあるのは_
「へ?」
「ちょ、ちょちょ、ちょっと待って!?!?触るってまさか………ま、股…!?」
ウチが声を張り上げても穹は動きを止めない。手が腰から、鼠蹊部へ、それから、女性と男性の特徴的な部分である股の部分に………
「ん、…」
「…あれ、無い…?」
穹には、男性と言える最も説得力のある『ソレ』が付いていなかった。
「ということです………なの、だずげで…俺の尊厳が…」
さっきの緊張した空気とは一変し、穹が助けを求める。って言っても、ウチもこんな事例初めて聞くからどうしようもないんだけど………
「とりあえず…見せれる?本当についてるかは見てみないとわかんないから!ね?」
あまりに信じ難い光景に口を滑らせてしまった。だってこんなの夢の中でも起きないし、本でも見たことない。実際に機能するのかはわかんないけど、せっかく頼ってくれた穹の気持ちを無駄にするわけにはいかない!!
「ぐすん…うん…脱ぐから、ちょっとまって」
いつもの堂々とした態度はどこに行ったのか。おどおどとしていて顔から汗が伝っているのが見える。恥ずかしいのか、緊張しているのか…多分、どっちもなんだろうな。手もズボンにかけるつもりがちょっと滑ってるし…
「………よし、なの、見ていいよ」
確かにウチは「全部脱いで」とは言ってなかった。だからおまけ程度の上着を着てる。穹のことだから恥ずかしさを紛らわすためだとは思うけど、返ってムードを引き立たせてる気がする。
「っ、」
姿を露わにした穹の秘部からは、汁がとろ…♡と溢れている。少量だけど止まることはなく、閉じている足の内腿に伝わっていく。
「…アンタ、興奮、してるの…?」
「、いや、ちが、これは…勝手に、流れてて…」
必死の言い訳をしているけど、それが何を意味するかはウチでもわかる。ウチで、興奮してるんだ。段々と頭がくらくらしてきて正常な判断ができなくなる。一線は超えちゃダメ、だけど、止まれない。
「、なの…!?ほ、ぉ”…♡」
いまだ流れ続ける汁を拭おうと、手のひらを使って秘部を一回撫ぜる。最初は驚いた様子の穹だったのに、良い所…クリトリスに当たったのか甘い声を出した。
「…穹、可愛い…」
「〜〜〜、ひっ、♡」
ちょっとした刺激でも快楽を享受してる。感度が元々高いのかな?顔もすぐに蕩け、口からは涎が垂れてる。ウチも、分かりやすく反応を見せる穹に興奮してきていた。
「まって、やっぱりやめ、ぇえ…♡んぉ…”♡ほ、ぉ”お”〜、♡んぐぅぅううう…♡」
今度は穹のクリトリスを指で少しだけ押し込む。それに応えるように体がびくっ♡と跳ねたり、お腹が凹んだりと忙しい。
「落ち着いて………ね、穹。このまま潮出しちゃっても大丈夫だよ。だから、もっと気持ち良くなって」
一言言い終えると、さっきよりもクリトリスを重点的に手をぱん、ぱんと規則良く叩く。秘部を叩かれてる穹の顔、みんなにも見せたいなあ。すごい縋ってきて、さっきまで立ってたのにもう腰が抜けてる。
「ほ、ぉ、お、お、お?♡♡ぱんぱ、しないでぇ…♡ひ、い、ぎゅぅ…♡なのっこわい、!!やめ、まっん…ぐ、イっ…ぐっ”っっ〜〜〜〜〜♡♡♡♡」
今までの液とは違う、サラサラとした汁がぷしっ!!と音を立てて吹き出した。快楽による疲れか、穹は倒れ込んで痙攣している。先程達したばかりの秘部は余韻で止まることのない液を流していた。
「穹、アンタ………初めてなのに凄いじゃん!!」
「褒められてるのに嬉しくない…」
「あははっ、まあこれでまた様子見よっか!」
「…うん、ありがと。なの」
全然大丈夫!と伝えて軽く会話を済ませたらすっかり事を忘れたように愉快な足取りで帰っていった。これならもう安心できそう。そう思い、ウチも静かに眠りについた。
「〜、ん…♡」
夢か現実かの境界で、目が開かない。瞼は重く、周囲の音を聴き取るだけでも精一杯だった。なんだか今日は目覚めが悪い。それに変な声も聞きえるし…幻聴かな?うわっ、怖いかも!
「ぉ〜”♡いいとこ、当たったぁっ…♡」
幻聴じゃ、ない。この声の主は、間違いなく星穹列車で共に開拓の旅をしている、穹だ。
第一に不思議。今まで穹は無知だからそういうことも知らないのかな。って。
第二に自ら自慰をしていること。好奇心旺盛だとしても、穹は性に関することはかなり消極的だった…と思う。
第三に寝起き。ウチが寝てる間に何をしてたの?という声は口に出ることもなく喉で消化された。
腕はびしょびしょで、目を開けていなくとも秘部の輪郭が分かる。なんで手を使わずに腕で自慰行為をしてるのか…は、多分恥ずかしいからだと思う。快楽を享受しやすいのは手だとしても、どんなことが起きるのかわからないし。
ウチが色んな考察を浮かべていると、ふいに腕を滑らせる感覚が止まった。あれ、もうやめるのかな。って半目を開けて見てみると、体勢を変えている様子だった。それはウチが昨日責めに責めた主張してるソレをわざと押し当てるような形で……………。流石に、無知だとはいえ驚く。位置が落ち着いたんだろう、再び秘部を横に動かして慰めていた。
ちょっと意地悪だけど、いいかな。こんなに可愛いのに手を出さないなんてあんまりじゃん。快楽を求めて腰をへこっ♡へこっ♡って無意識に動かす穹のクリトリスを責め立てるように腕をずぽっ!と抜いた。
「ん、ほっ”っ”〜〜〜〜〜〜♡!?」
「…穹」
「また、可愛がってあげるからね…♡」
コメント
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やっぱりすらさんの作品好きです。神様ァァァァァァァァ😭