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今日は俺の命日かもしれない。
「……」
「……」
何故なら、俺はしにがみさんの推しでありガチファンのぴくとさんとよく分からん部屋に閉じ込められているから。
「(羨ましがられるどころかぶっ殺される)」
絡み自体はすごく多いというわけじゃないものの、そこそこ仲のいい友人くらいの関係だ。
いや、キャンプで一緒にお米炊いたりしたけど。
お米仲間になったけども。
今現在、それでもなかなか話しかけるタイミングを逃していた。
俺は誰とでも話ができる社交性があると自負してるつもりではいる。
…いや、いくらぴくとさん本人が自身をコミュ障とか言ってたとしても、社交性がないと言ってるわけじゃない、決して。
こんなこと思ったことさえもしにがみさんに知られたら殺される。
「(声、かけるか)」
ソワソワしてるぴくとさんに近付く。
とりあえず体力温存はしといた方がよさそうだし、ソファーに座って策を考えた方がいい。
「あのぴくとさん」
「うわっハイッ!!」
裏返る声に驚かせてしまったみたいで謝る。
漫画みたいな驚き方にこっちも驚く。
そういえばビビりとも言ってたな…。
「、ごめんなさい…驚かせるつもりなかったんですけど……あの、とりあえず座りませんかって言おうと思って…」
ソファーを指差しぴくとさんに言う。
「あっ、あー!そうですね」
とりあえずソファーに2人で座る。
「……」
「……」
「(なんかめっちゃ距離取られてね?俺、ぴくとさんになんかしたんかな…)」
あれ、じゃあやっぱりしにがみさんに殺されるのは確定?
4人掛けくらいの大きく広い座り心地のいいソファー。
右寄りのところに俺は座ってるんだけど、ぴくとさんは左の1番端っこに身を寄せていた。
「(え?もしかして実は嫌われてたとか…?)」
それはそれでショックである。
ぴくさん呼びしても許されてる仲だと思ってたのに。
「……」
隣にちらりと目線だけ向ければぴくとさんは天井や壁を見ていた。
どことなく忙しなく動いてる目と
、その横顔を袋越しに見る。
「(…つーか、この人もホントにかっこいいな)」
どうして俺の周りには顔面偏差値の高い人たちしかいないんだろうか。
世の中不公平だ。
自分の平凡さに泣きそうになる。
こんなん被ってたら変質者と変わらないけどさ。
いや、被ってなくても普通の顔だし、取り柄も特徴もない顔だけど。
「……」
相変わらず視線は忙しいけど、無言なぴくとさん。
何か話題でもあれば…。
なんてことを思いながら視線を自分のつま先に向けた。
頭に被る袋を取ってテーブルに置く。
「(部屋、もう一回見て回ろうかな…こっちの方がよく見えるし、なんか見落としてんのかもしんねぇし)」
うんうんと1人首を傾げながら悩む。
「………」
「………」
でも変な人が出てきても怖いし。
やっぱやめとこうかな、とか思ったりして。
結局、長い沈黙がしばらくの間流れた。
「(こういう状況なったことないしな…)」
ここに一緒に閉じ込められたのがクロノアさんとか、ぺいんとだったらどうにかできたと思う。
もし俺のこと、ぴくとさんが嫌いだったら、一分一秒でもさっさとここから出たいと思ってるかもしれない。
そうだとしたらなんか悲しいなと、少し目元が潤んだ。
物理的にも、何となく心理的にも距離が空けられて。
「(早くここから出たい…)」
「ねぇ、トラゾーさんってさ」
突然話しかけてきたぴくとさんの方を涙目で見る。
「は、はい…?」
「無防備だってよく言われたりしません?」
「ぅん?むぼうび…⁇」
緑がかった黒目が俺を見下ろしていた。
いつの間にか俺の前にぴくとさんが立っていたのだ。
「え?」
「百面相、ずっとしてるけど」
「へ」
まさか見られてた。
変な顔してるのを。
「ぁ…えっと、すみませんッ…どうすればとか、考えてて…っ、あ、あの…ぴくとさん…?」
どうして俺はぴくとさんに囲い込まれてるんだ。
てか、顔近っ。
「やっぱ無防備じゃん」
「ぇ」
「ッ♡、〜~♡⁇、♡♡?」
あれ、なんで俺、ぴくとさんとこんなことしてんだ?
