テラーノベル
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ソウタは納屋の隙間から外の様子を窺った。
さっき丘の向こうに見たゾンビが、一人の老人を執拗に狙っていた。
老人は手に持った爆竹を次から次へと投げて、ゾンビを追い払おうとしていた。
よく見ると、老人の腰に紐でさつまいもが数本ぶら下げられていた。
ソウタはこの老人を助けて、さつまいもを分けて貰おうと思い付いた。
ソウタは納屋を出て、注意深くゾンビの背後に回り、持っていた斧をゾンビに振り下ろした。
ゾンビはあっけなく倒れた。
驚いた顔でソウタを見た老人は、そのぼろぼろの服装からして、長いこと苦労して生き延びてきたに違いなかった。
ソウタは、
「大丈夫ですか?
僕、三日も何も食べていないんです。
もし良かったら、そのさつまいもを貰えないでしょうか?」
と話し掛けた。
老人は、
「ああ、いいとも、いいとも。
よく助けて下さった。」
と言い、ソウタにさつまいもを二本渡した。
ソウタは喜んで、木の枝と落ち葉を集めてたき火をして、それを焼いた。
ソウタはやっと食べ物にありついたので、夢中でその焼き芋を食べた。
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