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お願いだから、現実であってくれ
最近メンタルやばいのでまた病み系に走ります、、
中太は総集編だったのでそちらは長く続ける予定です。
ストーリーを重心的に進めていくので、中太の頻度は少々遅くはなります、。
ていうか僕マジで太宰さん病ませることしか出来ない
だからまたやる( ^ω^)
私は、思ったよ。
『辛いな』って
何回も過去に聞かれたよ。
『どうして?』って
何時も答えたよ。
『分からない』って
そしたら答えは毎回決まってたんだよ。
『それは辛いとは言えないよ。』って
だから毎回言い返すんだ。
『どうして言えないの』って
でも言い方は違えど、結局同じ。
『分からないなら、それはストレスが溜まっただけ。だから大丈夫』
『言えないんだからそれ程大きい問題では無いよ。だから大丈夫。』
『なれない事が多くて、嫌になっただけだよ。だから大丈夫。』
どれだけ優しく言おうが、それが1本の槍になったことには変わりない。
初めは言い返したよ。
『それが辛いんだよ』
とかね。
でも次第にそれは無くなった。
『そっか。まだ大丈夫なんだ。』
って。
太宰「今、時間、は、」
寝起きは言葉が途切れる。
今はよく分かっていないが、何かあるのだろうか。
目を覚まし、傍にある携帯電話にそっと手を伸ばす。
見れば4時半である。
前々から不定期であまり寝ない日々が続いてはいたものの、
夢を必ず覚えているここ最近の状態にはあったことがない。
太宰「毎回、毎回、この夢、、か、」
辛いと言えば大丈夫だって。
まるで自分に言い聞かせるように話しかけてくるような感じだ。
太宰「あれ、自分に、?」
そういえば、話しかける人は必ず砂色の外套に、、綺麗な色をしたループタイ、、
あれ、まるで、
太宰「まるで、わた」
コンコンッ
部屋にノック音が響く。
今迄考えてきたことを忘却してしまった。
それにしてもこんな時間に誰だろうか。
まだ4時半だったはずだ。
敦「太宰さん、入りますよ〜、、」
ガチャッと静かに開けてこっちを見るなり大きく目を見開いて驚きの声を出す。
敦「あれ、太宰、さん?太宰さんですよね?」
どういうことだろうか。
太宰「そう、だけ、ども、」
しまった、まだ途切れてる。
敦「太宰さんッ!」
敦くんが駆け寄ってくる。片手にかけたビニール袋が落ちる。中からは包帯と、消毒、ガーゼ。
包帯以外のふたつは使用したことがあるようで、既に開けられていた。
敦「太宰さんッ、太宰ッさんだ、、」
太宰「え、一寸、どうしたの?」
本当に理解が出来なかった。
誰もが理解できないであろう。
何故ならいつもどおり起きて、途方に暮れてたら、後輩が4時半に入ってきて、こっちを見るなり驚いて駆けつけて泣き掛けで名前を呼んでいるのだから。
太宰「敦くん、私はここにいるよ。安心したまえ、、」
それでも泣くような声で名前を呼ぶ。
太宰「、ゆっくりでいいからね。落ち着いたら教えて欲しいな。」
〜数分後〜
敦「なんだかすみません、。困惑させてしまったようで、、」
明らか申し訳ない顔をして正座をしている。
太宰「大丈夫だよ。さて、これは、?」
敦「あ、そうでしたね、。」
敦くんは私が戸惑わない程度に説明してくれた。
今は午後の4時半です。
太宰さんは1週間前の任務で僕の後ろから追う敵から庇って、、。
大怪我をしたそのまま目を覚ましませんでした。
それから毎日この時間に太宰さんの怪我の治療を行わせてもらいました、。
初めは与謝野先生に、。
それから僕が責任を取ってさせてもらっています。