どうして、こうなった?
これもし、しにがみさんに知られたら、ぶっころ、
「トラゾーさん考え事?ダメだよこういう時他のこと考えたら」
「ふゃあぁッ♡♡⁈」
あれ、あれ?
これって、もしかして、
「俺とえっちなことしてんのに、他のこと考えちゃダメでしょ?」
「ひぁっ♡」
広いソファーに押し倒されて、後ろからぴくとさんのを挿れられてる。
なんで?
「ぇ♡、ふ、ぇ…ッ♡♡⁇」
「混乱してる?かっわいー♡」
ごちゅんっと1番奥まで入れられ目を大きく見開いた。
「はッぁんんン〜〜っ♡♡⁈」
「トラゾーさんさ、人との距離の詰めかた考えた方がいいかもしれんね?」
「ど、っ、いうッ♡⁇」
「人と仲良くなるの上手みたいだけど、俺みたいに勘違いしちゃう人間が出てくるよって話」
「へ、ッ♡?へ…ぁ♡⁇」
体格的には俺の方が勝ってるのに逃げられなくて。
与えられるものに抗えなくて。
「だから言ったじゃん。無防備だって」
「お、れッ、♡むぼ、ーび、じゃ、なっ…♡」
きゅっと上から手首を押さえつけられる。
ズルルル、とゆっくり擦り付けられるように抜かれたかと思ったらナカを抉るようにして1番奥まで突かれた。
「んひゃぅゔっ♡♡♡!!」
「無防備鈍感無自覚?そういうの言われるでしょ。日常組の人たちにも、その他の人たちにも」
「あぅ゛ッッ♡♡!!?」
奥を突き上げられるように突かれて腰が浮く。
ジンジンと疼くような気持ちよさにソファーに顔を押し付けてはしたなくなってる顔を隠した。
言われてる気もする。
だけど自分には当てはまってねぇしと聞き流していた。
仮にそうだとしても、だから何なんだろうと思うだけだったから。
「俺には当てはまんねぇし、だから?って思ってるんじゃね?」
「っ、つ♡♡!!」
「ほら、そういうとこ。だから俺みたいなクソぼっちに捕まっちゃうんだよ」
ナカから自身を抜いたぴくとさんに正面を向かされて、顔を晒す羽目になった。
「うわぁ♡このカオもかわい〜♡♡」
「ゃ、やでッ、す♡、みちゃ、だ、ッめ…っ♡」
「俺なんてこんなことになるわけない〜、とか思ってんでしょ?」
膝裏を掴まれて全体重をかけられるような抽挿に仰け反ろうとした身体はぐっと押さえつけられ、奥のもっとダメなところにぴくとさんのが入ってしまった。
「カヒュッ…♡♡!!」
こんな優しい顔しながら、してることが全く正反対すぎて首を振ってどうにか逃げようとしていた。
「ダメじゃん。逃げたら、さっ♡!」
「ひぁ゛〜〜っっ♡♡!!!」
ビリリッと電流が身体を駆け巡って頭がショートしそうになる程の快楽に飲まれる。
知らなかった快感に俺は何かを吹いた。
「てか、もしかして俺がトラゾーさんのハジメテ?まじ⁇」
「〜ッ、♡!〜〜~゛♡♡ッ!!」
「ライバル多いと思ってたんだけど、俺ラッキーじゃん」
饒舌に弾む嬉しそうな声色でぴくとさんが目を細めながら俺を見下ろす。
「トラゾーさん気を付けなきゃダメだよ」
「ぁ、ひっぐ♡んぅうッッ♡♡」
「男は狼なんだって。虎視眈々と狙われてるの気付かないと」
ばちゅっ!と肌のぶつかる音に喉が震えて、自分じゃないみたいな声がひっきりなしに口から出ていく。
「虎のクセに狙われてんの知らんかった?トラゾーさんとこのクロノアさんだって、俺とおんなじことしようとしてたの知らないでしょ」
「しッ♡⁈、ら、なぃ゛っ♡♡!!」
「だろうなー。トラゾーさん超が付くくらい鈍感だもんね」
何を思ったかぴくとさんは外れかけてる自身の蝶ネクタイを取ってしまって俺のモノの根本をそれで縛った。
「ひゃぁ゛んッ♡♡」
「ハジメテの身体にメスイキさせたらどうなっちゃうかな?さっきちょっと潮吹きしてたけど」
メスイキ?
