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〇〇「――――っ・・・・・・、・・・?」
この身に迫る一撃に備え、キツく目を閉じる。
しかし、いつまで待ってもその痛みは訪れない。
不思議に思って恐る恐る目を開けると・・・・・・
先程までヴォックスの顔を映していたモニターが、暗転している。
―――かと思えば、ゆっくりとその首が傾いていき、大きな音を立てて床へと落ちた。
〇〇「・・・え・・・・・・?」
首を失ったその身体の向こうには、凶悪な笑みを浮かべたアラスターが立っていて。
ヴォックスへと振り抜いた鋭い爪を撫でながら、床に落ちた首を見つめていた。
やがてヴォックスの身体も床へと崩れ落ち、
解放された気道から空気が一気に流れ込んで、私は大きく咳き込んだ。
アラスター「・・・貴方にひとつ、アドバイスですヴォックス」
アラスター「私に背を向けないこと・・・・・・当然でしょう?」
爪先についたガラス片を払いながら、アラスターは静かに呟く。
その優雅な立ち姿に、つい目が離せなくなった。
しかし――――
アラスター「・・・・・・っ、・・・・・・」
ほんの少しだけ、アラスターが小さく息を詰まらせたかと思うと
ゆっくりと、その身体が傾いてこちらへと倒れ込んできた。