テラーノベル
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🩷💛(今回のお話は出てきません)
⚠︎BAD系、長話
佐野side
「俺がお前の生きる理由になってやる」
大学時代
慣れないことばかり
友達もいない、勉強もできない、バイトも失敗ばかり、生活も苦しい
「あの … この席空いてますか?」
「え?あぁすいません。友達がくるんで」
「あ、じゃあ向こう側の席は 、?」
「いや普通に気まずいんで嫌なんすけど」
「そう、ですか …すいません。笑」
お待たせ!)
さっき知らん人来て怖かったんけど?笑)
ごめんって〜 笑)
そこそこイケメンでムカついたわ)
なにそれ 笑見たかった 〜)
いやいや見ない方がいい。 あーいう顔は人生得して生きてんだから冷たくしてやったわ笑)
はぁ?ひどすぎー 笑)
勇気をだして話しかけても
毎回こうなる。言い返せない自分が情けない
この顔が大っ嫌い。
「遅れました… っ」
「やっと来た…、ちょっと困るよ」
「電車が遅延してしまって…」
「こっちはただでさえ人手不足なんだから」
「すぐに準備します」
「これ、注文間違えてんだけど?」
「えっと …俺この時あちらのお客様対応しててこの注文は先輩が対応したものじゃ …?」
「俺がこんなミスするわけないだろ? どうせお前が忘れてんだよ とっとと謝罪してこい」
「す、 すいません … いってきます、。」
理不尽に怒られて
理不尽に嫌味言われて
疲れた
自殺 手順
痛くない死に方
薬 買うには
安楽死
スマホを開くと検索履歴はすぐ埋め尽くされる
相談相手も居ない
今日もAIに助けを求める
虐められているわけでも
難病がある訳でもない
特別な辛い理由がある訳じゃないのに
この状況から逃げ出したいという一心が強い
一度、本気で死んでやろうと思った
「生きてても楽しいことないし…」
「ここから飛び降りたら死ねるかな」
自分が住んでるマンションの屋上
5階建てである程度の高さはある
「ッ … あ〜 こっわ … 笑」
どんどん滲み出てくる手汗で
掴んでいる手が滑ってくる
冷や汗と震えが止まらない
吹いてくる風で落ちてしまいそうだ
「絶対に今日死んでやる」
目を瞑り、足を徐々に外へ出す
「3つ数えたら落ちる…3つ数えたら落ちる…3つ数えたら落ちる」
1
2
3
無理だ。死ねない。怖い。
極度の興奮状態で頭が回らない
拳を自分の腹に叩きつける
やっぱり無理だった
今の俺には死ねる勇気がない
「結局、何にもできないじゃんかよ… ッ 」
今、俺はサラリーマンとして働いている
案の定 社会に馴染むのが苦手で
上司ガチャは失敗だし
部署ガチャも失敗
面接では俺の行きたいとこ行かせてくれるって言ってたのにな
「この資料今日までって言ったよな?」
「すいません…午後には終わらせますので」
「午後は会議が入ってるって言っただろ?その時に使うから午前中に出せってことなんだよ」
「今すぐ作ります…」
嘘つき。
そんなこと昨日は一言も言ってなかった
指摘すると怒るし
黙って引き受ければいい
「なんだその被害者ズラ ッ 気に食わん… ッ」
「す、すいません… 俺が悪いので ッ」
「そういうこと言うと俺が悪いみたいだろ?
本当に配慮が足りないよね君は」
「すいません。」
配慮って
こっちはあんたに気ぃ使って散々なんだよ
自分の仕事も溜まっている
残業してない日あったっけ?
疲労とストレスでいっぱいいっぱいだ。
「大丈夫だった?気持ちの切り替えにと思ってコーヒー入れて置いたよ 笑 ゆっくり飲みな」
上司のありさ さん。
「はい。平気です…笑 すぐに仕事片付けないとまた言われちゃうんで」
「そっか 、。」
「コーヒーありがとうございます っ。 ありがたく頂戴します。 」
可愛いのにいつも気にかけてくれる
頼れるのはありさ さんだけ。
「佐野くん お疲れ様」
ありさ さんから話しかけて貰えた
口角が上がるのを我慢する
「お疲れ様です っ!」
「これ今日中にって言われてた仕事なんだけどさ、今日どうしても外せない用事あって…」
「俺がやっときましょうか…?」
「ほんとに!! ありがとう 〜助かったよ」
人からの感謝はあまり嬉しくなかった
でもありさ さんからの感謝は嬉しい。
自分の仕事が残っていることを忘れて
山積みになった資料をもらう
「じゃあ また明日 !」
「はい、お疲れ様です っ!」
これはオールかな …
自分が思っていたよりも量が多く
とてもじゃないが短時間で終わりそうにない
ありさ さん何してんだろうな
「佐野くん 昨日の仕事終わった?」
「はい こんな感じで大丈夫ですか?」
「うん、完璧すぎるよ! ありがとう」
「良かったです」
「もしかして寝れてない? 」
「いやいや全然大丈夫ですから」
「…佐野くんってさ彼女とかいるの?」
「へ、?」
心臓の音が早い
顔が熱くなってるのが分かる
「い、いないです…けど」
「そっか、良かった 笑」
俺の中の暗闇に光が差し込んだ
俺を救ってくれるのはこの人だったんだ
仕事も終わり、今日はスムーズに終えられた
「ありさ さん 今日空いてますか?」
「今日はお母さんの面倒見ないといけなくて」