メスイキって何?
潮吹きって⁇
「なぁんにも知らないトラゾーさんに、こういうこと教えてあげんの愉し〜♡」
ナカのしこりをゴリゴリと押し潰されながら、奥まで抉り上げられる。
「ヅ♡゛♡____ッ〜~~♡♡♡゛!!」
「ココまで俺の入ってるのわかるかな♡⁇」
ぐぐっ、と下腹部を押さえられた。
「ひぉ゛ゔっ♡♡⁈⁈」
外側からぴくとさんの形を覚え込まされるようにして押される。
その度にナカがきゅうと締まってしまって、余計に形をありありと感じ取っていた。
「だめ、ッッ♡!ぉ、ッ♡おし、た、らっ♡♡ら゛ぇ…ッ♡♡!!」
ぞわぞわと身体の中が快楽に蝕まれていく。
縛られてるせいで射精すこともできず、なのに出したくて、排尿感に似た感覚にぴくとさんを押し返そうとした。
「ダーメ♡♡」
1番ダメな場所にぐぽっとハマった音が聞こえた気がした瞬間、今まで感じたことのない深くて重たい気持ちよさに首が大きく仰け反った。
「─゛♡!──♡!!──ー、〜〜〜♡゛♡~~゛!〜ーーーッ、__、_ッッ♡゛♡♡♡゛───ッ!!!」
「メスイキできたね♡すげぇよトラゾーさん♡♡」
沼に落とされて沈まされていくような。
そのくらい深くて連続でイかされてるような感覚。
「あ。そういやここってどうやったら出れるんだろう⁇」
涼しい顔をして奥をガツガツと責め立てられ、メスイキしながらメスイキさせられる。
「こゎ゛ッ、れ゛るぅ゛ゔっっ♡♡しぬ゛しぬ゛ッッ、し、ん゛じゃ、ぃ゛ま、すぅ゛〜〜っ♡♡♡」
「死なんて♡気持ちいいだけなんだから♡♡」
押し返そうとした手からは力が抜けてぴくぴくと痙攣していた。
持ち上げられてる片脚も脱力して揺れている。
「まぁ開くまでしたらいっか♡大丈夫そうでしょ?トラゾーさん」
無理だと首を振っても、ぴくとさんはきょとんとするだけで。
「ら゛ぃじょ、ば、ない゛ッ♡♡」
「大丈夫だよね?そうでしょ?」
詰め寄られ、ナカを押される。
「ぁ゛、がッ…♡♡」
「俺さぁ、トラゾーさんの胸筋触ったことあったじゃん?そん時はカチカチっつたけど」
面白みのかけらもない俺の胸に手を置いたぴくとさんが、きゅむ、と揉むようにして掴んできた。
「ふ、ぁ゛あっ♡♡!」
「ちゃんとした筋肉って柔らかいんだよなぁ」
「も、もま゛っ♡ない、で、ッ、くだ、さぃッ♡♡」
腰の動きを止めて胸を揉み始められてナカが急に寂しくなる。
そんな風に感じたくないのに。
「ぺいんとさんによくネタにされてるじゃん、ココ」
「あ゛ッッ♡!!」
ツンッと指先で触られて肩が跳ねた。
こんな軽く触られただけなのに、生理現象のせいもあってソコはつん、と勃っていた。
「今すごい締まったけど、トラゾーさんココ弄られんの好きなん⁇」
「ゎ゛ッ、かり、ま♡せ、んンッ♡♡」
「俺がハジメテだもんね。そっかそっかごめん♡」
「はぅン゛ッ♡♡!!」
