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 knは将来画家になるのが夢で、naはホテルのオーナー…俺は………
 sh「!!」
 夢の途中で俺は目が覚める。
 sh「俺は…」
あれから数日が経ち、naと一緒に外に出ていた。久々に街に行く事になり俺はメガネと帽子を深く被りnaの背中をついて行く。
 na「久々に街にきたなぁー。shkは大丈夫?」
sh「なんとか…。俺、気づかれてない?」
na「大丈夫だって!逆にコソコソしてる方が目立つよ。」
 たくさんの人が行き交う中を歩く。今までなら色々な声が聞こえてくるのに本当に気づかれてないのだろう。自然と歩く事が出来ていた。
 na「あ!あれ一回食べてみたかったんだよなー。ちょっと買ってくるからここに座って待ってて。」
sh「え、あぁ。わかった。」
 俺は不安ながらも指定された場所に座り露店に走るnaを見つめていた。
 ?「君!危ないっ!」
 咄嗟に誰かが叫ぶ。叫んだ人は上を見ていて俺もそちらを見ると長い鉄骨が降ってきている。慌てて 下を見るとちょうど落下地点にnaがいる…
 sh「na!!!」
 俺は名前を呼ぶ。間に合わない…そう思い俺は目を瞑ってしまう。
 ?「大丈夫か!?」
?「誰か!救急車!」
 俺はゆっくりと目を開けてnaを視界に捉える。naは誰かに抱き抱えられていてぐったりとしている。 俺は急いでnaの元に駆け寄る。
 sh「na!?na!?」
?「おい、あまり揺らすな!少し離れろ!」
 誰かに俺は肩を押されて転んでしまう。その拍子で帽子や眼鏡が外れてしまった。
 ?「おい…嘘だろ…」
 ざわつく周囲に俺は咄嗟に帽子と眼鏡を着ける。
 ?「これってやっぱり災いなんじゃ…」
?「緑の目だ!やっぱり悪い事が起きてしまうんだ!」
 周りが更にざわつき出す。俺はnaを放っておく事も出来ずその場にしゃがみ込む。
 na「ん…っsh…k?」
sh「na!」
?「おい!近寄るな!」
?「お前のせいでこうなったんだぞ!」
na「ちが…shkのせいじゃ…ない…」
?「あっちにいけよ!」
sh「嫌だっ!…na!俺の友達なんだ!」
?「おい!誰かこいつをどこかに連れ出せ!!」
 俺は知らない大人達に肩をつかまれてその場から離される。遠くなるnaに必死に手を伸ばすも届くはずも無く俺の視界からnaが消える…。
sh「う…っ… 」
 痛みで目が覚める…。起きあがろうとするが体があちこち痛みすぐに起き上がる事が出来なかった。
 sh「na…」
 なんとか痛みを堪えて起き上がり辺りを見渡すと倉庫のような場所で隙間の窓からオレンジの光が差し込んでいるのがわかった。
 sh「na…に会わなきゃ…」
 精一杯の力を振り絞り立ち上がるも一歩進んだ瞬間に膝から崩れ落ちる。せめて、naが無事かどうかが知れれば…
 ?「うわぁー…ひどいなぁ。」
sh「だ、誰!?」
?「ねぇ、どうしてあんなに殴られてたの?悪い事でもした?」
 俺は急に声をかけられてびっくりする。
何が何だかわからなくて俺は無理矢理逃げようと体を必死に動かす。
 ?「ちょっと、動いたら駄目だって。ちゃんと救急車よんだから!」
sh「へ?」
?「さすがに大人を止める事は出来なかったや。ごめんね。」
sh「いや…でも、救急車なんて意味ない。」
?「どうして?もしかしてその目?」
sh「…知ってるの? 」
?「いや、大人達がそう言いながら君の事殴ってたから…。」
sh「そうか。俺の目は皆んなに嫌われてる。だからきっと診てもらえないと思う。」
?「なら僕が一緒について行くよ。」
sh「…なんで?」
?「だって僕のお父さんは有名な“記者”だからね〜。」
 俺はそれがなぜいいのかわからず首を傾げる。あはは!と笑いながら『わからなくていいよ、見てればわかるから。』と俺の側に座り二人で救急車の到着を待った。