「 日本はん!!!!嫌や!!!
こんな最後いややでな!?
消えたら許さへんから!!!
まだちゃんと謝れてない!!!!」
「恩返しできないまま死なないでよ!?
菊!!ねぇ待ってよ!!今救急呼んだから!!
それまでここで寝転んでよ、?」
パラオと俺は日本はんを寝かせようとするも、
日本はんは膝から崩れ落ち砂のように先程の腕が消えていた。
「あかん、消えてまう、
人の医師に聞いたってあかへんわ、どないしよ、
どないすればいい、、?
世界の人に聞けばええか、?
そんなことしとる間に消えてまう、
どないしよ、どないしよ、、」
『 あは 、はははッ 、 やっと楽になれます
もう迷惑をかけることもない 笑 』
「 馬鹿なこと言わないでよ!!
こんな時に!!!それが本音だったとしても
今の言葉は許さないからね!!!」
日本はんの右頬にヒビが割れ始めた 。
もう片方の腕も胴体から落ちて、
両足は砂となり、段々と塵になって消えていく。
先程の腕はもうない 。
「 嫌だッ 、嫌だッ 、まだ、まだある!!!
まだできることが!!!」
日本はんは当たり前のように目を閉じ始めた。
ダメだ。目を閉じてしまえばもう 。
「お願いやから目を開けて!!!!
目開けてや!!!!頼むから!!!
目を開けてて!!!」
そう言うと彼のもう片方の目が再び開き始めた。
彼の顔は穏やかで、微笑んでいた。
やめてや。最後の時だけそう言う顔する。
「 消えさせへんからな。 」
俺はメール交換しとる国が少ないが、
アメリカさんは無理やり入れられた。
何かあったらすぐにと。
良かった。誰かと繋いでいただけマシだ。
電話をかければすぐに出た 。
「 すんまへん、今すぐパラオに来てくれまへんか?」
「日本がそこにいるのかい?」
「… もう居なくなってしまうんですわ、、
消えていくんや。日本はんの体が 。
日本じゃなくなってもうたから!!!
どうしたらええのか分からへん、、
助けてください 、お願いします 、、」
「 今ちょうど日本について2分くらいなんだ。
直ぐにそっちに飛行機を回すよ。
どうしたらいいのかは 、正直僕にも分からないよ。
他の国も一緒だから 、待ってて。
君はとりあえず落ち着くことを優先した方が良さそうだね。
…… 今どのくらい体は消えてるんだい?」
「 四肢はもうないです、
片頬も消えかかって片目も 。今横腹ら辺からヒビが割れ始めています 。」
「分かった 。まだ間に合いそうでよかったよ。
すぐ行くから 。」
五分ほどすれば 米 、英 、中 、蘭 が着いた。
「 大丈夫け ?」
オランダはん は日本はんの所にしゃがみこみ 、
「どうしたらええやざ 、」
「 … 菊 、なんでこうなったか教えてやるある 、」
涙ながら話しかけたのは中国はん、
しかしそれは心配している表情でもあり、
怒っている表情だ。まるで我が子が事故にあったあとのような顔。
「 … お前は 、国を飛び出してしばらく、ここにとどまったある 、
お前は国に相応しくないと 、思ってしまったこと、
東京としての資格も未だ貰えてないのに、
国としての権限があるにもかかわらずに、
お前は飛び出したある、
つまり 、お前はまだ国のまま 、
お前は自分から消えようとしていることに気がついていたあるか?
自サツ行為を繰り返していたから 、
身体が持たなくなった。
再生してしまうと後悔してたある 、
けれど、
何事にも限界は訪れるものある 、
今までの行為が今降り掛かってきたんじゃねぇあるか?
自分でもわかってたはずある。
それと 、お前は国民を愛せなくなっちまったある、
国も 、国民も 、、、
…… 国民 と 国 の狭間である糸を 、
お前は切っちまったからあるよ、
… 自業自得ある、」
日本はんはニコリと微笑んで、
「 申し訳ないばかりです 、」
へらへらと笑う彼の瞳からは大粒の涙が流れ出ていた。
「 もう 、戻れないのかい、?」
「 … 無理だろうな 、いくら俺の魔法でだって 、
不可能だ 。
消えたものを復活させるなんて、、」
「 方法は 、ない ある 、」
「 … 日本は消滅するのかい? 」
「 消滅はしないさ、
…… 新しい日本がいる限りな、」
「 だったら東京が居なくなってしまうじゃないか!」
「 違うあるよ、
日本という存在がある限りまた新しく生まれるある、
国が中心として産まれてくるものあるから、」
「 どうにかならへんのですか!?
消えやんで欲しいんです、!いやや、、こんなん、」
皆さんが私を不安に見つめて 、
涙を流している 。美しいなぁ 、、眩しいなぁ、
こんなにも私は愛されていたのだ、
それに気付かないふりをしていた。
ドイツさんの言う通りですね、
「 お前の自分勝手な性格を改めて治すといい」
そう仰っておりましたね、
目が眩む、嗚呼 、そうか。もう片方の目も消えかかっているんだな 、
体が動かない、もう身体はないんだろうか、
思考も少しづつ、消えていく 、、
「 菊 。 しっかりせんか 。 」
熱い 、
胸が熱い
焼けるように 、 熱い 。
「 しっかりしなさい 。 お国様 !! 」
「 やっぱり 、 放っておけないなぁ!!
私がいないと ほんと ダメなんだから!! 」
「 祖父 、 ? 」
プツリと音が消えてしまった。
あたりは一面真っ暗です 、
しかし 、 どこか 、
懐かしい 。
コメント
15件
ねぇぇぇぇ消えないでぇぇ😭
やばい やばい やばい やばい やばい! 祖国様ー! 祖国様はずっと祖国様ですよー! だから戻ってきてー! ハッピーエンドなれー!!!
私いやですよ!!このまま菊さんが消えたら!どうか…ハッピーエンドであってほしいいいいい…