テラーノベル
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やだよ 、、 死にたくない 。
まだ若井と一緒に居たいよ …
ーー
元貴 side
真っ暗な世界に一人ぼっち。
これは … 夢 ??
一人ぼっちにはもう慣れたけどやっぱり寂しいものは寂しい 。
「 わかい … ?? どこ … 」
僕は無意識のうちに若井のことを探していた 。
もうそれくらいに彼のことを求めているのだ 。
左右を見渡しているとたった1人ぽつんと離れた所に立っている人を見つけた。
_ 若井だ 、、 !!
「 ねぇ !! わか 、 !! ゲホケホ … 」
いつもなら若井から僕に歩み寄ってくれるのに今の若井は別人かのように僕の方へ来てくれない 。
大きな声を出すと身体がびっくりしちゃうから慎重に 、、 。
「 わかい ?? 」
名前を呼んでも 、、 いくら助けを求めても若井からの返事は無い 。
すると突然若井が僕がいる方では無い逆方向へ歩き出した。
え … 行かないで っ 嫌だ 、、 嫌だ 。
「 ねぇ … ねぇ !! ケホ 、、 わかい!! どこ行くの っ 」
僕は走れない … 歩くだけでも苦しいくらいなのに若井は歩くのを辞めてくれない。
若井 … わかい 、、 やだ 。 行かないで 。 離れないでよ。
僕は必死に若井の後ろ姿に手を伸ばすことしか出来ない。
「 … ぃや っ だ 、、 」
胸が苦しい … 嫌だ 、、 嫌だ嫌だ嫌だ 。
行かない っ“ で … 行かないでよ っ !!
「 ハッ 、 ハッ“ … ヒュ 、、 “ ゲホ 」
「 w 、、 ki っ“ … ゲホケホ 、“ ヒュ - ハッ“ 、、 わかっ … 」
ぁ 、、 あ“ … 死んじゃ 、、 ぅ 。
まだ伝えたいこと沢山あるよ … 。
若井のおかげで外に興味を持ったよ 。
若井のおかげで音楽が好きになったよ 。
若井のおかげで生きようって思えたよ 。
若井のおかげで っ !!
初めて人を『 好き 』になる感覚を知れたよ⎯⎯⎯ … 。
〈 _ もと … 君 !? _ き 君 ⎯⎯ !! 〉
嗚呼 … なんで っ なんで __ “ 最後 “ の “ 最期 “ までこんな残酷な夢を見てしまう僕はきっと … 神様に見放されなんだな 。
そこで僕の意識は遮断された 。
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