あ、、すみませんお腹すきましたよね。かにぱんとお茶があります。お話聞きながらどうぞ。
、、それから太宰さんは僕が来る度に唸っていて、。
時々、「どうして」だとか、「大丈夫じゃない」とか、。
与謝野先生もこの怪我であれば1日で目を覚ます筈だとは言っていたんですが、。
今迄の疲れが共に崩れて耐えれなくなっているのだとも言われました。
敦「それで、ッ太宰さんは必ず苦しそうで、ッ、、」
また泣きそうな顔になって必死に説明してくれた。
そっか、。今は4時半だけど夕方だったんだな。
太宰「それにしても、、任務、?」
敦くんの涙を軽く拭って聞いた。
敦「はい、」
太宰「あれ、」
記憶の整理が上手くいっていない。
なんの任務だったかな。
敦「もしかして、覚えてませんか?なら無理に思い出さなくて大丈夫です。今は太宰さんの体調が優先なので、。」
太宰「うん。ありがと。」
太宰「敦くん、、探偵社に行っても大丈夫?」
そう尋ねると直ぐにびっくりして。
表情がよく変わる子だな、、ふふ。
敦「えっ、目覚めたことなら連絡しますし、ッ何より体大丈夫ですか!?」
優しいな、敦くんは。
太宰「皆に直接会って話したいしね。それに、倒れたりしても、ほら。敦くんが居るだろう?」
微笑んで返せば、ほっこりわらって、
敦「ありがとうございます!なら、着替えますか?」
まるで勇者だ。
君は立派なヒーローになれるだろうな。
既になっていそうではあるが。
その後敦くんは着替えを手伝って私の一緒に探偵社に向かった。
まともに前から食べてないのもあって、フラフラはしていたものの、敦くんがいたから心強かった。
1回だけ、よろっとなった時、敦くんが支えてくれたのだけれど、。
敦「待ってください。太宰さん。」
なに?という顔で見れば、
敦「何がなんでも軽すぎます、。ほんとうに180cmの男性ですか、?140cmの女の子ではなく、?」
敦くんは前から食べているのが少なめだった所を見られたこともあった為か、それを含め聞いてくれた。
太宰「ふふふ。大丈夫180cmの美男子だよ。」
敦「本当に大丈夫です、?あ、背負いましょうか!?」
本当に背中に背負おうとしたものだから、一寸びっくりした。
てんやわんやありながらも無事到達。
いつ目覚めてもいいため勤務中に寮に来ていたらしい。流石だね。
ガチャ
1週間ぶりの探偵社。
感覚的にはまだ寝れるし、昨日ぶり感覚だが。
寝れるというか、眠気がすごい。
太宰「おっはようー!!!」
あ、こんにちはかな。
太宰「あ、こんにーちはー!!!」
皆がこっちを向く。
敦くんに腕を回した私を。
、、、少々寒気を感じたのは黙っておこうか。
国木田「太宰か、?ひさ、ひさしいな、?」
流石国木田くん。面白いね。
太宰「やあ国木田くん。今日も元気そうでよかったよ。」
その後やや挨拶祭りが続き、。
敦「、ということで連れてきました」
敦くんが事情を説明してくれた。
太宰「今日は探偵社が終わるまでここにいるよ!帰りはまた敦くんに頼っちゃおうかな?」
敦「はい!任せてください!」
勇敢な後輩だな。笑
私は自分の席に着いて一言。
太宰「なんか、凄い片付いてるね。」
まぁ、予想は簡単につくが、。
国木田「嗚呼、お前の机は妙に紙飛行機やらが多かったからな。捨てない程度に片付けさせてもらった。」
引き出しを開けると私の作品が綺麗に揃えられていた。
さすがだな〜。、笑
関心していたら、突然2倍以上の眠気が襲ってきた。
まずい、ねそう。
ま、いいか。ここは探偵社。みんながいるよ。
あんな夢なんて。見ない、
ゆっくり目を閉じる。