「? 」
「うちのお母さん昔から病弱でさ、毎日面倒見てるんだけどなかなか良くならなくて…」
「大変ですね …」
「まぁ私、仕事遅いから帰りも遅くなっちゃって…笑 全然助けられてないんだよね」
俺みたいに辛い人がいるんだ
俺が助けなきゃ
「どのくらい残ってるんですか?仕事」
「え? こ、このプレゼンの資料」
「俺やりますよ」
「いや!悪いよ」
「いいんです やらせてください」
「本当に?」
「お母さん、心配ですもん」
「佐野くんには助けてもらったばっかだね…笑 ありがとう。 本当にありがとう っ」
「俺はいいんで早く行ってあげてください」
「うん、 早く借りは返すから」
人の役に立てるってなんて気持ちいいんだろう
「今日は久々に飲みでも行かねぇーか?」
珍しく上司が話しかける
「いいですけど…まだ仕事残ってて」
「今日はお偉いさんが来るんだよ。 気に入られるように腹空けとけよ?住所送ったから」
俺酒苦手なんだけどな
過去にもサークルの飲み会でお酒を飲んだが
3杯が限界。
腹空けとけって言われても…
「行くよな? 」
「はい、。仕事が終わり次第向かいます」
こういう時に限って断れないんだよな
「遅れました。」
「おぉきたきた 遅いぞー?」
相当酔ってるな
近づくだけで酒くさい
「例の子かね?」
取引先の人
この人も結構飲んでるな
これあと片付けとか俺がすんのかな
あーめんど
「なかなかのイケメンじゃないか」
「は は …」
「ほら、どんどん飲みなさい」
「は、 はい 〜 笑」
上手く笑えてるだろうか
苦手な空間に留まること自体が嫌なのに
「ほら飲めよ 、 全部奢りだからよ」
「いやいや、 俺は…」
「飲まねぇーとお前の立場が危ういぞ?」
耳打ちされる
震える手を抑えて瓶に口付ける
ゴクゴク
「っは … う、 うまいです 、 っ」
吐きそうになる
喉を強く締めて2杯目をニコニコでもらう
「おなかいっぱいになってきました笑」
「まだまだ全然飲んでないじゃないか
お宅の社員さんは小柄なのかね」
「い、 いえいえ!!そんなことは…」
血走る目でこちらを見つめる
飲め飲めと言わんばかりに酒を押し付ける
「 っ もう 大丈夫です … ッ ほんとに … ッ」
「そんなんじゃ面白くないだろ? ほら飲め」
圧に耐えられない
ゴクゴクゴクゴク… ッ
「 … っぷは う ゛ ッ 」
「ちょ、ここで吐くとか論外だからな?」
「すいませ… ッ うぐ ゛ 」
「すいません こいつ空気読めないもんで 笑」
飲み込もうとするが胃が受け付けない
急いでトイレに駆け込む
「お、 ぇ ゛ … ッ 」
仕事なんてしなけりゃ良かった
どうせ社会不適合者はそのままなんだよ
「あー ゛くそ … 荷物置いてきたし」
黙って帰ろうにも荷物を置き去りにしたくない
かと言ってあの席に戻ればまた飲まされる
「 ッ おえ ゛ … げほっ … 」
一通り吐き出したあとゆっくりと座っていた席へと向かう
でさー 笑)
聞き覚えのある声
ありささんだ。
今日はお母さんの介護があるって言ってたはず
人違いか、?
柱の影に隠れて覗く
「うちの会社に後輩入ってきて」
「えー イケメン?」
「それが ちょー イケメンでさ っ!!
でも上司に嫌われてて毎日怒られてんの笑」
「なにそれウケる 笑」
間違いない。 本人だ
あれは友達か?
「てか、今日仕事大丈夫だったの?」
「大丈夫。その後輩くんがやってくれたから」
「え!やっさしー しごできじゃん」
「んー 実は全然仕事できないノロマ 笑」
「え? じゃあ なんで?」
「あいつ絶対私に惚れててさ 笑 親が病気とかなんだとか言ったら真に受けて引き受けた」
「うわ わっるー 笑 今頃目擦りながら仕事してんじゃない? 笑あんたは朝まで飲んでんのに」
「いいでしょ?別にー こっちもストレス溜まってんの 笑 あんぐらい誰にでもこなせるし」
「そのまま付き合っちゃいなよ」
「嫌に決まってるでしょ? あーいう顔だけいい人はね、 性格 ごみだから 笑」
心臓が止まってる気がする
何時になっても助けなんてないんだ
もう人を好きになるなんて
俺はしてはいけないんだ
「あ、お前遅いぞ ッ!! どんだけ待たせたと思ってんだよ ほら、 続き頼んだから飲め」
「すいません。帰ります。」
「はぁ? ちょ、 待てよ … ッ!!!」
速歩で店を出る
この辺は店の明かりが街頭がわり
人影が少ない場所に行くと真っ暗
とにかく今は人と離れたい
路地裏へ避難する
「なんで …、 なんで報われないんだよ …」
俺必死こいて社会にしがみついてたよな
どうにかしようと頑張ってたよな
なんのためにここまで…
もう終電がないことに気づく
今更走っても間に合わないだろう
「今夜はここで野宿かな …笑」
全てがどうでもいい
このまま死ねたりしないかな…
1台の車の光が見える
あれに轢かれたら…
意思なく足が進む
だめだ
運転手の方に迷惑がかかってしまう
もう止まる気配のない足を叩く
何度も 何度も 叩くが止まらない
でも
これでようやく開放される
#誕生日
百合愛
108
パグモチ
1,336
コメント
4件
ありさぁぁぁぁぁ!
全然🩷💛要素なくてすいません…🙇♀️ 次のお話ではガッツリ出ます!!💦