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2番目じゃ嫌だ。

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2番目じゃ嫌だ。

1 - 2番目じゃ嫌だ。

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2023年10月04日

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「ないちゃぁぁぁん、ここどうしたらいいのぉぉぉ……」

『どうしたのいむw編集?』

「うぅ〜……、なんかバグってるとこあって……」

作業通話にずっといるないちゃんに、泣きつきながら通話に上がる。

編集中の動画をチャットに貼り付ければ、どれどれ、と小さく呟き暫く無言になるないちゃん。

また、迷惑かけちゃったかな。と罪悪感を感じつつ、ないちゃんが忙しい中僕のために時間を使ってくれてるんだ。という謎の優越感を感じる。

僕はないちゃんみたいに頭良くないし、ヘマもするし、迷惑はいっぱいかけてきた。

その度にないちゃんは、慰めてくれて、アドバイスをくれて。このまま、僕のことだけ考えてくれないかな、って叶いもしない醜い願いが顔を出す。

『う〜ん、たぶんここがゴチャついてるからバグってるのかな、?』

「なるほど、???」

『いむ、ちゃんと理解できてる?w』

『ここがこうなってるから、……』

僕の理解が遅くても、ないちゃんは教えてくれる。

ないちゃんの隣に立てるように、いっぱい努力したのに。いつまで経っても君の隣には立てない。

まだ、まだ、もうちょっと。

たくさん努力した。

それを、ないちゃんは才能だ、って言ってくれた。

原石だった僕を、石ころじゃなくて宝石に磨いて。

眩しかった。

ないちゃんの隣に立ってるのはいつも僕じゃないし、そんな資格はないのかと何度も思ったけど、君が笑いかけてくれる度、隣に立ちたいって思えた。

ないちゃんの隣には僕は相応しくないのかもしれないけど、僕はないちゃんの中で2番手だったとしても。

隣に立ちたいんだ。

「ねぇ、ないちゃん」

せめて気持ちだけでも。

『ん?』


「好きだよ」




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いむくんだ!全員が楽しみだな〜♥️

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