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第2話「はじめての夕食」
蘭が𝐩𝐫𝐢𝐬𝐦に引っ越してきて、数時間。
來「蘭くん、もう部屋は見た?」
蘭「うん。すごく綺麗でびっくりした」
葉流「でしょ?この家、僕が結構おしゃれにしてるんだよ」
風雅「……ほとんど葉流の趣味だけどな」
葉流「それ、褒めてる?」
風雅「別に」
蘭は2人のやり取りを見て、思わず笑った。
蘭「ふふっ。みんな仲良しなんだね」
真明「うん。毎日こんな感じだよ」
塁「……騒がしいけどね」
來「塁、それ言っちゃう?」
リビングに笑い声が広がる。
すると、キッチンから琥珀が顔を出した。
琥珀「そろそろ夕飯にしようと思うんだけど、蘭くんも食べる?」
蘭「もちろん。よかったら僕も作るよ」
琥珀「料理できるの?」
蘭「うん。料理するの好きなんだ」
來「じゃあ一緒に作ろう!」
蘭「いいよ」
キッチンに立った蘭は、慣れた手つきで料理を始める。
琥珀「今日は何を作る?」
蘭「グラタンとパエリア、それともやしのナムルにしようかな」
來「えっ、豪華すぎない!?」
葉流「蘭くん、料理上手なんだね」
真明「楽しみ……」
塁も黙ってキッチンの様子を見ていた。
やがて、焼きたてのグラタンと色鮮やかなパエリア、さっぱりしたもやしのナムルがテーブルに並ぶ。
蘭「できたよ。みんなで食べよう」
來「いただきます!」
一口食べた來が、目を輝かせる。
來「美味しい!!」
琥珀「本当に美味しいね」
真明「蘭くん、すごい……」
葉流「毎日蘭くんの料理食べたいかも」
塁「……うん。美味しい」
風雅「……かなり美味しい」
蘭「よかった。みんなに喜んでもらえて嬉しい」
蘭が笑う。
その笑顔を見た6人は、なぜか少しだけ胸が騒いだ。
まだ誰も気づいていない。
この日から少しずつ、蘭が6人にとって特別な存在になっていくことを――。
コメント
1件
うわあ、料理の描写がすごく丁寧で、グラタンもパエリアもナムルも全部美味しそう…! 蘭くんがキッチンに立って「僕も作るよ」って自然に申し出るシーンに、彼の優しさがよく表れてるなって思いました。6人がそれぞれ一口食べて「美味しい」って言うところ、一人ひとりの反応が違うのもいいですね。そして最後の「まだ誰も気づいていない」で終わる余韻が、これからの関係性の変化を予感させてドキドキします。次の話が楽しみです!