右は爪で強く引っ掻かれ、左は伸ばされるように捏ね回される。
「よい、しょっ♡!」
「んぐぅゔぅ〜〜っっ♡♡♡!」
そっちで身悶えていたら、ぴたりと止まっていた腰を急に激しく打ち付けられた。
あまりの衝撃に力の抜けてた手を俺はぎゅぅうと握り締めた。
縛られてるせいでメスイキ?ばっかして、俺のソコは射精せないせいで腫れている。
「うわぁ、この状態でココになんか挿れてやりてぇー」
右手を胸から離し、縛られていてもソコから溢れる何ともつかない液体を塗り込むように先っぽを指先でぐりぐりと弄られた。
「ぃあ゛ぁ゛あッッッ♡♡♡!!?」
「感度すげぇ…。ホント、今までよく無事でしたね?旅行とか行った先で襲われたりせんかった?」
首を振ることもできないくらいの絶頂感に戻れなくなる。
「けどセコムいたから大丈夫だったのか。……そのセコムしてたのも水の泡だけどね♡」
ぴくとさんが汗で張り付く俺の前髪をあげて額をくっつけてきた。
「俺のになってよトラゾーさん。拒否権はないけどね♡」
「ぴ、く、さッ…♡♡!」
咄嗟に愛称で呼んでしまってはっとする。
「俺、トラゾーさんのぴくさん呼び好きなんよね。だからもっと呼んで欲しいな♡」
「ぴく、さん…っ♡⁇」
戻れないとこまで堕ちた頭で言われたことを反芻した。
喜ぶ顔が見たくなって。
「ぇえ?すぐ呼んでくれんじゃん♡」
「ッぴ、くさ、んっ♡」
自分の大事なメンバーで大切な友達の推しに俺はこんなことされて、はしたなく悦んで。
知られたらホントに殺されるかもしれない。
僕の推しに何させてんだって。
「あーほらまた別のこと考えてる。ダメってば。今、トラゾーさんのこと気持ちよくさせてんの誰だっけ⁇」
「ぴ、ぴく、さ、んッ、れす…っ♡♡」
「うん、そうだよね。だったら今は俺以外のこと考えるのダメっしょ♡?」
ぼろぼろ落ちる涙を吸われて、にこりとぴくとさんが笑った。
「は、ぅっ♡ご、ごめ、ンな、さ、ぃ…ッ♡♡」
「素直に謝れていい子。じゃあもう俺に集中しててね♡」
「はぃ…っ♡」
ちゅっと軽い触れ合いのキスが深くなっていく。
「っふ、ンぅ♡!」
ここから出られないことよりも与えられる快楽の方が俺は怖い。
ぴくとさんから与えられることが。
「(溶けそうだ、)」
けどそれをずっと与えて欲しいと思うくらいに思考は侵されていた。
享受される全てが、嬉しいというものに変換されていく。
ずっと、このままでもいいって思うほど。
コメント
11件

ぴくとさんだと!? 珍し過ぎてびっくりしたけど普通に好きです(^q^) あと、リクエスト何ですがリアトラでケーキパロできますでしょうか……?
本当に好きですありがとうございます😭変なカプなのにこんな上手に書いてくれるとは😭😭💖
初めて見たピクトラがめっちゃ良かった、!ピクトラが良いんだろうし、何より!これを書いてるポン酢さんが良いんですよ!最高だったので、また書いてください!