朝起きて、新しい生活に少し緊張気味になりながら身支度をした
朝は毎日ジョギングをしようと決意し、近くにある公園の周りを走っている
「はぁはぁはぁ」
呼吸をゆっくりと整え整えながら走っていくとベンチに座っているある人に俺は目を奪われてしまった
その人はメガネがとてもよく似合っている
春が良く似合う人だった
でもそんな勇気もない僕はその人の前を通ることになった
話してみたいな…でもどうやって話せばいいんだ
頭の中がその人でいっぱいになるほど気になってしまった
まさに一目惚れだ
次は話せたらいいな
僕はその人とどう話そう…でも急に話してしまったら嫌われてしまわないか…と考えながら眠りについた…
早く明日にならないかな…
恋する乙女のように顔を赤める僕…
数週間後…いつものように公園の周りをランニングしてると、
あ、あの人だ…
毎日毎日あの人の前を通る度に胸が張り裂けるくらいドキドキしている
今日はものすごく穏やかな風に、桜の木が大きく揺れていた
まるで僕の恋を応援してくれてるみたいに
だから僕は彼に話しかけてみようって…でも何を話せばいいんだろう?
そんなことを考えていると、桜の花びらが彼の頭に乗った
コレは行くしかない…そう思った僕は彼の近くにゆっくりと歩いていった…
「あ、あの…」
と、僕が話しかけると
「ん?どうしました?」
と、僕に微笑みながら返してくれた
その微笑みは眩しすぎて腰が抜けそうになるくらいだった
「は、花びら付いていますよ」
と、僕は言うと
「え、どこですか?」
彼は違う場所を何度も何度も探していた
僕は彼の頭に手を伸ばして、花びらをとった
すると彼はものすごく頬を赤らめたのだ