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🇨🇦「はぁ〜〜〜〜〜……」
え、病気って言ったってどうすればいい訳？僕全くわかんないんだけど……。あ、日本さんに連絡しといた方が良いかな、？
🇺🇸「……なあ、カナダ。」
🇨🇦「ぁ、何？」
🇺🇸「医者はストレスが原因って言ってたけど……何をそんなに抱え込んでるんだよ？」
🇨🇦「…………。」
……何も知らないんだなあ……。
・・・・・・・・・・・・
幼少期、僕と兄さんは、明らかな差があった。…僕の方が頭が良くて、兄さんは出来ない奴だった。
父さんは、長男がこんな風じゃダメだと思ったんだろう。兄さんに四六時中勉強を教えて、何が間違えれば父さんの怒号と兄さんの泣き声。正直飽き飽きしていた。
父さんはずっと兄さんに構ってるもんだから、僕はずっとひとりで遊んでたんだ。寂しかったけど、きっと我慢してればいつか構ってくれるし、いい成績を取れば褒めてくれる。そう期待して、頑張ってた。
幼少期🇨🇦(もっと頑張れば……きっと……)
……でも、意味なんてなかった。父さんはいつまでたっても兄さんに構ってばっかり。僕の事なんか構ってくれやしなかった。都合のいい時だけ兄さんとの引き合いに出して、
🇬🇧「カナダを見習いなさい。」
の一言。きっと僕と比べられるから兄さんも僕のこと嫌いだったんだろうなあ。
……ま、僕も兄さんのことなんか嫌いだけど。あんなに父さんに構ってもらってたのに、急に家出して、そのまま建国して、デカくなっちゃって。それで父さんがやっと僕に構ってくれるかと思えば、ぶっ壊れて酒に溺れて。
僕は、何で期待なんてしたんだろう。期待した、自分が馬鹿だった。
・・・・・・・・・・・・
🇨🇦「……。何だろうね、僕のストレスって」
🇺🇸「hah？自分でも分かってねえのかよ…」
🇨🇦「あはは…」
分かりきってる。僕のストレスの原因なんて分かりきってる。けど、兄さんにも父さんにもそんな事言えない。
……腐っても家族だ……。
🇺🇸「……俺か？」
🇨🇦「え？」
🇺🇸「俺が原因か？」
……、何でそんなこと、言えるんだろう。自分が原因なんて思いたくもないだろうに。
